楽天が買った顧客の値段
FREETELの買収総額は、負債を含めると36.1億円(買収額の5.2億円+負債の30.9億円)と伝えられていますが、これで約43.3万件(2017年3月末時点)の「顧客を買った」と考えると、顧客当たりの買収額は8,300円程度ということになります。
この額が大きいか小さいか、下記記事には、「楽天はポイント還元を含め、業界でも高めの顧客獲得費用を投入していることで知られる。今回の買収で獲得する顧客が楽天カードをはじめとした『楽天経済圏』の拡大にも貢献すると考えれば、『決して悪くない買収』(大手MVNO幹部)と言える。」と書かれています。http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/346926/092701138/?P=2
ちなみに、mineoが紹介キャンペーンとエントリーコードのみで顧客を獲得した場合は、獲得単価が7,240円(=4,000円+3,240円)となり、上記の8,300円を下回りますが、これに大盤振る舞いキャンペーンを加算すると、顧客当たりの獲得単価は18,000円まで跳ね上がります。
ここまで顧客獲得費用を投入して大丈夫なのか…と心配してしまうのは私だけでしょうか。
10 件のコメント
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過当競争状態なので頑張らなきゃいけないのも分かりますが、やりすぎると業界全体が疲弊しそうな気もするんですけどね。
MVNO業界が焼け野原になってキャリアとサブブランドが高笑いする未来は見たくないです・・・。
(´・ω・`)ダレモシアワセニナラナイ
そうなると、3,240円払った以上はしばらく継続しよう、あるいは割引が続く2年間は継続しようと思わせる効果があるもので、今だに継続しています。
この時の顧客当たり獲得単価が7,176円になります。
1年で随分と相場が上がってしまいましたね。
どうなるんでしょう?
家にも一枚ありますが(^^;
とりあえず名前はそのままで、キャンペーンも引き続き適用されるようです。
このユーザーを楽天市場に引っ張ったら取り戻すと考えてるのでしょう。
お得意の楽天スーパーポイントで攻勢すると予想します。
>まず、これ単品では儲からない感じの過当競争になってますね。
そうですね。
下記記事によると、
http://diamond.jp/articles/-/143965?page=3
…Yahoo!ショッピングではソフトバンクの加入者はポイント10倍、ワイモバイルだと5倍というとても魅力的なプランを提示して、楽天市場から顧客を継続的に奪っている…だったら楽天市場としては、楽天モバイルの加入者数を圧倒的なレベルで増やさなければ、対抗策とは言いにくい
…新たに楽天が手に入れた格安スマホユーザーがこれから高い確率で楽天市場に利益を落としてくれるようになる。そのことが、今回の買収劇で楽天にとって一番おいしい部分だったと言えないだろうか。
ということですが、こうしたおいしい部分の無い純粋なMVNO事業者の場合は、大盤振る舞いまでして100万回線を達成しても、それほど経営は安定しそうに無いですね。
先程の記事の流れで推測すれば、フリーテル契約者にもポイントアップとかの特典を与え、楽天市場に利益を落としてくれるおいしいお客様に育てようという狙いなのではないでしょうか?