北の果ての海に流氷がやってきました vol.2(2017.2.18 オホーツク紋別市編)
ワタクシの最初の流氷関連記事は、こちらのリンクをたどってご覧頂ければ幸いです。
https://king.mineo.jp/my/loki_the_cat/reports/13211
…と、言う訳でございまして、ご覧の皆様、こんにちは。
2月17日(金)の夜から、ワタクシの単身赴任宅に突如としてカミサンが現れました。
「ネコにしばらく会っていないから、会いに行く。それと、まだ見たことないので流氷を見せるように!」
との作業指示が(カミサンから)あり、ど~せ連れて行くなら記事にしちまえ!ということで、怒濤の「流氷到来!紋別市編!!」を投稿することにしました。
…厳寒の中、クルマで走ると、水滴がこのように瞬時に凍り付き、フェンダーからは尻尾が生え、タイヤには、ホイールから跳ねた水滴がそのまま凍ってトゲのように付着します。
さて、本日(2/18)のルートは…??
これまでとは逆方向の、紋別市へ。往路はサロマ湖をじっくり観賞できる海沿いを、復路は時間節約のため内陸を通りました。
実はカミサン、夏にも遊びに来ていて、そのとき通って「凄い!綺麗!!」を連発していたサロマ湖が、凍結したらどうなるかを見せたかったのと…
どうしてもつれていきたいステキなカフェがサロマ湖近くの街、北見市常呂町(北見市とは謳ってますが、平成の大合併までは、「常呂郡常呂町」として独立した別な町でした)。
こちらにある、全国的にも有名なオシャレカフェ「しゃべりたい」、ワタクシが25年ほど前、網走市に住んで居た頃よくお邪魔して、マスターに仲良くして戴いていたのですが、マスターは数年前に突然お亡くなりになって、現在は奥様がママさんとしてカフェを守っていらっしゃいます。
お店の人気メニュー、「海の幸カレー」と「流氷ソーダ」をカミサンにも体験させたかったんだよ~っと。
画像あんまり貼れないので、まとめました。
お料理は「海の幸カレー」、オホーツクで捕れる海の幸をいっぱい集めて、さほど辛くない口当たりのカレールウとあわせています。でもね、「なんだぁ、甘口じゃん、お子様向けかな?」などと侮ることなかれ。ベースがしっかりしているので、食べるほどにさわやかな辛さを感じることができますよ。
右下のデカい飲み物が「流氷ソーダ」。たばこで大きさを確認してください。オホーツクに到来する流氷をイメージしたデカいバニラアイスの塊と、流氷の下のオホーツク・ブルーの海をイメージした青色のソーダ。味はまぁ普通ですが、インパクトは大でしょ?
ちなみに、「海の幸カレー」は、¥1,400で、時期により具材の海の幸が変わります。
「流氷ソーダ」は¥680です。女子高校生などは2人くらいでシェアしていただいてましたね~。
ワタクシの一押しは「海の幸カレー」ですが、それ以外にも「ホタテフライカレー」(時期により、ホタテが牡蛎に代わったりします)、「チキンカツカレー」、「ポークジンジャー(定食スタイル)」など、どれもサラダ付きで¥1,080前後です。
そして左下。田舎の(失礼)漁師町に(これまた失礼)こんなオシャレなレイアウトのカフェが、あるんだぞぉ!!
夏は爽やかに涼しく、冬はしっかりしたストーブの温もりが感じられ、ついついお喋りしながら長居してしまう…、そんなカフェです。
土日は営業、月曜定休で11:00~17:00なのですが、最近は臨時休業も時々あるので、事前に電話確認が吉かな。
ワタクシとカミサンも「しゃべりたい」にちょっと長居してしまいました。
サロマ湖目指して出発。
動画の冒頭、路面に白く吹いているのは、風によって巻き上げられた雪です。気温が低いので、昨日降った雪が溶けたり固まったりせず、さらさらの状態で再び風に乗って飛んできます。これ、けっこう厄介だったり。
…大型車の運転手さん、こんな細い道に入るのかぁ、大変だ。
路面は、日差しのおかげで大半とけて舗装面が見えていますが、日陰や場所によってはつるつるのブラックアイスになっている所もあるので、気を抜かずに走ります。
目指すは紋別。でもその前に凍りついたサロマ湖を見ておきます。
一面凍り付いて、まるで地続きのようなサロマ湖です。
天気に恵まれて、ステキな空と氷の湖の写真が撮れました。しかし、風が強くて冷たい!!
