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格安スマホからキャリアへ。実は、通話卸料金を値下げが要因

”総務大臣裁定” による「携帯電話通話料値下げ」で利用者は恩恵を受けた。
一方で、MVNO利用者が減少し、キャリア(サブブランド含む)はシェアを増している。これらは「総務大臣裁定」と無関係ではなく、むしろ「総務大臣裁定」によって起こったと言える。

 簡単に理解するには ドコモvsドコモMVNO の対立構図だろう。ドコモ(OCN)の通話料金が抜群に安いのではない、単純価格ではむしろ2番手3番手かもしれない。OCNは料金「発表する早さ」で、mvnoを突き放しているのだ。

からくり
1,ドコモ(OCN)はドコモ(MNO)から、今後の卸料金値下げ内容を確認して、十分に検討する。MVNOには絶対に負けない(が、勝たなくて良い)料金設定仕込む。
2,ドコモからMVNOへ卸料金を提示する。
3,MVNOはその後に料金検討に入り、OCNと比べて二番煎じの料金プランとなる。インパクトに欠ける。

 OCNにはかけほ以外にも多くの長所がある。手厚いDSでの加入サポート。安心のNTT/ドコモブランド。安定の通信速度。人気の低速スイッチ。OCNと比べて二番煎じ程度の料金比較では、太刀打ちできない。

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実際のかけほ発表時期と出来事
2021年2月
 MVNO向け回線レンタル料の値下げ案提示(キャリア)
2021年4月7日
 OCN モバイル ONE、プレフィックス/専用アプリ不要の通話完全かけ放題+1,300円(オプション料金)を提供開始
2021年6月30日
 総務大臣裁定
2021年7月14日
 日本通信から「合理的かけほプラン」2,480円を発表
2021年12月1日 
 iij かけ放題新登場!+1,400円で通話定額オプションの追加
2022年1月
 y.u mobile 通話定額、+1400円

もちろん、利用者からみると安価になったことで歓迎される。果たして、自由な市場競争は働くのだろうか。


15 件のコメント
1 - 15 / 15
> もちろん、利用者からみると安価になったことで歓迎される。
> 果たして、自由な市場競争は働くのだろうか。

言葉は悪いですが「馬鹿でも解るくらい単純な『数字での指標』で比較」されたら、利用者側は「同じサービス(品質が同じだと事業者も言わないが、利用者は同じだと思い込んでいる)だったら安い方がいいじゃん、常識的に考えて」でしょうし。

自由な競争とか美辞麗句的に使ってる言葉かもしれませんが、自由過ぎる競争は最終的に「寡占 or 独占を生む」というのも自明です。

※日本でいうところの「独占禁止法」はある意味寡占も是認してる
 と言えますが、例えばアメリカの場合は「Anti Trust law」なので
 トラスト(要は寡占)を防止する法律ですし、独占は禁止してないんですよ。
 ここからして出発点が違うので同率に並べて比較できないですし。

まあ皆さま、料金だけ見てまたキャリアサービスに戻る方が幸せじゃないでしょうか?。
MVNOもそのうちキャリアグループに巻き取られたら元の木阿弥→また料金上がりましたー(笑)とならないことを祈りたいです。
>手厚いDSでの加入サポート。

DSって何ですか?digital solutionですか?わかり易い言葉を使ってください。
ドコモ5Gギカホプレミアにかけ放題つけると9000円位でデーター通話使い放題と考えると数年前よりかなり飛躍したイメージがあります。

>> 我に力を! さん

あ、そうだったんですね。ありがとうございます。
ならわかるんですが、普通ドコモショップのことDSって言いますかね?
「からくり」って事実なのでしょうか推測なのでしょうか。少なくとも最近のデータ通信料の値下げ競争はOCNは、最後の方でしたが「からくり」は通話料限定なのでしょうか。
私もOCNは最後の方と記憶してますね

確か、序盤で発表して、その後、MVNO各社の発表があって、ほぼ陳腐化して検討に検討を重ね(発表するという日時も延期してました)て、何番か煎じた後のプランが出てきたと思います
先行発表の各社より高いのでインパクトもありませんでしたよ
ドコモショップで販売されるmvnoてなんかずるいような、
ahamoもドコモショップで申込みサポート(¥3300)あるようだし似たようなものか
退会済みメンバー
退会済みメンバーさん
ビギナー
NTTが親会社でdocomoが子会社。
この構図でいいとこ取りしてるって話じゃないの。
市場は独禁法で公平性高めるように法律では定められてる。
日本通信の「合理的かけほプラン」の発表は2020年7月14日なので、時系列が間違ってます。

・【ケータイWatch】日本通信、音声通話かけ放題で2480円の
 「合理的かけほプラン」
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1265228.html

元々日本通信がドコモに対して音声通話卸料金を値下げする様に交渉していたのがきっかけです。

・【TECHABLE】日本通信とドコモの交渉決裂について解説。
 音声通話定額は維持できるのか……
https://techable.jp/archives/146288

これに対してドコモが応じなかった為、日本通信が2019年11月に電気通信事業法に基づいた裁定を総務省に申請しています。
その結果2020年6月に総務大臣裁定が確定し、ドコモ側が自動プレフィックスの導入を提案する流れに至ります。

