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端末トリビア「Wi-Fi接続時のLTE接続ってどうなってるの?」

マイネール@運営事務局

ライター:マイネール@運営事務局

mineoに関する技術全般を担当しています。「mineoの至宝」と呼ばれるように日々練習に取り組んでいます。(何の?)

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こんにちは、マイネ王運営事務局のマイネールです。mineoスイッチのリリースに伴い、パケットの節約意識も高まる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

さてパケット節約といえば、やはり全体的に節約意識の高いmineoユーザーのみなさんは「Wi-Fi接続」を積極的に利用されていると思います。今回は、Wi-Fiに接続した際のスマートフォン側のLTE接続の振舞いについて少し分析したいと思います。

1日の中でLTEに繋がっているスマートフォン数の増減は?

まずは、mineoの設備である「PGW (Packet Data Network Gateway)」に接続されているスマートフォンの数(以降「セッション数」と呼びます)の1日24時間における推移を見てみましょう。(「PGW」については、「mineoのデータはどんな経路を流れているの?」参照)

mineoをご利用のみなさまの1日の生活を想像すると「起床後、自宅を出るまでは自宅のWi-Fiに繋がっているが、勤務先や学校、外出先ではWi-Fi接続する機会が減るため、午前中はだんだんLTEのセッション数が増え、午後夕方以降は、帰宅の途につき始め、徐々に自宅でのWi-Fi接続に切り替わるためセッション数は減り始め、夜中から翌朝までは低調なセッション数が続く・・・」ということが想定されます。

こんな感じ・・

section1_image

が、実際は以下のような分布になります。

section2_image

夜中になってもセッション数はほとんど減ることはありません。みなさんのスマートフォンはLTEに繋がったままのように見えます。

スマートフォンの設定にヒントが?

多くのみなさんのスマートフォンは、Wi-Fiに繋がっているときも、どうもLTE側にも繋がったままのようです。これはなぜでしょうか?なにか特別な設定があるのでしょうか?タネ明かしをすると、Android4.2が出始めて以降、こぞって各スマートフォンメーカーが「ある機能」を具備し始めたからなのです。

この「ある機能」とは、「Wi-Fi安定制御機能」のこと。この機能は、もともと『スマートフォン側でWi-Fi機能を常時ONにしておいた際に、不用意に品質の悪いWi-Fiを掴んでしまい、これによって「結局LTEに繋がっていた方が良かった」というようなことが起こる』ため、これを防ぐために作られた機能なのです。

では、この機能とセッション数の変化にどういう関係があるのでしょうか?

機能とセッション数の関係

もともと、au 4G LTE初期のスマートフォンは(「●●L21」という名前の機種が多いと思います。大抵はAndroid4.0/4.1ですね)、この「Wi-Fi安定制御機能」は存在しません。(少なくとも設定項目にはありません)。

これらのスマートフォンではWi-Fiエリアに入ると、Wi-Fi側ネットワークに切り替わった際にLTEの接続は切断するという動作をします。このため、これらのスマートフォンばかりだった場合は、想定どおり、家のWi-Fiに繋がる夕方以降、翌朝までは、セッション数はほぼ底這いとなるでしょう。

これに対して、この「Wi-Fi安定制御機能」を持った最近のスマートフォンは、この機能をオンにすると、ほとんどの機種は、「LTEの接続を保持したまま、Wi-Fiを繋いだり切ったりする」という動作をすることが分かっています。。

「接続のメインはLTE(Always-On)であり、Wi-Fiが見つかったときにそちらの品質がよければWi-Fi側にネットワークを切り替えるが、品質が悪くなれば速やかにLTE側に戻す」ことがベースの思想で作られていることが多いからだと想像できます。(または接続・切断を減らすことでLTEネットワーク側の負荷を減らす目的があったのかもしれません。このあたりは想像の域を出ません)

スマホの機種ごとの違いは?

たとえば、mineoで人気のスマートフォン、ソニーモバイルコミュニケーションズの XperiaTMシリーズで見てみましょう。SOL22(XperiaTM UL)以降、「設定」-「Wi-Fi」画面の「詳細設定」(右下の「点3つ」から) の中に「Wi-Fi安定制御機能」があります。
こちらが、購入後の初期設定では「オン」になっているようです。このため、知らず知らずに、「LTEは繋ぎっぱなしで、Wi-Fiも使っている」という状況になっているのです。
ほかにも日本製スマートフォンについてはほとんど同様の動きをすることを確認しています。

