故人をデジタル上で蘇らせるのはアリか、ナシか？ 亡き妻の歌声をAIで制作した松尾公也さんと考える

極端な話「故人のデータの商用利用はNG」と言ってしまうと歴史小説やドラマ、ゲーム等もNGになってしまうのでは？と感じました。
フィクションで描かれる内容を正しい歴史として認識する人はいない（いても少数派）のと同じ様にデジタル上で表示された故人を本人そのものだと認識する人もいないでしょう。

生は生、死は死、曖昧なものではないと私は思いますしもし「生前にデジタルクローンを作っておいて、自分が死んでもデジタル上でアバターとして生き続けることができるサービス」があったとしてもそれは死に行く自分ではないし「死に対する恐怖が安らぐ」とは想像出来ません。

葬儀は故人の為に行うものではなく残された人（の心）の為に行うものであるのと同じく遺族が望むのであればデジタルデータを残しておいて心の区切りが付いたらざっくり全削除というのが使い道になりそうな気がします。
残された人々の心を慰めるサービスのひとつとして商用利用のものがあっても良いかもしれません。
（でもきっと私は利用しない）