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9月のネットワーク状況とプレミアムコースのトラフィック影響について

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お久しぶりです。プレミアムコースのトライアルが始まり、日々のトラフィック分析が楽しみなマイネ王 運営事務局の気まぐれトラベラーです。今回は9月のネットワーク状況報告を行い、速度低下の要因考察やプレミアムコースのトラフィック影響についてお伝えします。

〜 本文は省略されました 〜

ベルりんさんのコメント
>Dark Side of the Moonさん
ニュートン算は、処理能力(POIの帯域)>通信要求となる状態で、ある一定の時間で処理がおわるよう条件のときに成り立つ計算です。たとえば、POIの帯域が100Mbpsあって、一時的に通信要求が増大し待ち行列が発生したところから、新たな通信要求が、100Mbp以下の状態で流入するような状態で有効です。
POIの混雑がボトルネックになっているということは、通信要求がPOIの帯域を超えている状態であり、パケットの待ち行列はどんどん長くなりパケットの破棄が起こります。
このような状態では、回線の使用状態はほご100%で、パケットは到着順と優先度で待ち行列に入って流れたパケットだけが処理されて、待ち行列に入りきらなかったパケットが破棄されて、通信速度の上限が制限されます。
ニュートン算による、「10%帯域増加でスピードは1.5倍」というのは、通信が混雑していない時間帯、例えば、(かえでさんの計算の例も)10Mbpsの帯域に対して、平均で8Mbpsや9Mbpsの通信要求があるような場合に通用します。
通信の要求が、POIの帯域を超えるか超えないかで、待ち行列が増え続けてパケットが破棄されるのか、待ち行列に入って一定時間たてば処理できるのかで、利用品質もガラッと変わるので注意が必要です。

例えば、パソコンもメモリがギリギリ足りている状態なら何とか使えますが、メモリが足りなくなってスワップが発生し始めたら、極端に反応が落ちますよね?

固定回線の場合は、一人当たりの通信帯域が十分多く、パケット破棄が起きるような状況はほとんどないですが、基地局やPOIの帯域はユーザ数に対して帯域が少なく、パケット破棄は輻輳の影響が大きいので、全く異なる様子のネットワークと考えるのがよいでしょう。

POIの帯域が足りているか足りていないか(溢れているかいないか)で相転移のように状況が変わるので、混雑時とそうでない時の計算は別と考えたほうが良いと思います。