これに対して例外的な動きをするスマートフォンもあります。具体的にはSamsung社製のGalaxyシリーズです。こちらは同様な機能を「スマートネットワーク切り替え」という設定で実現しておりますが、こちらの機能をオンにした場合でも、「Wi-Fi接続後、Wi-Fiの品質が十分だった場合にはLTEセッションを切る」といったような動作をしているようです。詳しくは分かりませんが、これはメーカー側の思想によるものなんですかね・・。
(世界的なシェアからするとこちらが世界のデファクトなのかも知れませんね)

mineo全体での機種ごとのシェアが関係していそう・・

ここで、mineo全体の動きを左右する要素としては、みなさんがお使いのスマートフォンの機種ごとのシェアが問題になってくると思います。mineoユーザーのみなさんのだいたいの機種別のシェアですが、mineoで販売している、京セラ製「DIGNO M(KYL22)」、シャープ製「AQUOS SERIE (SHL25)」が多いのは当然として、それ以外では、前述の「XperiaTM」シリーズ(比較的新しいSOL23~SOL26)、シャープ製「AQUOS PHONE SERIE」(SHL23)などが上位を占めていますが、全て初期値で「Wi-Fi安定制御機能」がオンになっており、LTEのセッションも切断されない機種となっているのです。

なおmineoで大人気の富士通製「ARROWS Z」(FJL22)については、「Wi-Fi安定制御機能」をオフにしていてもWi-Fi接続時にLTE接続を保持している模様です。そして、「Galaxy」シリーズや●●L21型番をお使いの方が意外と少ないんですね。

あ、ちなみにmineoで販売しているLUCE(KCP01K)は、Android4.4ですが、「Wi-Fi安定制御機能」は存在せず、Wi-Fi接続時はLTEセッションが切れます・・・

まとめると

ということで、Wi-Fi接続時のLTEセッションの接続・切断の動作は、スマートフォンごとに異なるのですが、mineoユーザーのみなさんはLTEセッションを切断することが無いスマートフォン設定でお使いの方が大部分なのでは・・・ということでした。

いや、もしかしてmineoユーザーのみなさんは、意外と夜も家に帰らない「毎日オールで遊ぶ人」ばっかりとか??そんなことはありませんよね?

マイネール@運営事務局

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mineoに関する技術全般を担当しています。「mineoの至宝」と呼ばれるように日々練習に取り組んでいます。(何の?)

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コメント 24

1 - 24 / 24

Wi-Fi接続時にLTE表示が消えない理由がようやくわかりました。
大変勉強になりました。
今後もためになる記事を期待しています。

iPhoneについてのコメントがありませんでしたが、iPhoneもWi-Fi接続時にLTE受信状態が表示されたままですので、やはりLTEのセッションを切断しない仕様になっているのでしょうか?

グラフはセッション数ですから,当然データ量はまた異なりますよね。

直接は関係ないかもしれませんが、ほとんど家の中で使用していたipadmini(au契約)がなぜかパケット数が多く消費されていたのはこのせいなのかもしれませんね。ちょっと謎が解けたような感じです。ありがとうございます!

退会済みメンバービギナー
退会済みメンバー

Wi-Fi接続になるとLTE表示が消えるので、当たり前だと思ってましたが、今のスマホは違うのですね。

パケット通信を節約するには、機内モードにしてからWi-Fi接続する必要がありそうですが、そうなると今度は電話も受信できなくなってしまいますね。何かうまい設定は無いものでしょうか?(@iPhone)

でも、CPAなXperiaはwifiに繋がっちゃうとlteは利用できないんじゃないでしょうかねー

退会済みメンバービギナー
退会済みメンバー

Galaxy Note Edgeを使っていますが、確かに「スマートネットワーク切り替え」というのがあって、その説明に「安定したインターネット接続を維持するために、Wi-Fi接続とモバイルネットワークおよび2.4GHz帯域幅と5GHz帯域幅を自動で切り替え」とあります。LTEに接続しないように、小生はOFFで使用していますが、貴殿のご説明にある「Wi-Fi接続後、Wi-Fiの品質が十分だった場合にはLTEセッションを切る」ということであればONにした方が良いかもしれないですね。但し、こちらをONにすれば、品質が不十分と判断されれば、逆にLTEに自動的に接続されパケットが発生することになりますね。

退会済みメンバービギナー
退会済みメンバー

『このあたりは想像の域を出ません』とされた部分ですが、mineoさんも端末をメーカーから購入し販売しているのですからメーカーにそのポリシーを聞くことはできなかったのですか?
Galaxyの『こちらが世界のデファクトなのかも』だとすれば、日本のメーカー(いや携帯電話会社の要求で)は世界標準を良しとせず勝手な仕様作りをしている(大げさかな?)ことになりますね。
もう完全に海外勢に負けているのですから『独自』から卒業すればよいのにと思います。
それにしてもmineoの記事は面白いです。時には難しいこともありますがいろいろな疑問点に的確に答えてくれていることは他社にない良さだと思います。
Wi-Fiに接続してもアンテナが立っているのは音声通話が必要なのですからあたりまえですよね。でも、4Gなどの表示は消えるのでデータ通信はしていないことになりますけど、繋がったままでいるということになりますか・・・

