11月のネットワーク状況について

お久しぶりです。マイネ王 運営事務局の気まぐれトラベラーです。今回は11月のトラフィック状況を報告するとともに、夕方のターミナル駅で速度測定を行いましたので、その結果をご報告します。

11月のスピード測定結果について

今月もスピード測定結果を用いてトラフィック状況をお伝えします。

【測定時間】（お昼休み）12：15～12：45　
　　　　　　（夕方）　 18：15～18：45
　　　　　　　上記時間内に3つのアプリ（A～C）でそれぞれ測定する。
　　　　　　　※1アプリにつき2～3回測定し平均値を採用。
【測定場所】　ケイ・オプティコム本社　付近　（大阪市中央区）
【測定端末】　arrows M02　（mineo端末）
【運用目標】（お昼休み）①3つのアプリの内、少なくとも1つは1.0Mbps以上
　　　　　　　　　　　　②3つのアプリの平均値で0.5Mbps以上
　　　　　　　　（夕方）①3つのアプリの内、少なくとも1つは3.0Mbps以上
　　　　　　　　　　　　②3つのアプリの平均値で2.0.Mbps以上

※スピードテスト結果は測定環境に大きく左右されます。
測定結果を過信せず、あくまで目安としてご確認ください。
※今回は測定に用いた回線に「通信の最適化」の適用解除を行いました。

11月のトラフィック状況について

お昼については、Aプラン・Dプランともに概ね先月と同じくらいの品質だったと考えています。夕方については、第4週から特にAプランで良いスコアが出るようになりました。これまでに比べて非常に快適な状態だったと思われます。またDプランも良好な状態が続きました。なお、今月のDプランの夕方の結果では、週の初めから後半になるにつれて速度が下がって（混雑度が増加して）いる傾向が顕著に現れています。

Sプランについては、お昼のスコアが11/5から急激に下がりました。（11/5以降は拡大図でご確認下さい。）先月まではお昼でも5Mbps以上のスコアが出ておりましたが、加入者が増加してきたためか、11/5以降は5Mbps以下になりました。ただそれでも、Aプラン・Dプランに比べるとまだまだ安定して速い状況が続いています。

第2週以降はアプリBやCで１Mbpsに満たないスコアとなっています。さらに13～16日の夕方もアプリBやCは極端に低いスコアでした。特に13日はアプリAやDで20Mbps以上となっているのにも関わらず、アプリBやCでは１Mbpsに満たない測定結果が出ています。しかし、トラフィック上ではほとんど混雑は発生しておらず、スコアほど品質が悪い状態ではなかったと思います。

これは測定アプリの特性によって測定結果が大きく変わったためと考えています。アプリA,DよりもアプリB,Cの方が混雑状態に過敏に反応する特性があると推測します。

夕方のターミナル駅でスピード測定を行いました

以前より、私たちの測定結果に対して「そんなに速度はでていない！！」とご指摘を受けておりました。特に東京では多くの人が行き交う山手線のターミナル駅等で速度が低下しているようです。原因はPOIの混雑状況のほか、基地局の混雑も考えられます。関西でも同様の事象が発生しているのではと思い、夕方の大阪駅でスピード測定を実施しました。基地局が混雑している可能性も踏まえて、キャリアのSIMも準備して測定を行いました。

【測定日】2018年11月30日（金）　18:35～50頃
【測定場所】ＪＲ大阪駅連絡橋口改札付近

通常であれば10Mbps以上は出るキャリアのSIMでも、非常に低い値でした。基地局が混雑していると推測されます。特にドコモではキャリアとmineoの測定結果がほとんど変わらない状況でした。基地局が混雑している状況ではいくらPOI増速を実施してもmineoの速度は改善されません。速度の低下要因については以下の図を参照願います。

今回はドコモが低い結果となりましたが、端末が接続している基地局状況（測定時間におけるサブキャリア、MVNOを含んだキャリアの通信数）によって左右されるものだと思います。夕方のターミナル駅ではどこでも同じような現象が発生していると思います。

最後に

今回は11月のトラフィック状況とターミナル駅でのスピードテスト測定結果をご報告しました。ネットワークの混雑要因はお客さまからは分かりにくいですが、基地局の混雑によって速度が低下することがあることもご理解いただけると幸いです。なお、今回の記事では触れていませんが、評価基準の変更についても継続して検討中です。

これからもmineoをよろしくお願いします。