充電について

>①PD非対応スマホにPD対応の充電器で充電すると不具合は生じますか？
→基本的にはでないです。
スマホと充電器で通信をして、基本5Vから電圧や電流を調整をしていきます。
PD対応でも粗悪品などであれば不具合がある場合もあります。また、ワイヤレスイヤホンなど電力が極端に小さな機器には充電器のフェールセーフが働き充電しないことが稀にあります。
>②PD対応スマホのW数を超えた充電器で充電しても故障や不具合はでますか？
→前述同様に基本的には出ないです。
>③充電器がPD対応なら充電ケーブルもPD対応にした方がいいよいですか？
→PD対応の急速充電をするなら"充電ケーブルはPD対応にしないといけないです"。しないと危険ですよ。

①PD非対応スマホにPD対応の充電器で充電しても、5Vの通常充電になるだけで、支障はありません。
②PD対応スマホのW数を超えた充電器で充電しても充電制御されますので、全く問題ありません。単にオーバースペックなだけです。逆に、スマホやPCの要求するワット数より小さいワット数の充電器を使っても、充電器の能力以上の電流は流れませんので、充電時間が長くなるだけで危険なことはありません。
③充電器がPD対応なら充電ケーブルもPD対応のものを使わないと、5V単一の通常充電になって充電時間が掛かりますが、危険なことはありません。

PD対応充電器とPD対応スマホの間で通信を行って電圧や電流が決まりますので、常に適切な充電が行われます。
通信が成立しない場合は5V単一の充電になります。この場合も、双方の能力以上の電流が流れることはありません。

文言と実際の動作が一致しているとは限りません。

安心安全？な充電器本体とケーブルを、あなた様の判断にてお買い求めください。

余談です。
PDの規格では下記を満たすこととなっています。
15Wまで　5V〜3A
27Wまで　5V3A/9V〜3A
45Wまで　5V3A/9V3A/15V〜3A
60Wまで　5V3A/9V3A/15V3A/20V〜3A
100Wまで　5V3A/9V3A/15V3A/20V〜5A

お持ちのスマホをはじめ多くの急速充電対応とされているスマホは9V2Aの18Wです。
下位互換性がある決まりなので、60Wや100Wの充電器でも、充電器とスマホが通信して相談した上で、9V2Aが選択されるので、それ以上になることはありません。

さらに余計な余談です。
type cでPDっぽいNintendo Switchの充電器は39Wですが、5V3Aと15V2.6Aとなっていて、9Vが欠けています。スマホの充電はできますが、9V2A=18Wがでません。
(PD対応と謳ってないので問題はないです)
Microsoftの2in1のノートPCのSurface Proは15Vに反応するので28W以上の充電器だと充電できると思われます。(全機種は未確認)
といった感じでPD規格で推測するのはおもしろいです。

①まず不具合は出ないと思います。少なくとも危険性はありません。イヤホンや電子ライターなど5V USB仕様の機器を充電する際はダイソーのUSB-A充電器を使ったほうがいいかもしれません。550円で2ポート対応のものが売られています。
②充電器のワットは最大能力値です。大きいほうが良い物になります。100W充電器で18Wのスマホに充電しても何の問題もありません。
③基本的にはそうなります。充電目的であればeMarker搭載のケーブルを買うことを強くオススメします。eMarkerはケーブル自体が流せる電力を充電器に伝える機能です。安全のためにも確認しておきましょう。