第12世代Intel Coreプロセッサ無印モデル登場
デスクトップPC向け新CPUの第12世代Intel Coreプロセッサの無印モデルが1/5に発売しました。
・【ASCII.jp】第12世代インテルCoreプロセッサーの
新モデル8製品が一斉発売
https://ascii.jp/elem/000/004/079/4079578/
ASCII.jpによると価格は以下の通りとなっています。
この中から私が見てコストパフォーマンスを高く感じたのは12コア20スレッドのCore i7-12700Fが4万3800円な所でしょうか。
Ryzen 5800Xを約10%上回る性能を持ちながら、価格が5千円程度安いのは良いと思いました。
【ギャズログ】Intel Core i7-12700Fのベンチマーク出現。
Ryzen 7 5800Xより10%高速に
https://gazlog.com/entry/core-i7-12700f-bench-dec21/
次に、2万4800円で販売されている6コア12スレッドのCore i5-12400FはRyzen 5600Xと同等か少し上回る性能を持ちながらも5600Xと比べて1万円以上安くなるので、バランスの良いゲーミングPCを組む際に向いている印象です。(^^)
・【ASCII.jp】Alder Lake-Sの廉価モデル、Core i5-12400&
Core i3-12100の実力を検証!エントリークラスの覇者となれるか
https://ascii.jp/elem/000/004/079/4079433/
また、事務系ソフトやWebサイト閲覧等の用途で性能の良いものが必要なら、1万8800円で販売されている4コア8スレッドのCore i3-12100が候補となりますね。
Core i3シリーズは2世代新しいコアに変更された形になるので旧モデルと比べて大幅性能向上しているのがポイントです。
今回は付属リテールクーラーが変更されています。
Core i3/i5/i7のK無しモデルには「Laminar RM1」と呼ばれるものになったそうです。
取付方法はそのままで冷却性能も同程度なものの、ファンの縁にガードが付いた事でファンコネクタが引っ掛かりにくくなってる点は良いなと思いました。
また、デザインも良くなった様に感じます。(^^)
なお、新CPUの発売に合わせて、H670/B660/H610チップセット搭載マザーボードも各社から発売しています。
・【AKIBA PC Hotline!】Intel H670/H610搭載マザーがASUSから、
「PRIME H670-PLUS D4」は20,980円
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/1378567.html
・【AKIBA PC Hotline!】ASUSのB660マザーは5製品、DDR5メモリ
対応の「ROG STRIX B660-F GAMING WIFI」など
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/1378571.html
・【AKIBA PC Hotline!】ASRockのB660マザー「B660M Pro RS」
「B660M-HDV」が発売
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/1378561.html
・【AKIBA PC Hotline!】ASRockのAlder Lakeマザー
「B660 Pro RS」が発売
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/1378884.html
・【AKIBA PC Hotline!】GIGABYTEのB660マザーは「B660M AORUS
PRO DDR4」など2製品
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/1378557.html
・【AKIBA PC Hotline!】MSIのB660マザーが2製品、黒色で
光らない「MAG B660 TOMAHAWK WIFI DDR4」など
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/1378552.html
ざっと見た感じ安くて無難そうなのは、PRIME B660-PLUS D4だなと感じました。
19,800円程度と、発売直後ながら2万円を切る価格で販売されていて、VRMヒートシンクが全面に付いていて今選ぶなら第一候補という印象です。
microATXの場合は、14,980円程度で販売されているASUS PRIME H610M-A D4が割り切り仕様ではあるもののVRMヒートシンクはCPUソケット左側部には付いておりバランスは取れている様に感じますね。
発売したばかりでマザーボードはまだ少し高いかなという印象ですし、相変わらずグラフィックカードの価格は高止まりしていますが、スタンダードなクラスにも大きく性能向上したIntel第12世代のCPUが手か届きそうな値段で入手出来る様になって来たのは良いと思いました。(^^)
Core iX の後ろの1~2桁が、第何世代かを表しているのですね?
