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MVNO 定額無制限が一般的になる時はいつごろに

現在Data通信の定額無制限をうたうPlalaとb-mobile。どちらも通信速度に難があるようです。自宅のインターネットが定額無制限になったように、モバイルでも同様のサービスが受けられるようになるのは業界としては何時ごろを想定しておられるのでしょう。どなたかご存知の方がおられればご教示頂けると幸いです。

motomotomo
レギュラー

りうかさんのコメント

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モバイルブロードバンドが本当の定額制になることは現状考えられません。

有線ブロードバンドの場合にはユーザー増に合わせて回線を増設することが可能ですが、無線はそうはいきません。有限である電波の周波数帯の中でしか運用できないためです。
つまり有線と違って物理的に完全定額で使い放題にするための土台が存在しないのです。

この電波が有限という問題については、マクロセルであるデメリットも関係しています。
1つの基地局で広範囲をカバーするマクロセルでは、面積当りの収容ユーザー数は少なくなります。
これがPHSのようなマイクロセルであれば面積当りの収容ユーザー数が多くなるために定額などもやりやすかったんですけどね。
何はともあれ今時のモバイルブロードバンドはマクロセルが基本でやっているため、有限の電波を贅沢に無駄遣いしているという部分もあるわけです。

しかもLTEはユーザーの利便性のためではなく、キャリアが多くのユーザーをさばくために存在しています。今後の速度上昇も全てはキャリアのためです。

目線を変えると、現在の事実上のデータ従量制は、昔と利用動向が変わったための産物です。
昔は3Gはパケット定額で、通話が無料通話分付きの従量制だった。今は3大キャリアは音声定額でデータが高速利用可能なデータ量が設定された従量制、ちょうど昔と逆となっています。
つまり現在のユーザーは通話をそもそもあまりしないので音声定額にしても痛くも痒くもないし、動画やゲームなどの餌で釣ってデータ量を追加させるビジネスモデルに変わってきているわけです。

ついでに言えば、ぷららと日本通信の速度に難があるというのは、間違った受け取り方です。
ぷららは元々速度を抑えたために定額を実現出来ていますし、日本通信は動画などに規制をかけることで定額を実現しています。U-mobileもトラフィック次第で制限掛けるって前提での定額ですし。
速度や利用法に制限を設けないと実現できないからこそのサービスなのに、その前提条件である速度規制などに文句をつけるのはワガママというものです。

旧ウィルコム(カーライル時代)が展開を目指していたXGPが実現していたならばまた違ったかも知れませんけどね。現状電波の効率利用について、キャリアは速度向上しかやる気が無いようなので、実測値で1Gbpsとか普通に出る時代でもこないかぎりモバイルブロードバンドの速度制限なしでのデータ定額はありえないと思います。
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