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卵アレルギーの方でもインフルエンザワクチンは接種できるようです

https://king.mineo.jp/reports/103855
新型コロナの収束について(というかワクチンの話)

にて「卵アレルギーの人は基本的に予防接種できない」とコメントあったので、調べてみましたが

米国では「卵アレルギー」と「インフルエンザワクチンによるアレルギー」は別物と扱われているようです。


https://www.tepika.net/column/vol78.html
※2016年の記事っぽい
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実は、米国では卵アレルギーの既往があっても、インフルエンザワクチンを接種してもよいとの方向性が提示されました。
もちろん、過去にインフルエンザワクチンを接種したことによって、重症なアレルギーを経験した人には接種できませんが、過去に卵を食べて重症アレルギーを経験した人には接種しても構わないとしたのです。
卵を食べた後に、蕁麻疹のみならず、呼吸困難、意識朦朧、繰り返す嘔吐などを経験した人、救急医療行為を必要とした人にも接種してもよいとしているのです。
すなわち、「卵アレルギー」と「インフルエンザワクチンによるアレルギー」とは別物であるという方向性が示されたのです。
今後、日本でも同様の対応になってゆくと思われますが、それには数年は必要ではないかと思います。
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https://www.tokyo.med.or.jp/citizen/inoculation/faq
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Q.食物アレルギーがあります。ワクチンを接種しても大丈夫でしょうか?

A.食物アレルギーがあるからと言って、予防接種ができないということは基本的にありません。
とくに話題になるのは、卵アレルギーの方ですが、単に軽度の卵アレルギーというだけでは、接種を避ける必要性はないと考えます。

例えば、麻しんワクチンでは、ニワトリ胎児線維芽細胞を用いて製造されていますが、卵アレルギーで問題となる卵白と交差反応を示す蛋白は殆ど含まれておりません。
このため、米国では、重度の卵アレルギーを有する小児でも、麻しん及びおたふくかぜワクチン(MMRワクチンを含む)接種児にアナフィラキシー反応のリスクは低く、事前の皮膚テストなしに接種できるとされています。
現に生ワクチン接種後のアナフィラキシー反応は、殆ど報告されなくなり、卵アレルギー児でも安全に接種できています。

またインフルエンザワクチンには、微量の卵蛋白が含まれていますが、数ng/mLと極めて微量でWHO基準よりはるかに少ないことから、本剤の成分によってアナフィラキシーを呈したことが明らかな者は接種不適当者ですが、卵白特異的IgE抗体が陽性でも,卵加工食品を食べても無症状である児では、接種後の鶏卵アレルギーによる重篤な副反応の報告はないことが予防接種ガイドラインに記載されています。
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https://www.nittsusystem.co.jp/health-life-web.nittsusystem.co.jp/health-column/allergic-to-eggs-can-i-get-the-flu-vaccine/
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■卵アレルギーの人もインフルエンザワクチンを受けていい?
インフルエンザワクチンは鶏卵を使って培養していくため、卵アレルギーの方はインフルエンザワクチンを打つことができないという都市伝説的な情報も一部では出回っています。

しかし、インフルエンザワクチンに含まれる卵蛋白抗原の量はアナフィラキシーという最悪なアレルギー症状を起こす理論上の最小量に至りません。

アナフィラキシーを発症するのに必要な理論上の卵の量は600ng/dose。
doseは、1回の投薬量とか、1回分の服用量という意味です。

日本のインフルエンザワクチンに含まれる卵蛋白抗原(オボアルブミン)含有量は1-10ng/doseでした。
アメリカでは、卵蛋白抗原は最大184ng/dose、ヨーロッパでは最大550ng/doseでしたから日本のインフルエンザワクチンに含まれる卵蛋白抗原はかなり少ないものと言えるでしょう。

■インフルエンザにかかったかなと思ったら?
感染している人と濃厚接触をした場合や、明らかにインフルエンザが疑われる場合には、

抗インフルエンザ薬をただちに予防的に服用するという方法があります。
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■コメント
都市伝説的な情報と言ってますね。
「卵アレルギーの方はインフルエンザワクチンを打つことができない」話はどこから出てきたのでしょうか?
公的な通達が出ていたわけでなく、巷で自然発生した可能性あります。

ちなみにコロナワクチンで日本製のワクチンを待望しているコメントを見たことがあるのですが、卵蛋白抗原含有量を気にされているのでしょうか?
コロナワクチンと卵は無関係だと思いますが。

なお、ワクチンの話とは関係ないですが
感染している人と濃厚接触をした場合、抗インフルエンザ薬をただちに予防的に服用する
ことは知らなかったので引用しておきました。


https://penguin-kids.com/blog/2020/03/post-134/
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■Q1 卵アレルギーがあると接種できないのでしょうか?

いいえ、接種可能と考えられます。
下記で紹介する2つの報告書からも、ほとんどの卵アレルギー患者さんにおいて、インフルエンザワクチンでのアレルギー反応は起こりにくく、安全に接種可能と考えられますが、
100%全身性のアレルギー反応(蕁麻疹、喘鳴など)が起こらないわけではありません。
これらは、海外のワクチンでの報告ですが、日本のワクチンでは更に卵成分の含有量は少なくなっており、より安全と考えられます。

■Q2 卵アレルギーがあると、最初に皮膚で反応を調べたほうがよいですか?また、量を少し減らして接種して、大丈夫だったら追加したほうがよいですか?

