Q&Aで、質問者にベストアンサー選定の強制（半強制）をやめる

ベストアンサーの選定を促すメッセージが質問者に表示されています。
やめましょう。

理由その１

必ずしもベストアンサーに選定するに見合う回答が存在するとは限らない。


理由その２

そもそも、質問者にベストアンサーを選ばせることに無理がある。


理由その１の背景

質問者の問題解決に役立つ回答が集まりやすくするための施策が不足している。まず、回答者が弁えるべきマナーが啓蒙されていない。回答の核心部分で「思います」はできるだけ使わないのがマナー。質問者からしてみれば、大事な所で「思います」と言われると、その回答を信じていいのかわからず、モヤモヤするし、不安になる。思います回答者は、もし間違っていたときに備えて保険をかけて逃げ道を作っているのであって、質問者の為を考えての事ではない場合がほとんど。質問者は正確な情報や良い方法等を知っている人に質問をしているのであって、「思う」だけならサルでもできることでありますから、回答で「思います」なんてのは基本的にナンセンスなのである。ところがそういったマナーの啓蒙が一切なされておらず、より質問者のためになる回答が集まりやすい環境が整えられた状況にない。仮に、どの回答者も思います思います・・・・ばっかりだった場合、むしろどの回答もベストアンサーに選定されるに値するものではない場合もありうる。


理由その２の背景

質問者はそもそも、わからないことを質問しているのだから、どの回答者が正しい回答をしているのかということも分からないのが通常である。しかし、第三者が読んで参考にする可能性も考慮すれば、ベストアンサーは正しい回答が選定されていることが理想である。故に、質問者にベストアンサーを選定させること自体に、そもそも無理がある。

改善例

上記の理由から、例えばであるが、質問者には、ベストアンサーという名目ではなくあくまで「解決に役立った回答」という名目で、一つに限定しない形で選んでいただき、また、選ばないという選択肢も良しとしておくのが適当と思われる。ベストアンサーについては、「ベストアンサーに推薦」というボタンを設け、質問者も含む閲覧者諸氏が推薦ボタンを押し、推薦人の数が表示されるという形式にしてみてはどうだろうか。


10月19日追記
回答での「思います」という表現は、やむをえない場合もあることということを追記して置きます。

例（推測で回答せざるを得ないケースの例）

「（発売されたばかりの端末で）この端末は使えますか？」
という質問に対して
「まだ発売されたばかりで、動作確認も未確認ですし、自分も購入していないので確かなことは申せませんが、同メーカー製端末はこれまでも問題なく利用できており、当該端末はXXXX-XXの後継機種で、今回に限り使えないということは考えにくいので使用可能と思われます」

こういった場合、そのように「思う」「考える」に至った理由も添えると質問者もその回答を信頼感をもって受け取ることができる。

このように「思います」という回答が十把一絡げに白黒とは言えない難しい面もあるが、いずれにせよ、回答者の質の向上を図るためのマナーの啓蒙は必要であり、それを全くせずして質問者に対してのみ一方的に”あーしろこーしろ”と言うのは、質問者ファーストであるべきQ&Aにおいて本末転倒と感じざるを得ない。