スマホ漬けの生活が子どもに与えるマイナスの影響について(川島隆太)
livedoor NEWS:子どもの「脳格差」が広がっている 『スマホが学力を破壊する』・・・川島隆太先生に聞く http://news.livedoor.com/article/detail/14877239/
…仙台市立の小中学校生約7万人を5年間追跡調査し、スマホ使用と学力の相関関係…1時間以上使うと、使った時間の長さに応じて成績が低下している
…スマホを1時間未満で使いこなしている子どもたちは、学力に大きな影響が出ていない…むしろ、若干成績が良い傾向がある。でもこの子どもたちの割合は、全体の1割から2割に過ぎません。
…一方で残りの8割の子どもたちは、長時間使用する傾向がどんどん高まっている。そうなってくると、8割の子どもたちは、結果として学力や様々な能力が下がっていってしまう。
…パソコンやスマホで言葉を打っていると脳が退化する
…まとまった量の活字を読むという努力ができなくなっています。特にSNSの世界では、もう2語文、3語文のコミュニケーションで済ませることがデフォルトになりつつあります。大学生においても、既にそうなってしまっています。
…スマホ使用にリスクがあるという可能性が見えてしまったら、それは使う側に教えておくべきだと思っています。リスクがあると知った上で使ってくれと。私は社会で考えてもらうためのきっかけとして、研究データを世の中に提示したいと思って今回の新書を書きましたし、こうした取材記事を通して出来るだけ多くの方に考えるきっかけをつくってもらえればな、と思っています。
…スマホはまだ、普及してから7年ちょっとしか経ってないので、学者の側の研究が追いついていません
…少なくとも、成人に達しない子どもたちが、歯止めが利かない状態でスマートフォン等の電子機器を長時間使う、というようなことは何とか避ける社会をつくる必要がある。
…スマホを長時間使うことによって悪いことが起こる、しかし大多数の子どもたちが長時間使いたがってしまう。そういう事実がわかったわけですから、そこは我々社会をつくっていく大人が、判断力が未発達な子どもに代わって積極的にブレーキをかける、ぐらいの倫理観を持って世の中をつくっていってほしいものだと思います。
→あくまで一つの研究成果に過ぎませんので、今後これに対する反証も出てくるかもしれません。従って鵜呑みにする必要は無いですが、全く無視もできなさそうですね。
ちなみに、こちらが「使った時間の長さに応じて成績が低下している」ことを示す調査結果です。
http://president.jp/articles/-/24764
>>私が子供の頃は、マンガやテレビばかり見てるとバカになると叱られたものでした。
うちの子どもたちはゲームばかりしていました。
そして今の子供達はスマホですか。
まあ、酒やタバコや甘い物を止められない大人や、歩かずに車ばかり使う大人が多いのを見ても、人間というのは正しく健康的な生き方なんてできない生き物なんでしょう。
以前の私のスレへの貴殿のコメントですが、なんらかの影響はあると思います。
将来的に結果として、少ない影響だとしても未来のある子供達に親として配慮と責任は有りますね!
(長文の読解力が落ちるだけでなく、非言語のコミュ力も落ちているという話)
(↑)川島教授が仙台市民に配っているパンフ
まずは教育熱心な親をターゲットに啓蒙活動されているようです。
https://king.mineo.jp/my/f730c7460d06c27e/reports/29067
ちなみに、私は昔からタバコは吸いませんし、10年前には車も手放して自転車通勤に変えましたが、酒だけは止められないですね(笑)
高橋名人の名言ではないですが、スマホやタブレットを使う時間を制限した方が子どもの将来のためにはよいのかもしれません。
かつてはテレビゲームだったのが、スマホやタブレットに置き換わったと考えればファミコン世代としては納得出来る部分があります。
電子化はコスト削減に役立つので、10年後は「富裕層の学校は紙の教科書、他の学校は電子教科書」とかなったりして…。
タブレット教材ですが、リモートロックや用途を限定すれば依存症にはなりにくいのではないかと。
中学や高校になると、教科書が重くなるのでタブレットを教科書として利用出来るメリットは大きいように感じます。
こういうのって、「どの時代でも言われることなんだろうなぁ」というのが率直な感想です。
まぁ、○○漬けと言われるほど度を超すのはスマホに限らず良くない事の方が多いので、それは気を付けないといけませんけど。
使用者によってやってること違いますよね~
因みに、米国では教育に関する統計や調査、実験が盛んで科学的に評価されているようです。
日本は未だに危険な組体操が行われていたり、科学的な評価が弱く精神論も根強い点が微妙…。
(その精神論が子供だけでなく、大人社会にも根強く残っていたりするような…)
そういう科学的な評価を元にどう判断するのか?というのは各々に考えがあるとは思いますが、統計や調査自体は有用じゃないかな〜と思います。
(データがないと、感覚や主観でバカになるとか、問題ないとか、そういう曖昧な判断になっちゃいますから)
Q:スマホが席巻する社会の未来は?
A:例えば中国や日本で、今の状態、つまり人々がスマホにベッタリになって、8割の人が能力を落としていくっていうのは…社会がすごく安定してコントロールしやすく、経済的にも一番お金のかからない状態になるわけです
…どうでもいい一過性の話題で皆が右に行ったり左に行ったりして、適度に感情が動員されながらガス抜きをされている。それでも突き詰めれば、大多数の人は情報に流されるまま、案外平和で幸せに暮らしてくれている…私のようにその幸せな状態に一石を投じて波紋を起こそうというのは少数派でしょうね。いやな顔をする人間も出てくるかも知れない。
〉Q:スマホが席巻する社会の未来は?
ほとんど、マトリックス社会ですね。
映画「マトリックス」では、物理的に電極みたいなのを埋め込まれた人たちが仮想世界でコントロールされていましたが、現実社会はスマホである程度はコントロールできちゃう。
(米国大統領選挙はロシアがfacebookとかを使ってコントロールした、というウワサもありますし)
古くは古代ローマとかで劇場が統治に使われた〜なんて話もあったような…。
ハリウッド映画も世界の米国化や米国商品を売るのにつかわれた〜なんて話もあったりしますが、ロボコップやバックトゥーザフューチャーで「日本すごい」みたいなエピソードをみると、胸がシクシクします…。
ちなみに、これはGoogleの時価総額を他社と比べたもの(2016年1月時点)。この右端の赤い小さい四角が、日本のメディアを支配しているとされる電通の時価総額。
「AGFA(Apple, Google, Facebook, Amazon)の四強が世界を支配する」
https://king.mineo.jp/my/132c3b2f477438a4/reports/10261
先日、GHQの3S政策のマンガを引用しつつ、「テレビの普及で一億総ハクチ化する」という大宅壮一氏の批判を紹介したコメントが事務局より非表示となりましたので、GHQに関する政治的なコメントがNGなのかと思いきや、漢字で書いたハクチが差別用語に該当するのでNGだということでした。
なかなか難しいですね。
GHQの3S政策についてのマンガは下記にありますのでご笑覧下さい。
https://ameblo.jp/mochimai/entry-10667824466.html