以前はワクチンで皮膚検査をおこなったり、分割して投与をしたりしていましたが、最新の報告では有用性はないと報告しています。下記の報告1)にも報告されています。

2014/01/31 現在の情報であり、更新は随時行っていきます。
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img_201210.jpg

https://www.kenei-pharm.com/medical/academic-info/icnews/2012/3876/
2012年10月 10号 インフルエンザワクチンと卵アレルギー
※記事として古いですが、図がわかりやすかったので貼っておきます。


4 件のコメント
1 - 4 / 4
わざわざ調べていただき、ありがとうございます。
卵アレルギーの件を聞いたのはずいぶんと昔で、最初のスレにコメントしてきたばかりです。科学の進歩と共に変わったかもしれません。
個人的に、別の理由で接種できないです、そんな人がいるのも知ってほしいです、という意見でした。

朗報の方もいるのではないでしょうか。
vermillion
vermillionさん・投稿者
Gマスター
根拠がありそうな記事を見つけたので、本文に追記しておきます。

https://www.tokyo.med.or.jp/citizen/inoculation/faq
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Q.食物アレルギーがあります。ワクチンを接種しても大丈夫でしょうか?

A.食物アレルギーがあるからと言って、予防接種ができないということは基本的にありません。
とくに話題になるのは、卵アレルギーの方ですが、単に軽度の卵アレルギーというだけでは、接種を避ける必要性はないと考えます。

例えば、麻しんワクチンでは、ニワトリ胎児線維芽細胞を用いて製造されていますが、卵アレルギーで問題となる卵白と交差反応を示す蛋白は殆ど含まれておりません。
このため、米国では、重度の卵アレルギーを有する小児でも、麻しん及びおたふくかぜワクチン(MMRワクチンを含む)接種児にアナフィラキシー反応のリスクは低く、事前の皮膚テストなしに接種できるとされています。
現に生ワクチン接種後のアナフィラキシー反応は、殆ど報告されなくなり、卵アレルギー児でも安全に接種できています。

またインフルエンザワクチンには、微量の卵蛋白が含まれていますが、数ng/mLと極めて微量でWHO基準よりはるかに少ないことから、本剤の成分によってアナフィラキシーを呈したことが明らかな者は接種不適当者ですが、卵白特異的IgE抗体が陽性でも,卵加工食品を食べても無症状である児では、接種後の鶏卵アレルギーによる重篤な副反応の報告はないことが予防接種ガイドラインに記載されています。
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vermillion
vermillionさん・投稿者
Gマスター
根拠がありそうな記事を見つけたので、本文に追記しておきます(2個目)。

https://www.nittsusystem.co.jp/health-life-web.nittsusystem.co.jp/health-column/allergic-to-eggs-can-i-get-the-flu-vaccine/
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■卵アレルギーの人もインフルエンザワクチンを受けていい?
インフルエンザワクチンは鶏卵を使って培養していくため、卵アレルギーの方はインフルエンザワクチンを打つことができないという都市伝説的な情報も一部では出回っています。

しかし、インフルエンザワクチンに含まれる卵蛋白抗原の量はアナフィラキシーという最悪なアレルギー症状を起こす理論上の最小量に至りません。

アナフィラキシーを発症するのに必要な理論上の卵の量は600ng/dose。
doseは、1回の投薬量とか、1回分の服用量という意味です。

日本のインフルエンザワクチンに含まれる卵蛋白抗原(オボアルブミン)含有量は1-10ng/doseでした。
アメリカでは、卵蛋白抗原は最大184ng/dose、ヨーロッパでは最大550ng/doseでしたから日本のインフルエンザワクチンに含まれる卵蛋白抗原はかなり少ないものと言えるでしょう。

■インフルエンザにかかったかなと思ったら?
感染している人と濃厚接触をした場合や、明らかにインフルエンザが疑われる場合には、

抗インフルエンザ薬をただちに予防的に服用するという方法があります。
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都市伝説的な情報と言ってますね。
「卵アレルギーの方はインフルエンザワクチンを打つことができない」話はどこから出てきたのでしょうか?
公的な通達が出ていたわけでなく、巷で自然発生した可能性あります。

ちなみにコロナワクチンで日本製のワクチンを待望しているコメントを見たことがあるのですが、卵蛋白抗原含有量を気にされているのでしょうか?
コロナワクチンと卵は無関係だと思いますが。

なお、ワクチンの話とは関係ないですが
感染している人と濃厚接触をした場合、抗インフルエンザ薬をただちに予防的に服用する
ことは知らなかったので引用しておきました。
vermillion
vermillionさん・投稿者
Gマスター
白ダリアさん

朗報の方がいらっしゃれば何よりです。


>卵アレルギーの件を聞いたのはずいぶんと昔で、最初のスレにコメントしてきたばかりです。科学の進歩と共に変わったかもしれません。

一つ上のコメントで引用した記事を見ると
「卵アレルギーの方はインフルエンザワクチンを打つことができない」
のは都市伝説と書いています。
昔から都市伝説であった可能性はあると思います。

なお(別スレで)昔 医師に相談して打たない判断となったと記載ありましたが
接種を受ける側の強い忌諱を受けて、そのような判断になった可能性もあるかと思いました。
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