- mineo技術・サポート
- 110
- 8
- 63
お久しぶりです。マイネ王 運営事務局の気まぐれトラベラーです。今回は10月のトラフィック状況を報告するとともに、検討中の新たなトラフィック評価基準について、これまでの「スピードテスト測定」と次期評価基準の「WEBの表示速度」や「動画視聴時の画質の変化」の相関を調査しましたので、ご紹介します。
まずは、これまでと同様にスピード測定結果を用いてトラフィック状況をお伝えします。
【測定時間】(お昼休み)12:15~12:45
(夕方) 18:15~18:45
上記時間内に3つのアプリ(A~C)でそれぞれ測定する。
※1アプリにつき2~3回測定し平均値を採用。
【測定場所】 ケイ・オプティコム本社 付近 (大阪市中央区)
【測定端末】 arrows M02 (mineo端末)
【運用目標】(お昼休み)①3つのアプリの内、少なくとも1つは1.0Mbps以上
②3つのアプリの平均値で0.5Mbps以上
(夕方)①3つのアプリの内、少なくとも1つは3.0Mbps以上
②3つのアプリの平均値で2.0.Mbps以上
※スピードテスト結果は測定環境に大きく左右されます。
測定結果を過信せず、あくまで目安としてご確認ください。
※今回は測定に用いた回線に「通信の最適化」の適用解除を行いました。
9月に引き続き10月のトラフィックも安定していたと思います。お昼はAプランが月の前半に目標を下回る日があったものの、第3週以降は回復していき後半は快適な状態だったように思います。Dプランは概ね良好な状態が続きました。夕方も傾向は変わらず、月の前半は少し目標に届かず、後半は回復するという状況でした。
また、Sプランについては、Aプラン、Dプランと比べてグラフ上の縮尺が異なっていますのでご注意ください。9月に引き続き、加入者数に対して帯域が大きい状態が続いていましたので、お昼、夕方共にキャリア並の速度が出ておりました。なお、この記事を執筆している時点(11月20日現在)でもA・Dプランより速い状態が続いています。11月のネットワーク状況は次回の記事でお伝えします。
前回の記事でお伝えしたとおり、今後は、より実際の使用環境に近い評価手法として「①WEBページ表示完了時間」や「②動画視聴時の品質(画質)」を検討しております。
今回は新旧それぞれの評価手法の相関を調査しましたのでご紹介します。相関図①はWEBページ(Yahooのトップページ)の表示速度を測定結果(縦軸)とその時の各スピードテストアプリでの測定結果(横軸)をプロットしたものになります。黄色はそれぞれの近似曲線を表します。基準値はまだ検討中ですが、今回は「WEBページ表示完了時間:10秒、動画画質:360p」を仮に設定しました。
【相関図①】WEBページ表示速度と各スピテスアプリ速度
バラツキが大きいので一概には言えないのですが、近似曲線をベースにWEBページ表示:10秒を基準に考えると、アプリAでは1.5Mbps、アプリBでは0.2Mbps、アプリDでは0.3Mbpsと大きな違いがあることが分かります。WEBページ表示:10秒という同じ品質ですが、スピードテスト結果ではアプリによって測定結果が異なります。
【相関図②】動画画質と各スピテスアプリ速度
相関図②はYouTube視聴時の動画画質の測定結果(縦軸)とその時の各スピードテストアプリの測定結果(横軸)をプロットしたものになります。基準とした360pの画質をキープできなくなる恐れがある速度はアプリAでは3.4Mbps、アプリBでは0.9Mbps、アプリDでは1.8Mbps程度となっております。
※ただし、これらの速度を下回って(図中の赤線より左側)も360p以上の画質で視聴できる場合もあります。
相関図①、②の結果を踏まえてWEBページ表示時間、動画画質と各スピテスアプリの測定結果の相関を調査しました。これを相関図③に示します。相関図①の近似曲線をベースに各アプリにおいて360pの画質をキープできなくなるポイントをプロットしました。