「Wi-Fi安定制御機能」常時ON時によって起こるLTE接続が少なくなること(無駄な[←ちょっと言葉足らずかもしれませんが]?セッションの減少)は、mineoにとってはプラスになるのでしょうか?
とりあえず、「Wi-Fi安定制御機能」OFFにして使ってみたいと思います。
どうなんでしょうかねぇ?教えてほしいです。

セッションだけじゃなくデータ通信もやっちゃうLGL24ユーザーは、WifiシングルモードアプリをいれてWi-Fi接続中はデータ通信をオフするようにしています。

僕はHTC のA 02を使っていますが今月18日まではこのスマホのデータ使用量は73mbです。家でWi-Fiを使うことが殆どなので1GB 契約で大丈夫と思いましたがLTEも繋がったっているなら足りないじゃないですか?
6/1からの契約なのでまだ請求書をみていませんがさてどうなりますか?
LTEを切る方法も詳しく教えて下さい。

ふむふむ・・・
こりゃ、こんな設定を作ってみたらうまくいくのかなぁーっ市場試験ではないのかな?
そもそもネットワークを利用する場合、端末からのゲートウェイは本来一つでなければ、なりません
例えば、大阪から東京に行く場合、飛行機で行くか新幹線で行くかですが
人間の場合、今日は急ぐので飛行機で明日は新幹線でと気分と状況によって選択できますが
コンピュータの場合はそうは行きませんね
LaLaCallの場合
auLTE→S-GW→P-GW→LaLaCallサーバー
Wi-Fi→契約プロバイダGW→mineoプロバイダ→LaLaCallサーバー
050Plusの場合
auLTE→S-GW→P-GW→mineoプロバイダ→NTT系プロバイダ→050Pluslサーバー
Wi-Fi→契約プロバイダGW→NTT系プロバーダ→050Plusサーバー
上記の様に、それぞれ2箇所のルートが発生しますが同時に2箇所は、出来ませんので矛盾が生じます
これは、おそらくWi-Fiなどの不安定要因もありますが私が以前どこかで書きましたように白犬のWi-Fiはパスワードすら設定していないため
auであろうがmineoであろうがWi-FiONであれば接続されます。しかしキャリアが異なるためGWを通過させてくれません
おそらく、このような場合の対策ではないかと思います
Wi-FiON→接続ON→GW→ネットワーク不良→LTEを使用
この設定がないと、auやmineoでは利用できなくなります
これを、正しく利用するにはBGPプロトコルなどが必要となりますがスマホでは無理ではないのでしょうか
おそらく、このような設定だけでは無理かと・・・・
どちらにせよネットワークとしては、同時2箇所は不安定要因だと思いますよ。
ひょっとしてVoLTEの対応が遅いのは、この要因もあるのかな?

いやーこれは初めて知りました。
大変勉強になります。

ところで、ふと気になったのですがiPhoneの場合の動作はどんな感じなのでしょうか?
可能であればこちらの解説もよろしくお願いします。(^^

なるほどー、そうでしたかー。
通信はしなくても繋がりっぱなしとは知りませんでした。

パソコンーワイファイーatermーLTE-ネットの環境なのでデータ節約には向きませんね。

マイネール@運営事務局

みなさま、たくさんのコメントありがとうございます。

>sorasumiwataruさん、Kanon好きさん
iPhoneでの動作についてご質問がありましたが、mineoでの接続確認が取れておりますiPhone 5s(iOS7.1.2)での動作については、「Wi-Fi接続時もLTE(4G)接続を継続する」ことが分かっております。

また、「LTEセッションだけを切る方法」というご質問もたくさんの方から頂いておりますが、iPhoneの場合、「設定」の「モバイルデータ通信」にて「モバイルデータ通信」をオフにすることでデータ通信は全てWi-Fi経由になります。
Android端末もほとんどの端末が「設定」の中の「モバイルネットワーク設定」にて「データ通信を有効にする」という項目があると思いますので、それをオフにすれば、全てWi-Fi経由になります。

iPhoneでもAndroidでも、デュアル契約のお客さまにつきましては、この設定をしても「090電話」の発着信は可能となっておりますのでご安心ください。

マイネール@運営事務局

>ヒィロさん
おっしゃるとおり、セッション数とトラフィック(データ量)は全く別物でして、セッションが繋がっていてもトラフィックが流れていないことはよくあります。
みなさんのスマホも、カバンやポケットに入れていたり、机の上や枕元に置いていたりする、ほとんどの時間がそういう状態ですね。

