2分で完了！ iPhoneの保護フィルムを全自動で貼り付ける自販機「フィルラボ」を試してきた

こんにちは。スマホ中毒のライター、シュゴウです。

ガラケーからスマホに乗り換えて早10年。最初は「画面を触って操作するの!?」と戸惑ったものですが、現在はもうすっかり慣れました。

しかし、いまだに慣れない作業が1つだけあります。

そう、それは……

「まずはエアダスターでホコリを吹き飛ばそう！」
「ホコリの少ないお風呂場で貼ると良いよ！」
「ズレないガイド枠つき保護フィルム！」

などなど、いろんな小技やアイテムを駆使して毎回完璧なフィルム貼り付けに挑戦してみるものの、実際の仕上がりはホコリは入るし、気泡もできるし、若干ずれる！！！

ホコリの入った保護フィルムのまま妥協してスマホを使い続けてきた私ですが、ネットで「iPhoneの画面保護フィルムを全自動で貼ってくれる自販機がある」という気になる情報を発見しました。

その自販機がこちらのフィルラボ。

自販機が全自動で画面保護フィルムを貼ってくれて、よくある「ホコリが入る」「気泡が残る」「位置がズレる」といった失敗から開放してくれるとのことですが、本当にそんなことが自販機にできるのでしょうか……？

ということで、実際に私物のiPhoneでフィルラボを試してきました！

画面保護フィルム 全自動貼付自販機「フィルラボ」とは…

フィルラボは、ガラスフィルムを貼り付けてくれるiPhone用保護フィルム全自動貼付自販機です。

iPhoneを自販機のトレイにセットすると、自動的にクリーニング＆フィルム貼り付けを2分で行ってくれます。

iPhone Xシリーズから16シリーズまでの機種（SE第1世代、miniモデルを除く）に対応しているので、ほとんどの iPhoneユーザーは利用できるでしょう！（対象外の人、ガンバレ…）

保護フィルムは「高透明フィルム」「のぞき見防止フィルム」「反射防止フィルム」の3種類から選択可能で、価格はいずれも2,980円（一部店舗を除く）となっています。

保護フィルムとして考えたら少し高いと感じるかもしれませんが、完璧な貼り付け作業代も含まれていると考えると、決して高くない価格ではないでしょうか。

2025年7月現在（記事執筆時点）では、ショッピングモールなどを中心に全国19箇所に設置されています。

本当にキレイに貼り付けてくれるのか実際に体験！

ということで、さっそくフィルラボが設置されている新宿マルイ本館へとやってきました！

地下1階の地下鉄連絡口に設置されているのですが、なかなかの存在感があります。営業開始前に撮影を開始しましたが、物珍しそうに足を止めてフィルラボを眺めているお客さんもちらほらいました。

自販機側面には「3ステップ」「2分で完了」「1発で貼付」と書かれていますが、果たして本当にキレイに一発で貼り付けてくれるのでしょうか!?

まずはiPhoneのモデルを選択

自販機にはタッチパネル式のスクリーンが備え付けられており、これを操作してメニューを選んでいきます。

まずは自分のiPhoneのモデルを選択。今回私が持参したSE第2世代は選択肢にはないのですが、「iPhone SE」をタップしてから…

「iPhone SE 3」のメニューを選択すればOK（フィルラボ担当者確認済み）。

保護フィルムの種類を選択

保護フィルムは「高透明フィルム」「のぞき見防止フィルム」「反射防止フィルム」の3種類が用意されているので、お好みで選択しよう（SEシリーズのみ「ブルーライトカット」を加えた4種類）。

自販機にはそれぞれの保護フィルムのサンプルが貼られているので、迷っている人は現物を見て判断するのがオススメ。斜めから見ると「のぞき見防止」の差が明確に！

支払い（キャッシュレスオンリー）

すべてのメニューの選択が完了したら、お支払いに進みます。PayPayやクレジットカード払いに対応していますが、現金払いには未対応なので要注意！

今回はPayPayで支払ってみました。あとはiPhoneを自販機にセットして2分待つだけ！

これでキレイに保護フィルムが貼り付けられるのであれば、自分で苦戦しながら貼るのとは比較にならないほどお手軽＆簡単なわけですが、果たしてフィルラボの実力やいかに……。

いよいよ自販機にiPhoneを投入！

いよいよ貼り付け工程へと進みます！

トレイへセットする前に、現在iPhoneに装着している保護フィルムやカバーを取り外しましょう。

ちなみに、外した保護フィルムはフィルラボが回収してくれます。こういう設計、地味だけどありがたいね。

すべての準備が整ったらいよいよiPhoneをトレイにセットするわけですが、フィルラボは「フィルムの貼り付け」だけでなく「クリーニング作業」も自販機内でやってくれるそうなので……