(写真、沢山あるので、これ以外はコメント欄から追加しておきます)
このあと1時間半ほど走りまして、到着したのは紋別市にある「海洋交流館」。
ここの流氷観光船乗船口から、いきなり船に乗ってしまいます。
紋別市には、「流氷の上にのし上げて船体の重みと揺れで氷を砕くスタイル」の一般的な砕氷船とまったく違う、「SFドラマに出てきた地中戦車のドリルのようなスクリューで氷を割りながら進路を開く」スタイルの砕氷船「ガリンコ号」があるんです。
(凄く混雑していたので、手続きに夢中で乗船までの写真がないのです。ご了承ください)
ちなみに、この海洋交流館の隣に「オホーツクとっかりセンター」という、日本で唯一の海獣専門保護施設があったりします。
船内のガラス越しなので、汚かったり、後ろのモノの映り込みがあったりして申し訳ないですが…。
乗船して20分ほど、遠くの方に白い塊が見えてきました。
流氷原に入ります。ここから、船は前部船底のドリルのようなスクリューで氷の中を進みます。
これ、ぜ~んぶ流氷、
遠くロシアから、オホーツク海(紋別沖そんなに離れてない)に流れてくるんです。
流氷の美しい写真も沢山撮ることができました。
写真はコメント欄の方から追加して、皆様ご覧になれるようにします。
船だということが少しでも分かるように、船体の一部が入っている状態の動画を。
まだ、氷がそんなに厚くなっていない所もありますね。
氷の下の魚や海藻、微生物を狙って、海鳥やアザラシ、トドなども来るのですが…、今回は見つけられませんでした。
カモメが定期的に船の周囲に飛来しますが、このガリンコ号は流氷がシーズンオフの時期にカレイ釣りの遊漁船として就航しています。そのため、賢い海鳥が船の色と形を覚えていて、おこぼれをいただきに来るのではないか、と推察されます。
流氷を堪能し、すっかり寒くなった後は、「北海道 氷海展望塔オホーツクタワー」に立ち寄り。入場券を買うと、海洋交流館からの無料送迎付きです。海上、海中にそれぞれビル7階分くらいの高さ(深さ)があるタワーで、海底側は、直接ガラス窓越しに海底の様子が見られます…が、ガラスが曇っていてなにも見えませんでした。
そんなこんなで、タワーを楽しんだ後は、一路北見へ。今度は海風の影響を受けないように、内陸の遠軽町周りで帰りますよ、っと。
紋別を出たのが5時少し過ぎ、暗くなった約1時間50分の道のりを家路に急ぎます。
北見市内に入ってから、日中の暖かさでとけた道路が再度凍りつき、つるつるになっていて
「なにこれ、ここでカーリングやスケートできるんじゃないの?」
って感じの危険な状態。
北見って、意外に勾配のきつい道路が多いので、下り坂で先行車が妙な動きをすると…怖いのです。とは言え、お買い物の方はお店に入らなければならないですし、こういう時は速度を落とし、車間距離を取る!しかありません。
取り敢えず、無事に帰り着くことができました。
今回は、流氷をいっぱい動画で載せました。読み込み等重く感じるようでしたら、申し訳ありません。
次回はどこに行こうかな…。
おまけ
流氷観光船乗り場から、さほど遠くない博物館でこんなのが居たので撮影しました。
でも、上手く撮れてない感じ…。
3月20日追記:
機会があればですが、これからはコメント欄に、流氷がいなくなる様子や、ワタクシが時々帰省する際のオンボードカメラ映像をアップします。
早速3月18日(土)の札幌から北見への復路動画をアップしてみました。
サロマ湖の冬(1)
サロマ湖の冬(2)
道の駅の巨大雪だるま
船からの流氷(1)
船からの流氷(2)
船からの流氷(3)
船からの流氷(4)
夕陽