パソコンのスペックを見ててもよくわからなくて、これで少しは性能の良し悪しを判断できるかも。
でも結局細かい所はわからなくて、価格comでCPUスコアを見て判断していますが…

メインPCは10世代差をつけられましたivyとWin8.1環境で全く困っていません。
現行のCore iですが、TDPって何?と言いたくなるほどの爆熱設計(にできる)ので欲しくないです。
https://news.mynavi.jp/article/20211028-2170948/
問題は倍率アンロックなK SKUで、PL1 Tauが事実上∞になる(Photo12)。勿論Thermal Throttlingはあるが、逆に放熱に問題が無ければずーっとPL2のままで動作する
>> さと さん
>Core iX の後ろの1~2桁が、第何世代かを表しているのですね?仰る通りですね。(^^)
ただ、大まかにしかわからないのでCPUスコア等のベンチマーク結果で判断するのが妥当かと思います。
初代Core iシリーズが2008年11月に登場し、2011年に登場した第2世代のSandy Bridgeで大幅に性能向上しました。
その後は大体1年毎に世代が交代していくという感じです。
チップ設計が大きく変わったのは第2世代の他、第4世代Haswell、第6世代Skylake、そしてデスクトップ向けでは第11世代Rocket Lakeといった所になります。
ちなみに第9/10世代に関してはノートPC向けの方が10nmプロセスを使用し設計も新しいものを使用していました。
第11世代に関しては設計自体はデスクトップも同じなのですが製造プロセスに違いがありました。
これは、10nmプロセス開発に苦戦し、動作クロックで14nmプロセスを越える事が出来ずにいた事によります。
この間、Ryzenの方はTSMC 7nmプロセスを採用したZen2(第3世代)や、それを改良したZen3(第4世代)を投入していたのでIntelにとって苦しい状況となっています。
対抗する為、Intelはデスクトップ向けは7世代まではCore i7は4コア8スレッドが続いていたのを、AMD Ryzenが出現した2017年に第8世代Coffee Lakeを投入し、6コア12スレッドとコア数を増やす方向へと動いています。
その後毎年登場する新しいRyzenに対抗する為、暫くはコア数を増やして対抗する流れとなっていました。
今回の第12世代の高性能(P)コアは第11世代Rocket Lakeとほぼ同じ設計ではあるものの、14nm++プロセスからIntel7プロセスに微細化し、高性能と低消費電力を実現しています。
さらに上位モデルでは高効率(E)コアを追加する事により、実利用時の消費電力を抑え、性能もより一層アップしてるという感じですね。
(^^)
利用されている方の多いSandy Bridge世代ですね。(^^)
Core i3-12100への乗り換えでも大きく性能アップしますから、Windows 11導入を兼ねてそろそろ買い替えを検討しても良い頃だと思います。
>jyoroさん
Ivy Bridge世代も利用されている方の多いCPUですね。
この世代もWindows 11への移行を兼ねて買い替えを検討、もしくは今のCPUのままOSをWindows 10へアップグレードしてサポート期間を伸ばして延命するのも手だと思います。
>pasorinさん
モデルナンバーにKが付かない=無印という意味で書かせて
頂きました。(^^ゞ
最上位のCore i9 12900K/KFが爆熱高消費電力で、そのイメージが他のIntel第12世代CPUにも付いているのですが実際はそうでは無かったりします。
第12世代で採用されている製造プロセスIntel 7は性能を追求する為に高クロック動作かつフルパワー動作させると爆熱になるものの、フル稼働させていない状態や、下位製品に関してはZen3と互角かそれ以上にワットパフォーマンスが良くなる特性があります。
本文中にも当該記事を挙げさせて頂きましたが、加藤勝明(KTU)氏によるベンチマーク記事によるとCore i5-12400の性能はRyzen 5600Xと同等もしくは少し上といった程度の性能ながらもOCCT実行時の消費電力は5600Xを下回る154Wという結果になっていました。
・【ASCII.jp】Alder Lake-Sの廉価モデル、Core i5-12400&
Core i3-12100の実力を検証!エントリークラスの覇者となれるか
(5ページ)
https://ascii.jp/elem/000/004/079/4079433/5/#eid3305406
ZEN3からAMDのCPUも高額になってきてそれほどIntelに対する優位性もなくなって来てますよね。
ZEN2まではAMD好きだったけど😭
まあ、それであれば Xeon Scalable買えばよいんですけどね(苦笑)。
※普通にスケーラビリティ重視の設計とかするので
自宅検証機もそれに合わせた仕様にしないと話にならない。
今のところは第9世代以降であればそれなりにパワーあるので、その辺りを狙って中古プロセッサ調達が賢いのかなあ?、とは思いますが。
単に「コアだけたくさんあっても、そのコアを有効活用できるスケジューラーから指示を出す」OS構成になっていなければ、宝の持ち腐れになってしまいますので。:(
追伸:
とまあ、そういう系統の本業なので、
どうせだったら Xeonに統一してしまおうか?
と考えたりはしますけど。
昨秋、K型番の第12世代CPUが先行して登場しましたがその時はZ690チップセット搭載マザーボードしか無かった為高かったのですが、今回下位のH670/B660/H610チップセット搭載マザーボードが一挙に発売となった事で大分値段が下がって来ました。
一方でZen3に関してはIntel第11世代迄と比べると高性能で、ここ暫くはコロナによるリモートワーク等でPC需要が伸びCPUも不足傾向だった影響で、価格が高いままといった感じですね。(^^;
Intel第12世代が本格的に流通する様になってからRyzenの価格が下がるのかも気になる所だなと思いました。(^^)
>ばななめろんさん
第11世代Rocket LakeだとデスクトップPC向けCPUでもAVX-512が使えるので価格が落ちて来るのを見計らって導入されるのもありかもしれませんね。(^^)
ちなみにAlder LakeもUEFIでPコアのみ動作する設定にすればAVX-512系の命令が使えますが、IntelはXeonを売る為からかそれを塞ぐ方向の様です。(^^;
・【ニッチなPCゲーマーの環境構築Z】Intel、新しいBIOSで
Alder LakeのAVX-512を無効化か
https://www.nichepcgamer.com/archives/intel-disables-avx-512-on-the-12th-gen-alder-lake-s-core-12000-series.html
Core i5無印以下の製品ですと元々Pコアだけで、理論的には特に支障なくAVX-512が使える事になりますが、Intelにとってそれは都合が悪いみたいですね。(^^;
メモリやSSDは規格に大差なくとも,Core i5など世代なしで書かれている(または型番があるので自分で調べる)だけなので,少しややこしいなぁと感じています(^^ゞ
>> ヒィロ さん
参考になった様で良かったです。(^^)ちなみに、ノートPC向けのCPUの場合は同世代のものでもTDP(熱設計消費電力)の仕様によって性能が変わって来るのでデスクトップPCよりも複雑だったりします。(^^;
これはモデルナンバー末尾のアルファベットで判別可能です。