異説「第二次世界大戦」
ナチスの台頭には、原因になった事情がある。
先に起きた「第一次世界大戦」で、ドイツに勝たなければならないフランスは、アメリカからどんどんと武器を買った。
敗戦すると、凄まじい賠償責任が課されるためだ。
しかし、フランスはどんどんと武器を買えるだけのお金がない。
そこで、アメリカの富豪モルガンから多大な資金援助を受けた。
その甲斐あってフランスは勝利する。
しかしモルガンから借金した金額は莫大で、簡単には返済できない。
そこで敗戦国のドイツからどんどんとお金を巻き上げた。
お金を巻き上げられ続けるドイツは、超経済不況に陥る。
これがハイパーインフレだ。
ドイツの片田舎に住むとある老人は、食べ物を買うために家を売っても実際にお金が手元に入るのは一週間後だ。
しかしハイパーインフレに見舞われているドイツでは、その一週間の間にも貨幣価値が急激に下がっていく。
その結果、老人が家を売ったお金が手元にくる時には、ほとんど価値を失っていた。
家を売ったお金で買えたのは一切れのバターだった。
そんな状況を打破するために、ドイツはもう一度戦争に突入し、勝戦国に返り咲く道を選んだ。
一か八かの賭けであったが、自国民のために立ち上がったのがヒトラーだった。
ヒトラーは、どんどんとお金を巻き上げるフランスに対して「NO」を突き付けた。
それとは逆に、自国民に対しては素晴らしい政策を打ち出していた。
国中に道路網を整備し、国内の各都市を車で45分で結ぶという構想だ。
それは自国民の仕事を創出し、それで得たお金は自国民に分配した。
そしてその道路を走る車の製造も仕事を生み、ヒトラーは「車は家庭に1台」を掲げた。
これが「アウトバーン」と「フォルクスワーゲン」だ。
ヒトラーはこの戦争の全ての責任を負うために、自身を「総統」と名乗り、フランスに対して宣戦布告。
勝算はあった。
高まった労働力と自尊心と武器兵器の製造により、高い戦闘力を得ていたからだ。
それを背景に、まず南のオーストリアを併合し、西にはフランスを、東にはソ連を、北にはイギリスを相手に戦争を仕掛けた。
しかし連合を組む三国と、それに同調した強大な大国アメリカを相手にするには限界があった。
そして再び敗戦国となってしまう。
しかし連合国は、敗戦国をハイパーインフレにしてしまうと大変な事になる事を学び、過大な賠償を課すのではなく、少しずつ、しかしいつまでも吸い上げる政策をとった。
それが現在のEUである。
EUへの拠出金は、加入する諸国の中ではドイツが断トツで多く、経済危機に陥っている国々に経済支援をさせた。
メルケル首相が公の場で、欧米各国に不満を漏らした理由はここにある。
また、メルケル首相がソ連に事実上の支配を受けていた東ドイツ出身であったことも、強気な姿勢をとれた理由でもあっただろう。
この構図はアメリカと日本の間にも、同様に存在する。
また、敗戦国のドイツと日本には、強大な兵力と核兵器を持たせない事も重要である。
話はそれるが、ナチスが用いていた鍵十字は、欧米にとって憎き紋章であるため、日本の仏教で愛と平和を表す左右の卍(まんじ)は忌み嫌われる様になっている。
-追記-
当スレッドにご意見を賜りありがとうございます。
このスレッドの趣旨は、
誰もが知るヒトラーのイメージは、その全てが連合国側から見た事象の集合体であり、ヒトラーを「悪の根源」「独裁者」としている事に疑問を投げかけるものです。
当時のドイツが置かれていた状況や、当時の常識では命が軽んじられていた事を加味すると、ヒトラーが行ってきた事は「常識の範疇」ではなかったかとも思います。
この物語よりあとに原爆が実験兵器として使われた事は、それを証明するに値すると思います。
では逆の立場から見るとどういう事になるのかを、俯瞰的に表現したもにするため、あえて細々とした事は省いています。
ただヒトラーのユダヤ人虐待あれはアカンです。そこに正義は無いです。
第一次世界大戦のドイツの賠償金26億金マルク(紙幣ではなく金goldで支払わせた。それによって、インフレによる紙幣価値の下落を抑制)ってたしか平成でしたよね支払い完了したの。
酷い話だ。
>> じんで@肘の君 さん
ヒトラーユダヤ人に対する憎しみは相当あったと思いますね。これも異説ですが、働かずして巨万の富を得ているユダヤ人に憎悪を抱いていたとも思いますね。
それでもやっていい事と悪いことがありますね。
とは言え、当時は現在の常識とは全くの別物だったとも思います。
私にも交錯する事象です。
それと、時々TV等で見かける、ユダヤ人の四体の山の映像は、どこまで本当なんだろう? という気もします。
日本の南京大逆札も疑わしいし???
>> hageten さん
ドイツはヨーロッパ圏とその植民地を、アメリカに勝てばアジアと太平洋は日本にくれてやる・・・みたいな気があったんでしょうか???一つには強大なアメリカを太平洋に縛り付けておくために、日本と手を組んだとも。
>> いいや見てない@眺めただけだ。 さん
>働かずして巨万の富を得ているユダヤ人これも誤解の元ですよね。イエス・キリストを処刑した民族として迫害されたユダヤ人は忌み嫌われる金融業にしか付けなかった。そこで頑張ったし、時代が物から貨幣に移り変わったので、ユダヤ人の存在感が大きくなった。つまり完全な逆恨みです。
南京大虐殺は作り話です。南京を日本軍が占領したのは事実ですが、虐殺は史実に矛盾だらけです。そこでも朝日新聞のイエロー記事が現在の日本を陥れています。
メディアが部数を伸ばす為に脚色した嘘が真実になる怖い話です。
>> じんで@肘の君 さん
ふむふむ。なるほど。一説によると(こればっかり)、ヒトラーは若い時に画家を目指していて、自分が描いた絵をユダヤ人が上手く売りさばいて、多くの手数料を取っていたという・・・ウソかホンマか???
メディアの脚色と言えば、地球温暖化のニュースの時に、よく氷山が崩落ちる映像が映し出されますよね。
あれは完全にイメージ操作だよなぁ~。
お勉強になりました!
単なる独裁者止まりだったので(笑)
>> ニコママ さん
断片的な記憶を一本の物語にしただけで、本当はどうなのかは???です。(#^^#)
でもヒトラーを完全否定するのは正しくないと思いますよ。
へ~、おっさんこんな事考えてるんか、ぐらいで読んでいただけたらと思います。
モルガンは、フランスだけでなく、イギリスにも戦費を貸し付けていて、それを回収するためにドイツから巨額な賠償金を勝ち取る必要があった。(対戦前にはドイツにも貸し込んでいた、とあったような気もします。)
あと、ナチス(国民社会主義ドイツ労働者党)はクーデターに頼らずに選挙によって政権の座についた、ということを忘れてはいけないと思います。
ナチスは、国民の不満が高まったときにどこの国にも現れる可能性があります。
ありませんね。日本軍部もドイツがヨーロッパ戦線で勝利すれば英仏欄のアジアにおける植民地の宗主国になることを警戒していました。
ユダヤ人は聖書に出てくるキリストを磔刑にしたパリサイ人の子孫です。(実際にはローマ帝国総督にキリストはローマ帝国に対する反逆者だと訴え出て、磔刑に処したのはローマ帝国総督)だから、キリスト教世界では迫害される要素を持っていました。