例えばアプリBの場合、360p以上の品質を満たすためには(アプリBの測定で)0.9Mbpsの速度が必要であり、それを満たすWEB表示完了時間は約8.2秒と算出できます。つまり、WEB表示完了時間を測定して8.2秒以下であれば、概ね360pの画質をキープできる程度の品質であると考えられます。
【相関図③】新旧評価手法の相関
今回は検討中の新たなネットワークの評価手法について、これまでのスピードテストアプリとの相関を調査した結果をご紹介しました。少し難しい内容になってしまいましたが、新たな手法についてご意見いただければ幸いです。これからもmineoをよろしくお願いします。
でも書き出しは気まぐれトラベラー@運営事務局さん…。(謎
体感に響いてくると思うのでこちらも改善していってほしいです。
で、誰が書いたか分からない状態になってます。(^^;
さて、スピードテストの相関面白いですね。(^^
ここから目標値を設定するという形にされるのかなと感じました。
アプリA・B・Dから目標値を設定する場合、昼間はWebページ表示速度を、
夕方はYoutube 360pが安定して再生できる所を基準にするのか良いかも
しれませんね。
そうなると、
昼間:平均値で0.7Mbps以上、アプリAは1.5Mbps以上
夕方:平均値で2.0Mbps以上、アプリAは3.4Mbps以上
というのがデータから分析した上で妥当な目標値になるのかなと思いました。
目標値が今よりも高くなるので、達成するのは大変かもしれません。(^^ゞ
>基準とした360pの画質をキープできなくなる恐れがある速度はアプリAでは3.4Mbps、アプリBでは0.9Mbps、アプリDでは1.8Mbps程度となっております。
3.4Mbps出れば720pもそこそこ見れるはずなんですよ。値が正しければ。
実測とかけ離れた速度が記載されていて思わず飲んでたコーヒー吹きました(笑) 提灯記事だとは最初から分かっていましたが限度が・・・大阪ではAプランの平日昼の速度は0.2Mbpsくらいです。遅すぎて時々ブラウザが固まります。
Sプランに関しては「格安SIMの速度を一挙大公開!」の記載より実際の方がかなり速いです。出版元がソフトバンクをディスっているのかも知れませんが、実測では上のグラフのアプリAと同等より上の速度が出ています。DプランはSIMを解約したので現在の実測は分かりません。
コメントありがとうございます。
本記事の公開当初、投稿時のミスでライター欄が「天然パーマ@運営事務局」となっておりましたが、正しくは「気まぐれトラベラー@運営事務局」です。
現在は修正しておりますが、当初この記事をご覧になられた方は混乱されたと思います。申し訳ありませんでした。
この点についての施策や今後の見通しについても、可能な範囲で解説していただけると回線選びの参考になるのですが、いろいろと難しいでしょうか?
ここ最近はむしろGoogleアプリが一切通信せずにタイムアウトする方が問題でして…mineoのせいなのかアプリのせいなのかわからない自体がしばしば…
引き続き、お願いします。
相関係数はいくらぐらいなのでしょうか?
アプリAを見ると明らかに横軸方向に伸展されています。これは以前より言われている、アプリAが高いスピードが出ると言うことを、裏付ける結果となってます。
そして図らずも、3.4Mbps以上ないと360pの動画がまともに見れない場合があるという結論になってます。
(あえて現状の表現方法に会わせ、アプリAという文言を入れていません)
現状の分析力では、評価方法を変えたところで良い方向にむかうとはおもえません。
アプリAを現状の評価から外すというのがbetterな方法であり、多くのユーザーの共感を得られる方法かと思います。
でも、その時の捉え方が安定に向かうんでは!
同じ測定位置、同じタイミングで、実際にキャリア契約した回線の
結果も併せて開示してもらえるとわかりやすいと思います。
たぶんみんなが知りたいのは実際のスピードではなく、キャリアと比べて
自分たちが使っている回線がどれだけのポテンシャルで通信できているか
だと思いますので。