世界初のポータブルPCは25kg？「昔の携帯用ガジェットは重かった」から見る技術の進歩

技術の進歩って「便利さ」だけじゃなくて「持ち運びの快適さ」も大きな要素だったんだなと改めて感じた。昔のガジェットは「持ち運べる」こと自体が革新だったけど、今の感覚で言えば「それ、ほんとに携帯できるの？」ってレベルの重量感がある。

たとえば、IBM 5100の25kgって、もはやポータブルの概念を超えてるし、ショルダーホンの3kgですら、ずっと肩にかけてたら肩こり確定。でも当時は、それが最先端の技術だった。だからこそ、「軽くする」っていう技術革新が求められて、今の超軽量ノートPCやスマホにつながっているわけだ。

興味深いのは、ガジェットの進化が単なるサイズ縮小だけじゃなく、使い勝手の変化も伴ってること。たとえば、昔のゲーム機やオーディオ機器は「電池問題」があって、単三電池6本とか、むしろバッテリーのほうが荷物になるレベルだった。でも今はバッテリーの持ちも改善され、スマホ一台で音楽もゲームも済む時代。

つまり、ガジェットの軽量化って、単に「持ち運びやすくする」だけじゃなくて、「一つのデバイスで多機能を担う」方向にも進化した。その究極がスマホで、過去のあらゆる携帯ガジェットを統合した存在になってる。そう考えると、技術の進化は「軽量化」と「多機能化」がセットで進んできたとも言える。

じゃあ、次のステップは何か？ これだけ軽量＆多機能化が進むと、もう「物理的に持つ」こと自体が不要になる未来も考えられる。ARグラスや脳波コントロールデバイスみたいに、「持ち歩かなくても使えるガジェット」が一般化するかもしれない。もしそうなったら、いずれ「スマホって昔はポケットに入れてたんだよね」みたいな話になるかも。

こういう歴史を振り返ると、「便利」とは何かを考えさせられる。重くても最先端だった時代、軽くなったけど多機能な現代、そして未来の「持たなくていい時代」。技術の進歩は、「持ち運べる」から「持たなくていい」へと進んでいくのかもしれない。