simロック解除したドコモXperia XZ1 SO-01KをLINEモバイルSB回線で使ってみる

ドコモ機種をsimロック解除しても、au回線ではほとんど実用になりません。使えるのはBand1のみ、Band28やBand42がつかめる機種でも、au回線ではそのBandの基地局がなかったりします。機種によってはWiMAX2+用のBand41がつかめるものもありますが、Band41ではVoLTE通話には対応しないので、結局実用的でないことには変わりありません。

でも、ソフトバンク回線だと少し話が違ってきます。ソフトバンク回線は地方でもBand1、Band3が当たり前に使えます。このほかにBand28やBand42も使えたりすると、十分実用的になってきます。

今回、simロック解除したドコモのXperia SO-01Kで、LINEモバイルのSB回線がどの程度使えるか試してみることにしました。

Xperia SO-01Kをsimロック解除すると、LTEのBand1、3、19、21、28、41、42が使えるようになります。LINEモバイルのSB回線だと、LTE Band1/3/8/11/28/42が使えるとありますので、結局合致するのはBand1、3、28、42の４つとなります。

このうちBand1、3、42に関しては、既にWiMAX2+用のモバイルルーターのW04、W05等で接続できることを確認できています。あとはBand28がつかめるかどうかです。

調べるのに使うアプリは、「Cell Tower Locator」です。
https://play.google.com/store/apps/details?id=ru.v_a_v.celltowerlocator&hl=ja

Android7以降からは、スマホがどの周波数をつかんでいるのか確認することができるようになりました。この「Cell Tower Locator」アプリだと、そのほかにどこに基地局があるのかも確認できます。位置表示に多少の誤差はありますが、それでも十分役に立ちます。

今回は秋田中央郵便局あたりから秋田市役所に向かって歩いてみました。

まず早速Band1をつかみました。左上、「L_B1」という表示は、LTEのBand1をつかんでいることを意味しています。その下にARFCNと、括弧して周波数が表示されています。ここでの周波数は基地局の出す下り周波数を意味しています。

次はBand3をつかみました。どこにいても、Band1とBand3は普通につかみます。

秋田市役所の近くに来たら、Band28をつかみました。

これは結構うれしいです。ソフトバンクは900MHz帯のBand8をプラチナBandだと言って盛んに宣伝しましたが、Band8がプラチナバンドなら、700MHz帯のBand28は超プラチナBandだと言うことができます。周波数が低いほど電波が回り込みやすく、減衰もしにくいので、より遠くに電波が飛ぶからです。

これで秋田市内ではLINEモバイルのSB回線のBand1、3、28、42が4つとも普通に使えることがわかりました。今度mineoがＳプランを始めたら、同様に使えることが十分期待できます。

ところで、自分の住んでいるところでソフバンク回線のBand28やBand42の基地局がどの程度あるのかをどうやって調べればよいかというと、総務省の電波利用ホームページに「無線局等情報検索」というのがありますので、そこで検索できます。
http://www.tele.soumu.go.jp/musen/SearchServlet?pageID=1

ここの「使う場所・目的で検索」で「携帯電話・PHS」を選択し、都道府県と市区町村を選択します。そして周波数欄に調べるBandの周波数を入力します。
その周波数はどうやって調べればよいかというと、「日本におけるLTE Band早見表」を見ればわかります。
https://gadget-drawer.net/production/lte-band-table/

注意すべき点は、（NEW!）と付いている周波数は最近割り当てられたばかりで、実際にはまだ基地局がほとんどありませんから、そこの周波数を入れても検索することはできません。

最後にキャリアとしてソフトバンクを選んで検索ボタンをタップ（クリック）します。

実際に画像のように入力して、秋田市でソフトバンクのBand28の基地局がどのくらいあるか検索してみました。

秋田市内にはBand28の基地局が29もあって、十分実用的であることが確認できました。