マイネール@運営事務局

もう一つついでに・・・

すでに「王国酒場」でも話題に上がったことがありますが、
みなさんが、「知らぬ間にデータ量が消費されていることがある」という経験をお持ちのようなので。

Wi-Fi接続+LTE接続になっていた場合でも、端末によってはデフォルトで
「画面消灯後、一定時間操作が無ければWi-Fiを切断する」
というような、設定になっているスマートフォンもあります。(「Wi-Fiのスリープ設定」というような記述の端末もあります。また、この設定は外せるものが多いです。)
このような場合は、自宅のWi-Fiエリアに居ても、机の上やカバンの中で、知らぬ間にLTE接続だけになって、バックグラウンドデータがLTE側を流れるという可能性があります。
バックグラウンドデータをWi-Fi接続時のみにする方法もあるのですが、これは弊害もあり一長一短です。
(「設定」の「データ使用量」などの項目で各アプリのデータ使用量が一覧で見れる画面があります。そこで個別にアプリを選択して「バックグラウンド制限」というチェックを入れることでそのアプリのLTE経由でのバックグラウンド通信を止めることは可能です。ただし、例えばバックグラウンドで待ち受けするようなアプリの場合、待ち受け応答が出来ない場合があります)

「みなさんの大切なデータ容量の消費を防ぐ」という意味では、やはりmineoスイッチオン!が一番簡単でいいですね。
(別記事で運営事務局よりコメントさせて頂いているとおり、いろいろと改善をしていきますので)

初めて投稿します。みなさまよろしくお願いします。

端末によって随分と動作に違いがあるのですね。なるほど。

> また、「LTEセッションだけを切る方法」というご質問も
> たくさんの方から頂いておりますが、iPhoneの場合、
> 「設定」の「モバイルデータ通信」にて「モバイルデータ通信」
> をオフにすることでデータ通信は全てWi-Fi経由になります。

 iOSユーザーの場合は、画面下からスワイプしてコントロールセンターを引き出し、一度飛行機マークの「機内モード」にした後、Wi-Fiをオンにすると、同じく「モバイルデータ通信(LTE)」はオフで、Wi-Fiのみオンにできます。毎回「設定」を開かなくてよいので便利です。お試し下さい。

 私は家でストリーミングの音楽を長時間聴くときなどに、万一Wi-Fiが何らかの加減で切断されて、LTEにつながりっぱなしという事態にならないようにするために時々使っています。(滅多にそんなことはないと思いますが)

マイネール@運営事務局

>♪けんたろう さん

コメントありがとうございます。

そうですね。ご提案のとおり、シングル契約のお客さまは、「機内モード」→「Wi-Fiオン」でLTE経由でのデータ通信を止めるほうが簡単ですね。

ただし、以前のコメントに書かせていただきましたが、電話をお使いの方(デュアル契約の方)は、機内モードでは電話の発着信ができませんので、ちょっと面倒かもしれませんが「モバイルデータ通信をオフ」のほうをおすすめします。

初投稿とのことですが、これからも、どんどん投稿お願いいたします!

今の私に必要な情報でした。ありがとうございます。HTL21→HTL23に機種を変更した時から、Wi-Fi接続中も4Gの表示が消えず、パケット使用料も異常に増えたので、不思議に思っていました。早速安定制御機能をOFFにしてみます。効果を、期待します。

退会済みメンバービギナー
退会済みメンバー

>>「Wi-Fi安定制御機能」のこと。この機能は、もともと『スマートフォン側でWi-Fi機能を常時ONにしておいた際に、不用意に品質の悪いWi-Fiを掴んでしまい、これによって「結局LTEに繋がっていた方が良かった」というようなことが起こる』ため、これを防ぐために作られた機能なのです。

これはよく知らなかったです。
これ上手く動けば良いですけどね。
こういう時にmineoスイッチを上手く活用して、パケットの節約をすると良いのですね。

Wifi安定制御機能という聞こえのいい名称ですが、これはキャリアがパケットをできる限り消費させようと、端末メーカーに搭載させた機能としか思えない。Wifiでの利用者が増えていて、パケットの消費量が減っているからか、より容量の大きい契約に変えさせようとしているのか…極悪だ。こんな機能は即offすべし!
WifiとLTEの同時接続なんて、無駄のひとことにつきる。

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