Q&A
いつでもOK

キャリア回線を跨いでのCA

そぼ
そぼさん
ルーキー

実際に躓いた問題というより素朴な疑問なのですが、当方キャリアアグリゲーションというのは自社の帯域を束ねて利用者に提供する事で通信リソースをフル活用するという事と理解しています(間違っていたらすみません)。一方でmineoは現在唯一docomo回線とau回線とを選択できるmvnoということで利用者がsimを切り替えることなく随意で切り替えられるようにならないかという意見もあるようです。それなら、素人考えですとdocomo回線とau回線双方の回線を束ねてCAできないだろうかという発想に至ってしまうわけです。勿論mineo側にはプロの技術者さんがいらっしゃると思うので『そんなのできれば最初からやっているよ』ということになるのでしょうが、詳しい方、できればなぜ回線の切り替えが実装できていないのか、またキャリア回線を跨いだCAがmvnoに可能なのかどうかご説明していただけないでしょうか?内容からしてお暇な時にでも。


4 件の回答

iPhone 6 Plus SIMフリー(mineo(au)) ベストアンサー獲得数 5 件

こんにちは。

私は疑問を解決しようとする姿勢が大好きです。(笑)
私のわかる範囲でお答えいたします。

まず、mineoの立場ですが、現在のところdocomoとauという2大キャリアから無線通信回線設備を借りて運用を行っている仮想移動体通信事業者です。

「今のところ」それぞれのキャリアの施設を使用するにあたりそれぞれのキャリアからsimカードを発行してもらって、それぞれのキャリア専用のAPNを指定して通信を行っております。

一方、日本のスマホ(技適マーク付き)の場合simカードは一台につき1枚しか刺すことのできないタイプが主流です。

ですので、今のところキャリアを選択はできても両方同時には使うことができないのが現状です。
(海外の場合は通信状況が不安定な国もあるため、そのような国向けに複数のSIMカードを指して優先順位を指定して通信を行うスマホはあります。)

では、複数のキャリアを束ねるsimをmineoが独自に出せばよいではないかという話ですが、これも一筋縄にはいかないようです。


ソースは失念しましたが、mvno独自のsimを出すことは可能であるという記事をどこかで見た記憶があります。
もしかしたら、将来はキャリアを超えたCAが実現するかもしれませんが
対応するデバイスの技適やIOTなど超えなくてはならないハードルはかなり高いと思いますよ。
(総務省がやると宣言したら実現は早いかもしれませんが…)

イメージだけでもつかめましたでしょうか?
  • 1
退会済みメンバー
退会済みメンバーさん
ビギナー

SoftBank は1枚のSIMにSoftBankとY!mobile(過去イーモバイル)の番号を2つ持つデュアルSIMをPocket WiFi に適用していましたね、でも同時使用はダメでどちらか1番号でしたし、速度制限の強いSoftBankに優先的に切り替わるため不評でした

端末が高機能化(複数バンド同時使用&対応バンドが多い)し複数回線契約となることから、そんな高い利用料払ってまで使用する顧客需要があるか?でしょうね
  • 2
PAL
PALさん
ベテラン

Reno7 A(docomo) ベストアンサー獲得数 8 件

そぼさん

はじめまして。PALと申します。

SIMの問題は既に他の方から回答されているので、私からは純粋に携帯電話の無線通信の仕組みの問題に絞って回答します。
長文になってしまったので、時間の取れるときに読んでください。
尚、mineoにはもっと詳しい方がおられると思います。間違いがあったら訂正をお願いします。

結論から言いますと、複数キャリア(MNO)が使えるMVNOでも、MNOを跨いでのCAは不可能です。
これは、MNOの基地局と携帯端末間の通信制御の仕組みがMNO内で閉じており、MVNOからは見えないためです。

端末と基地局とが通信しているとき、基地局は単に端末にデータを送っているだけではありません。
端末は、常に基地局電波の受信状態をモニターして基地局へリアルタイムでレポートを上げており、基地局は該当端末からのレポートに基づいてその端末へ送る信号の強度やデータ伝送速度等を変化させています。

CAの場合、基地局(正確には基地局制御装置)は下りデータが最も効率良く端末に届けられるように、データ(パケット)を複数のバンドに割り振って送信します。
この割り振りを行うための情報も、端末からのレポート(上り電波)から作られます。

さて、現在運用されているCAは「下りCA」で、束ねられているのは下り電波だけです。
上りは、下りとペアになっている電波の内いずれかひとつだけを使って送信します。
具体例を上げると、ある端末が800MHz帯と2GHz帯でCAを行う場合、基地局制御装置は800MHz帯と2GHz帯の両方の基地局を使って該当端末向けの下りデータを送信します。
しかし、端末は基地局に対して800MHz帯と2GHz帯のどちらかの電波だけを使って上りデータを送信します。(現時点では、800MHz帯と2GHz帯で同時送信できる端末はないはずです。)

基地局制御装置は、2つの基地局のいずれかから上がってくる端末のレポートを参照して800MHz帯と2GHz帯のどちらにどのデータ(パケット)を割り振るのが効率的かを判断し、パケットを双方の基地局へ最適に割り当てます。

CAはこのような複雑な仕組みで成り立っており、端末から上がってくるレポート(上り制御信号)が重要な役割を持っています。
しかし、基地局/基地局制御装置と端末間の制御信号は上り/下りともにMNO内で閉じており、MVNOからは全く見えません。
従って、MVNOではCAを行う基地局を制御することができず、両基地局へどのパケットを送る(割り当てる)べきかを判断することもできません。

というわけで、残念ながら現状の仕組みでは、複数のMNOが使えるMVNOであっても、MNOを跨ぐCAは実現不可能です。
  • 3
あいだの9件を表示

iPhone 12 mini(mineo(docomo)) medal ベストアンサー獲得数 28 件

>>10 PALさん

|mineoとIIJmioの差がないので、IPアドレスはdocomoが
|払い出している可能性大です。

これは、両者共に、Carrier Grade NATを使っていて、そのアドレスも
 100.64.0.0/10
の範囲で割り当てているためと思います。
  • 13

iPhone 12 mini(mineo(docomo)) medal ベストアンサー獲得数 28 件

>>13 ひみつ77

自己フォローです。。。

IPアドレスは、MVNO(MVNE)で独自に割り当てていると思いますよ。
v6対応が、MVNOで差異があるのはその表れかと。。。
  • 14
退会済みメンバー
退会済みメンバーさん
ビギナー

▽mineoのマルチキャストの構想について書いてありました ▽
http://digitable.biz/sim/226

SIMとその管理がK-Opticomで出来るようになると面白くなるかもしれませんね。
  • 15