今回はあえて指紋や皮脂でギトギトにしてみました。

こんなに汚れていても、問題なくキレイにしてくれるのか!? フィルラボの真価を問うてみたいと思います。

覚悟しろフィルラボ……

スマホをセットするステップまで操作が完了すると、こんな感じでトレイが光に包まれながら手前にせり出してくるので……

そこにスマホをセット！！！

この、ニュル～っとせり出すトレイの動きが、なんかロボットアニメの出撃シーンみたいでかっこいい。

トレイにセットしたら、そのままフィルラボ内へとスマホは吸い込まれていきます。あとは仕上がりを待つだけ。

果たしてギトギトの画面はキレイになっているのか！？

フィルムはキレイに貼り付けられるのか！？

どうだ！？ どうなんだ！？！？

果たして、仕上がりは……？

クリーニング＆貼り付け作業は約2分ほどで完了します。ドキドキワクワクの2分間……。

残念ながら、一生懸命のぞき込んでも中でどんな作業が行われているかは見えませんでした。

こういうの、気になるからスケスケにして見えるようにしてほしいよね～。

そして、2分経つと……？

保護フィルムが貼られたスマホが帰ってきました！！！

最後に保護フィルムに付いてるシートを剥がして完成となります。

果たして……どうだ……？

ﾍﾟﾘﾍﾟﾘﾍﾟﾘ……

ﾍﾟﾗｯ……

ぬお～～～！！！！
めっちゃキレイに貼り付けられてる！！！！！

ビフォーアフターを比べてみるとこんな感じ。

ギトギトの汚れが完全になくなり、「ホコリが入る」「気泡が残る」「位置がズレる」といった保護フィルム貼り付け三重苦も一切発生していません。

もはや、「アフターの写真って保護フィルム付いてる？？？」って思っちゃうくらいキレイな仕上がりじゃないでしょうか。

実はもともと画面に結構なサイズの傷がついていたので、「傷のある箇所は少し凸凹してるだろうし気泡ができちゃうかも」と思っていたのですが、この通り気泡は一切入らずキレイな状態で帰ってきました。

恐るべしフィルラボ。自宅の冷蔵庫の横とかに常備したい……。

フィルラボを設置してからの反響は？

ということで、実際に使ってみたらかなりキレイで驚かされたフィルラボ。

運営元のグローバルコネクション・庄子さんが取材に応じてくれたので、サービス展開の経緯や設置後の反響などを聞いてみました。

シュゴウ　実際に体験してみると、キレイな仕上がりや2分というスピーディーさなど、かなり画期的な自販機で驚きました。このフィルラボはどのような経緯でサービスを開始することになったのでしょうか？

庄子　もともとは中国で開発された自販機で、台湾などでサービスが展開されていたのですが、同社代表の人脈でお話をいただき、日本では当社が運営する形でサービスを展開をすることとなりました。

シュゴウ　日本はiPhoneユーザーが多いので、相性は良さそうですよね。設置後の反響はどうですか？

庄子　今年の6月に、Xの「自動販売機マニア」というアカウント名の方が新宿マルイさんのフィルラボをポストしてくださったのですが、その投稿がかなりバズって多くの方の目に触れた結果、お客さんの数も増え、現在では当社への問い合わせも増えている状況ですね。

シュゴウ　たしかにこの自販機を見かけたら、Xに投稿したくなるのは分かる……。

庄子　今では、新宿マルイさんに設置されているフィルラボは1日100枚以上売り上げることも珍しくありません。メディアでも取り上げられる機会が増え、自販機前に待機列ができることもありますね。

シュゴウ　自販機に行列ができるとはすごいですね……。しかし、それだけ多くの人が利用していたら、たまには気泡が入っちゃったり、上手く貼り付けができないこともあるんじゃないですか？

庄子　ほとんどの場合、気泡やホコリが入ることはないのですが、フィルラボの状況、お客さまの端末の状況などによっては気泡などが発生してしまうこともごく稀にですがあります。もちろん、ケースやカバー、画面保護フィルムを外さずに入れてしまうと貼り付けはうまくできませんが、背面やカメラ部分のカバーや保護フィルムを取り忘れてしまってもうまくいかない場合があります。

シュゴウ　ほんの数ミリの誤差でも、貼り付けの仕上がりに影響が出てくるんですね。

庄子　かなり精密なセッティングを施しているので、その点は苦労しています。新しい施設に自販機を設置する場合は、セッティング作業で1日かかることもあるくらいで……。

シュゴウ　逆にいうと、そんな繊細な作業を無人の自販機がやっていると考えるとすごいですね！ でも機械となると、停電した場合なんかはスマホが自販機内に閉じ込められちゃうことはないのでしょうか？

庄子　フィルラボは停電時でも、内部電源が電力を供給して一定時間は稼働できるようになっています。iPhoneが閉じ込められることはないので安心してください！

庄子　また、LINE公式アカウントや電話によるカスタマーサポートセンターも用意しておりますので、万が一、保護フィルムに気泡が入った場合などは、お問い合わせいただければ事象確認の上、返金などの対応もさせていただいております。

煩わしい保護フィルム貼り付け作業から開放されよう！！

スマホを新しくして、いざ保護フィルムを貼り付けたらほっそ～いホコリが挟まっちゃってうんざり……なんて経験をした人は多いと思います。

あのなんとも言えないがっかり感を何が何でも避けたい方は、フィルラボの自動貼り付けを体験してみてはいかがでしょうか？

よしっ！ キレイになった画面でショート動画見まくるぞ～～！！！


編集：ノオト