ジョギングやランニングにスマホを携帯したい！ 便利グッズを5つ使い比べてみた【パンツ、ポーチ、アームバンド、リストバンド、防水ケース】

ライターの神田（こうだ）です。

運動不足なのでランニングでもして汗を流したいところなんですが……

「いや、スマホ持って走ればええやん」という声が聞こえてきた気がしますが、まずは私の話を聞いてください。走りやすい服装に着替えて外に出るじゃないですか、そして近所を走るわけじゃないですか。そのときスマホってどうします？　持っていきますか？　スマホはポケットの中でゆっさゆっさ揺れてめちゃくちゃ邪魔ですよね。

スマホを持ったままだとかさばりますし、荷物になって満足に走ることができません。かと言って家に置いていくと道に迷ったときに困る。私は家にスマホを置いて夜にランニングに出かけて道がわからなくなって泣きそうになりながら深夜2時まで街をさまよったことがありトラウマになっています。

「流行りのスマートウォッチを使えばいいじゃん」と思う人もいるかもしれませんが、私は今はスマホを持ってランニングするにはどうしたらいいかということを考えたい。私のように「ランニングはスマホが邪魔だからできないなあ」と悩んでいる人の力になりたいんです。

ということで今回は、スマホを持ってランニングするためのアイテムを5つ選んで、使い心地などをレビューしてみました！

今回選んだのは以下の5つ

【ミズノ】マルチポケットパンツ（税込5,940円）

【IkucheL】ランニング ポーチ（税込999円）

【TAYOTTE】アームバンド（税込2,180円）

【LILIYYA】リストバンド（税込1,780円）

【Pruvansay】防水ケース（税込990円）

上記5つのランニング用アイテムを試していきます。

スマホだけでなく、鍵や交通系ICカード、補給食などの収納面にもフォーカスし、Amazonで5つのアイテムを選んでみました。

それぞれのグッズを身につけて、各5分間ほどランニングをして使用感を確かめています。

なお、筆者が使用しているスマホはiPhone 11 Proで、サイズは幅71.4mm、高さ144.0mm、厚さ8.1mm、重さ188gです。

もし商品を見て「いいな」と思ったら、購入前にご自身のスマホに適応したサイズかどうかをチェックの上、検討してみてください。

それでは、「商品の特徴」「使い心地」「おすすめポイント」という観点で商品をご紹介していきます。

【ミズノ】マルチポケットパンツ（税込5,940円）

まず最初に紹介するのは、速乾性に優れたランニングパンツです。とはいえ、ただのランニングパンツではなく、このパンツの最大の特徴は……？

そう、腰部分のメッシュポケットにスマホを収納できるんです。今まではポケットにスマホを入れてゆっさゆっさ揺らしながら走っていましたが、これならまったく邪魔になりません。

その収納力はすさまじく、360度に大小7つのポケットが備え付けられています。汗を拭くタオルやエナジーバーなどの補給食、鍵や小銭などを一度に身につけることができます。

ランニングパンツということで丈はやや短め。ポケットの中身が揺れないように小さめのシルエットを採用しているようです。サイズはS〜4XLサイズが用意されており、メンズ、レディース、ユニセックスモデルが展開されています。

使用感

こんな便利なランニングパンツがあったんだと驚き！　今後外を走るときはこのパンツ一択ではないかと個人的に激推ししたいアイテム。スマホ以外に多くのアイテムを入れても中身が揺れにくく体にフィットしていた。とはいえ多くの荷物を入れるとお腹周りがモゴモゴするので入れすぎには注意。汗をかくと若干スマホがしっとりするため、気になる人はケースなどで保護したほうがいいかも。

こんな人におすすめ

「スマホを持ち運びたい」「本格的なランニングパンツが欲しい」という人はこのパンツを選べば間違いなさそう。しかし丈がけっこう短めなので、初心者がいきなりこのパンツを履くと「ガチ勢の人じゃん」と自分の見た目に面食らう可能性もある。パンツ丈が長いモデルもあるので、好みに合わせて選ぶとよさそう。5,940円とけっこうな金額のため、低コストで始めたい人には向いていない。

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【IkucheL】ランニング ポーチ（税込999円）

2つ目に紹介するのは、Amazonの「ランニングポーチ」カテゴリでベストセラーのアイテム。シンプルなデザインで見た目もスタイリッシュです。カラーは今回選んだグレーのほか、ネイビー、グリーンなど全6色が用意されています。今回購入したのは2つ口タイプですが、1つ口タイプのものも選ぶことができます。

伸縮性があり思ったより口が大きく開くので大きめのスマホでもしっかり収納できます。防水性の高い素材を使用しており汗で濡れる心配もありません。

2つ口タイプは、小さいポケットに交通系ICカードや鍵、ドリンクを買う小銭などを入れておくことができます。スマホと一緒にポケットに入れると、カチャカチャとぶつかる音が気になるため私は2つ口のものにしました。

使用感

しっかり体にフィットして使いやすい。汗で濡れないのはありがたい。小銭などを多く入れると走っているときに音が鳴って気になるので入れすぎには注意したい。ジッパー部に反射材が使われているので夜間のランニングでも安心だった。

