全長6メートルの巨大抱き枕をプレゼントしに行く

おもしろネタ

2015.04.17 17:00

ライター: 地主恵亮
1985年福岡生まれ。基本的には運だけで生きているが取材日はだいたい雨になる。2014年より東京農業大学非常勤講師。

誕生日やクリスマスなどに「プレゼント」をもらう。記念日でない時にもらうプレゼントも嬉しいものだ。また懸賞などでもらうプレゼントもやっぱり嬉しい。プレゼントはもれなく嬉しいのだ。

この度、mineoでもプレゼント企画を実施した。mineoオリジナルキャラクター「まいねおちゃん」が描かれた抱き枕だ。問題はこの抱き枕、全長6メートル。ダイオウイカのような大きさだ。果たしてプレゼントされて嬉しいのだろうか。

※2016年4月10日に「まいねおたん」から「まいねおちゃん」に改名したので、本記事中の名称も変更しております。

6メートルをプレゼント

抱き枕というものがある。抱きしめて眠ることのできる枕で、大きさは人間よりも一回りくらい小さいのが普通だ。それが抱き枕なのだ。しかし、mineoでは6メートルの抱き枕を作った。もはやそれは抱き枕なのか疑問だ。

mineoオリジナルキャラクター「まいねおちゃん」の描かれた抱き枕。イラストは「とらドラ！」の挿絵などで有名なイラストレーター兼マンガ家・ヤスさんが描いている。とても可愛い。しかし、6メートルである。邪魔だ。

これをプレゼントします！

この巨大抱き枕が欲しい人を募集したところ、意外にも多数の応募があり、抽選で当選者を決めた。世の中には大きなものが欲しい人もいるのだ。ということで、はりきって当選者に巨大抱き枕を届けに行こうと思う。

でも届けるのも大変！

膨らませます！

当選者に巨大抱き枕を届けるべく、朝5時から抱き枕を膨らませる作業に取りかかった。後からよく考えれば、膨らませないで届ければよかったのだけれど、現場にいた全員が膨らませることに疑問を持っていなかった。巨大抱き枕の魔力である。

なぜかこういうことをしたくなった

私はいわゆる二次元には興味がなく、三次元の女性が三度のメシ以上に好きなのだけれど、これだけ大きいと、なんだかテンションがあがった。これを欲する当選者の気持ちが少し分かった気がした。

空気が出る機械で、抱き枕に空気を入れる。一般的な抱き枕は空気を入れないと思うが、この大きさ。空気でないと、素晴らしく重い枕になるのだ。もっとも空気なんて関係なく、この枕は重いけれど。

空気が入りました！

記事ではすぐに空気が入っているが、本当は1時間以上かかっている。朝5時から巨大抱き枕に空気を入れる。心は無だった。なにか開眼するのではないかと思うような修行に近い。しかし、空気が入ると、巨大でパンパンの「まいねおちゃん」。新たなる趣味が開眼しそうだった。

少し開眼した瞬間。幸せだった

このサイズ！　そりゃ、開眼しますよ！

当選者に届けます！

空気が入ったので、今度は当選者に届けるべく、トラックに積み込む。空気が入ると大きくて、トラックに入らない。押し込むように積み込んだ。やっぱり、空気を入れずに届けられればよかったと思うが、膨らませたのだから仕方がない。

巨大抱き枕を、

トラックに詰め込む

当選者の元へ！

巨大抱き枕を乗せたトラックは雨の中を走り、当選者の元へと急いだ。ちなみにmineoの酒井さんに、「この巨大抱き枕、やはりmineoの人として欲しいですか？」と聞いたら、「いらないです！（私のアパートには入らないので・・・）」と自信たっぷりに即答していた。

当選者さんとご対面！

そんないらない巨大抱き枕が当選者さんは、どんな反応をするのだろうか。

当選者さんとそのお友達と共にトラックの元へ

当選者さん、驚くが嬉しそうだ！

圧巻！

異様な光景！

理解のあるファミリー

この日は巨大抱き枕が来るということで、当選者さんのご家族はもちろん、同じような趣味を持つお友達も勢揃いしていた。みなさんは痛車などの趣味を持つ方々で、エスプレッソのようなメンツだ。巨大抱き枕にアイドルを見た若い女性のような歓声をあげていた。

家に巨大抱き枕を運び込んだ

当選者さんのご自宅には趣味の部屋があり、そこにはスクリーンがあったり、フィギュアがあったりする。その部屋は広く、巨大抱き枕がすっぽりと入る。ちょうどいいのだ。

あと、空気を入れてここに向かったが、トラックで無理な体勢になっていたらしく、空気はすっかり抜けていた。朝5時からの1時間はなんだったのだろうか。