ちなみにOCNがIIJmioやmineoといった所よりも先に投入出来たのは、ドコモ回線のみでしか提供していないからでしょうね。

自動プレフィックスの対応は経緯上ドコモが先行して開発していた関係で先に導入しています。

IIJmioの場合はau回線も取り扱い、mineoの場合はそれに加えてソフトバンク回線もあるので、回線毎に異なる仕様で提供すると誤解が生じやすくそれを避ける為に各社の自動プレフィックス等のシステムの対応や、サービス提供をどのように行うかという検討を行う時間が必要だったという所かと思います。
かーいとーる
かーいとーるさん・投稿者
マスター

>> Kanon好き さん

大変失礼いたしました。そしてご指摘ありがとうございます。

誤り 2021年7月14日 日本通信から「合理的かけほプラン」2,480円を発表
正しくは 2020年7月14日 日本通信から「合理的かけほプラン」2,480円を発表

総務大臣裁定前にいわばフライング気味に、日本通信が発表しています。

2020年7月14日
 日本通信から「合理的かけほプラン」2,480円を発表
2021年2月
 MVNO向け回線レンタル料の値下げ案提示(キャリア)
2021年4月7日
 OCN モバイル ONE、プレフィックス/専用アプリ不要の通話完全かけ放題+1,300円(オプション料金)を提供開始
2021年6月30日
 総務大臣裁定
2021年12月1日 
 iij かけ放題新登場!+1,400円で通話定額オプションの追加
2022年1月
 y.u mobile 通話定額、+1400円
かーいとーる
かーいとーるさん・投稿者
マスター

>> Kanon好き さん

 卸料金値下げを受けて、サービス提供をどのように行うかという検討を行うために、かなり時間がかかります。検討時間という点でOCNが先行するのは有利過ぎる。と感じますが。

 情報開示速度は、なかなかに、公平性を保ちにくい点でもあり。

Kanon好き氏の OCNが先行できる理由について、提供がドコモ回線のみだからというのは、とても親切な見方に思えます。優しいですね。
退会済みメンバー
退会済みメンバーさん
ビギナー
なるほど。
からくりの部分、
OCNは先行して情報を得ることができるからMVNOの衰退を招く
つまり
>自由な市場競争は働くのだろうか。
ということですか。

働かないと思いますね。
というか、今まで働いていた試しがないので。
だから今途中なんですよ。
これでダメなら緩和するなり、制限課すなりするでしょうし。

なのでこうすべき、というのがあるといいかもしれませんよ。
かーいとーる
かーいとーるさん・投稿者
マスター

>> 退会済みメンバー さん

コメントありがとうございます。
ご理解のとおり、不公平な情報入手を指摘しています。OCNよりもMVNOの方が料金が安いとかそういうのではなく。通話卸料金を値下げする度、OCNが有利になっていく点です。

 もちろんこの点は、総務省も承知しており、NTT再統合の懸念でした。が、NTTの強大化 < 携帯料金値下げ という図式で認められたようです。

 こうすべきという点は難しいですが、総務省はOCN有利な点を活かす方策を進めているように見えます。総務大臣裁定は、毒にも薬にもなります。
・OCNにより、ある程度ドコモMVNOを駆逐、衰退させる
(今ここ)
・MVNOの au/SB回線利用増
・卸元(D/a/S)での、価格競争原理が働くようになる
・将来的にはR回線もMVNO市場へ参入・提供させて競争させる

全ての段階で利用料金低廉に、利用者有利に働くと良いのですが。

>> かーいとーる さん

日本通信の合理的かけほプランは、ドコモのMVNO向け音声通話の卸料金、見直しが妥当という総務省の答申がプラン発表前の2020年6月12日に出されています。

・【ケータイWatch】ドコモのMVNO向け音声通話の卸料金、
 見直しが妥当――総務省
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1258693.html

なので、日本通信は詳細が決まるまで待たずにという意味ではフライング気味ではありますが、何らかの形で通話卸料金が値下げされるのは確実な状況で発表しています。

それと、通話卸料金の値下げや自動プレフィックスに関する話は、2020年1月13日のIIJmio meeting 26で佐々木さんが言及されています。

・IIJmio Meeting 26(大阪)参加
https://king.mineo.jp/reports/63966

OCNが発表する1年以上前から、ドコモが自動プレフィックスに対応する為の機能改修の準備があると総務省会合で発言していますので、この件に関してはOCNだからと特別有利だとは言えないかと思います。

また、NTTグループ会社間は互いに競い合う関係で、特にドコモが井伊社長に交代する前迄は独立性が高かったです。
先にOCNへ教える様な事をするとドコモ自身の売上が下がる事になるのでそうしたことはしないのではと思います。

そして、発表時期の差が出ている理由としては、au・SoftBankは後追いで通話卸料金の値下げや自動プレフィックス対応へ動いている為、これらの回線を利用する事業者はドコモ回線のみ先行して対応するか全部出揃うまで待つかの判断を行う必要が出て来ます。

日本通信は、元々回線毎に異なるプランを出していたので限定したプランが出しやすく、OCNは、ドコモ回線しか取り扱っていないので通話卸料金が値下げされるのが確実となった時点で先に出しやすかったのでしょう。

一方でIIJは、かけ放題は一律専用アプリを利用する様に案内し、mineoは3大キャリアが出揃うまで待つといった感じで結果として後から対応するという形になっているのかなと感じました。
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