こんな人におすすめ

オーソドックスなタイプでクセがないため多くの人が使いやすいモデルだと感じる。ウエストゴムの伸縮性が高いため、幅広いウエストサイズに対応しているのも魅力。有線イヤホンを通す穴も開いているため、有線イヤホンユーザーにも◎。スマホ画面が見えないため、スマホを頻繁に取り出す人には向いていない。

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【TAYOTTE】アームバンド（税込2,180円）

3つ目に紹介するのはアームバンドです。ランニング中に腕に巻くタイプのもので無駄な装飾がなくスタイリッシュ。アームバンドは通常サイズのほか大きめサイズもあり幅広い人に対応しています。今回は大きめのサイズを購入。

スマホを入れるとこのような形に。販売ページの説明によると、通常サイズは縦15.5cm、横7.5cm、厚さ1.1cm、大きめサイズは縦16.5cm、横7.8cm、厚さ1.1cmまで対応しています。

スマホケース下部にはイヤホンや充電ケーブルを差し込めるよう穴が空いています。腕と接する裏面は通気性のいい素材を使用しており、汗でべたつく心配もありません。

ポケットも用意されており、鍵やイヤホンなど小さいものなら充分に収納することができます。かゆいところに手が届く設計！

また、バンドの先端に返しがついており、万が一マジックテープが剥がれてもスマホが落下しないようになっていてよく考えられているなと思いました。

ケース上からスマホをタッチできるのも助かるポイントでした。ラップタイムを計りたいときなどに便利。

使用感

走ってもずれ落ちてこず、フィット感は抜群。緩んでも調整が簡単なのが助かる。小さいポケット付きなので、鍵など必要最低限のアイテムを収納できるのも魅力。ただ、長時間締め付けられる状態なので着用感は好みが分かれそう。

こんな人におすすめ

腰に巻くタイプが好みではない人にはアームバンドタイプがおすすめ。ただ、腕に取り付けるとスマホの出し入れがしにくいため、頻繁にスマホを出し入れする人には向いていない。

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【LILIYYA】リストバンド（税込1,780円）

4つ目に紹介するのは、手首に固定するタイプのリストバンドです。腕や腰に装着するタイプは数あれど、手首に固定するものはなかなか見なかったので選んでみました。iPhone、Galaxy、Xperia、Pixelなど6.9インチまでのスマホが収納可能です。

手首、前腕、手のひらに装着できます。マジックテープで着脱も簡単で、左右どちらの手にも対応しています。

内側にはカードスリーブがついており、交通系ICカードなどを収納可能なのも助かるところです。

着用するとこのような見た目に。しっかりフィットで安心です。ケースの上から画面を操作でき、アームバンドよりはタッチしやすいと感じました。

使用感

走りながらすぐに画面を確認できるのが最大のメリット。バンドもしっかり保持してくれるが、やや長いので手首が細い人はバンドが余ってしまうかも。日差しが強いとスマホが熱を持つのでそこは気をつける必要がある。また、手に重心があるので腕を振ったときに走りやすく感じた。

こんな人におすすめ

取り回しやすいのでラップタイムを見たりと、走りながらスマホ画面をチェックしたい人にはおすすめ。ただ、重たいスマホを使っている人だとやや疲れやすくなるかもしれない。

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【Pruvansay】防水ケース（税込990円）

最後に紹介するのは防水ケースです。今回のラインナップでは最もシンプル。水に濡れるのを防ぐためのアイテムです。1,000円以内と手に取りやすい値段なのもありがたいところ。

出し入れはとても簡単で、ツメを開いてスマホを中に入れ、ツメを閉じればロック完了です。

スマホを入れるとこのような感じに。けっこう余裕があるので、交通系ICカードや小銭などは入りそうです。

ストラップがついているので、首から下げて持ち歩くことができます。腰、腕、手のひらときたので、シンプルに首から下げるタイプのものを選んでみました。

実際にランニングに使ってみると、腰も腕も空くので悪くはないのですが走るたびにケースが揺れて非常に気になります。ゆるっと走るのにはいいかもしれませんが、スピードを出す高負荷のランニングにはあまり向いていないかも。

使用感

首から下げるので取り回しやすいのだが、やはり揺れが気になる。ランニングよりは、ジョギングや軽い散歩に向いていそう。アウトドアやマリンスポーツで活躍するはず。

こんな人におすすめ

比較的安価なため、ランニング以外にも使いたい人には汎用性が高いのでおすすめと言える。長距離を走るのであれば、ポーチやアームバンドなどのほうが向いている。

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まとめ

全部身につけてみました

ということで、5種類のスマホ携帯アイテムを試してみました。

どれも使い勝手がよく、もうこれでスマホをポケットに入れたまま、スマホを握りしめたままランニングしなくていいと思うとホッとしました。「スマホあるから走れないな」という言い訳ができなくなるのであとは走るしかありません。

個人的なおすすめはやはり「マルチポケットパンツ」です。収納力も高いし、ほとんど手ぶらでランニングができます。ラップタイムなどで頻繁にスマホを確認するのであれば「リストバンド」が取り回しやすいなと思いました。

みなさんもぜひ、ピンときたものを試してみてください。スマホを持って、いいジョギング＆ランニングライフを！

※価格や情報は執筆当時のものです。


編集：ノオト