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順を追って説明しますね。
「勇者にしか抜けない剣」。
RPGゲームなどでよく出てくる定番ネタですね。勇者とは程遠い生活を送っている僕ですが、あの“勇者あるある”を体験してみたいと思うのです。
自分の生活において、身近な抜き差しといえばスマホの充電ケーブル。
そこで、スマホの充電ケーブルに「勇者の剣」を装着すれば、いつでも手軽に体験できる…とひらめいたわけです。
つまり、「勇者の剣」のケーブルバイトを作ればいいってコト!
ちなみに「ケーブルバイト」は、充電ケーブルの断線防止を目的としたアクセサリー。動物とかキャラクターのフィギュアをケーブルの先っちょにつけるアレです。
さっそく作っていきましょう!
一般的にケーブルバイトはゴムやプラスチックで作られています。
しかし、ゴムやプラスチックを一から加工するなんて、自分には何をどうすればいいのか分からないので、今回は100均の商品を組み合わせて作っていきましょう。ヒンメルならそうする。
剣の部位を大きく分けると、「ブレイド(刃の全体)」「グリップ(持ち手)」「ガード(刃と持ち手を分けるところ)」の3つになります。
それぞれを、100均の商品で代用していきます。
まず「ブレイド」ですが、ここは歯ブラシで。うん、刃のフォルムっぽいね~。
続いて「ガード」ですが、ミニチュア用のハンガーが売ってたのでコレで。うんうん、っぽいよ~。
最後に「グリップ」ですが、箸の先っちょ(ギザギザしてる部分)で代用。っぽ~い。
この裏側に、ケーブルを隠します。あまりにもピッタリ。笑える。
それぞれの不要な部分を切り落として…
歯ブラシの持ち手部分に、アルミテープを貼り付けます。
いいッスね~。オレ、こういう「刃がグニャグニャしてる剣」って好きなんだよな~。
こんな形でどうやって鞘(さや)にピッタリ収まるんだよっつー疑問を感じることもあるけど、それでも好きなんだよな~。
「ガード」と「グリップ」は金色にします。
まずは黒色の塗料を塗って、下地を作ってから……
金色を。
こうすることにより、「くすんだ金色」になるので、より金属感が出るわけですね。
おいおいおい!
剣かて! これ、剣かて!
このままでも充分に剣ですが…。もう少し「古びた感」を出すために塗装をしていきます。エイジング加工ですね。
やっぱり、「伝説の勇者にしか抜けない剣」って、ちょっと錆びてるほうがそれっぽいと思うんすわ。オレはこれを理解してくれる奴としか酒を飲みたくない!
針でカリカリして、「歴戦の傷」を出してみたりさぁ…。
うわぁ好き!!!
オレ、こういうのがほんと好きで(泣)
「古びた剣が実は一番最強」っていう設定、震えるほど、好物なもんで(泣)
この加工作業には、1時間ほど費やしました。
最後に、デコパーツ用のビーズを装着して、剣は完成!
さて、「勇者にしか抜けない剣」を作る上で、台座の存在も欠かせません。
しかし、それっぽい岩を作る技術は自分にはないので……
100均で買った「ブロック風のタイルシート」を、
台形にカットします。悪くないですね。
というか、剣のエイジング加工で1時間も費やして疲れてきたので、こういう部分で楽をします。
これにも少し手を加えます。ジオラマ用の草をふりかけてそれっぽく。…100均、マジでなんでもあるな。
作業も大詰め。「背景」も制作しましょう。
ワイヤーネットを組み合わせて、「森」のフリー写真を背後に貼って……
グルーガンでフェイクグリーンを貼っていき…
「卓上ライト」で上部から光が差し込むようにします。
ところどころ雑なのは許してください。疲れてきたので。現実も、RPGみたいに回復魔法で回復できたらいいのにね。
さて、そんなこんなで……
すべての工程が終了!
果たして、完成形はどうなったのか!?
そして、「勇者にしか抜けない剣」を抜くことができるのか!?
次章でお披露目です!
「ハァ…ハァ……」
「オレは、勇者・たかや。とはいえ、勇者なんて呼ばれていたのは過去の話だ」
「小学生時代、友達と遊ぶときにゲームボーイの通信ケーブルを持参したファインプレーが評価されて、“勇者”と呼ばれたこともあったっけ…」
「しかし、気づけばみんな大人になって、疎遠になって、もう、オレのことを勇者と呼ぶ人間は周りにいない」
「…悲しい。オレは、この歳になっても勇者と呼ばれたい。苦難とか強敵との死闘とかはマジでカンベンだけど、苦もなく勇者になりたい」
「そのためには、この森の中に存在するという『勇者にしか抜けない剣』を見つけ出すしかない…」
「って、んんん!? 」
「あ、あれは……あれは…!!!」
いやでも…! あの古びた剣と台座…!
ぜったいに「勇者にしか抜けない剣」じゃん! そうじゃん!
これもう、抜いてくれのやつじゃん! 抜いてくれのやつじゃんかって!!!
んもお~~~~!!!
抜くしかねぇ!!!
あっ…思ったよりも、引っ掛かる…!(充電ケーブルって一気に引き抜けないから)
ぐぐぐうう……!
抜けろ! 抜けろ! 抜けてよ、バカ!!!
抜けろ抜けろ抜けろ抜けろ抜けろ抜けろ抜けろ抜けろ抜けろ抜けろ抜けろ抜けろ抜けろ抜けろ抜けろ抜けろ抜けろ抜けろ抜けろ抜けろ抜けろ抜けろ抜けろ抜けろ抜けろ抜けろ抜けろ。
抜・か・せ・て!!!
あ…!!!
あァ…!!!
抜けたァ~~~~~~~~~~!!!!
嬉しい~~~~~~~~~!!!!
はい、以上です。
いかがでしょう? 思いのほか、「剣を抜いた」っぽく見えたんじゃないでしょうか。
実際、ケーブルを抜いた時の「ズポッ」という感覚は、そのまま「剣を抜いた」と錯覚しそうになりました。
つまり、「勇者にしか抜けない剣」をケーブルバイトにすることにより、誰でも簡単に勇者になれるわけですね。すばらしい。
今回、すべて100均の商品で制作しました。勇者になりたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。
ただ、やっぱりこれをケーブルバイト…と呼ぶには無理があるかもしれません。テープで貼り付けただけだし…。
なので、もし、この記事を、ケーブルバイトが作れるメーカー的な方が読んでいましたら、ぜひ商品化の連絡ください。
編集:ノオト
相変わらずくだらないもの作ってますね(笑)
でも、今回は結構凝っていて見栄えもいいです。
ただ、普段スマホを置く場所に、その「背景」も置くのはちょっと邪魔かも。
お疲れさまでした。
まあ、ご苦労さま😪
工作は作り込んでいる時が一番楽しいんだよ
ゾルトラーク!(ฅ`・ω・´)っ☆>=== Σ(ノ´*ω*`)ノ
いつも応援してます📣