スタッフブログ
CD音源をスマホに直接取り込める「CDレコ6」で、思い出の楽曲を持ち歩けるようにした

CD音源をスマホに直接取り込める「CDレコ6」で、思い出の楽曲を持ち歩けるようにした

ミノシマタカコ
ライター: ミノシマタカコ
ライター/ウェブ編集。2001年からウェブコンテンツ業に企画・ディレクションとして携わる。2012年よりフリーライターに。女性向けコンテンツのほか、アプリ、旅行、生活、クルマ、働き方など様々な分野で執筆中。趣味は狛犬巡り。日本参道狛犬研究会会員。

スマホが登場する以前、どんなふうに音楽を聴いていたか覚えていますか? 音楽好きの街歩きスタイルと言えば、コンパクトCDプレーヤーやカセットプレーヤーをカバンに忍ばせ、有線イヤホンやヘッドホンで音楽を聴く姿が一般的でした。

もちろん、今だって音にこだわる人は有線イヤホンやヘッドホンですし、超絶高級なウォークマンでハイクオリティな音を楽しめる時代ではあります。でも、サブスクリプションサービスや無料のYouTube動画で音楽を聴く方も多いのではないでしょうか。

サブスクは確かに便利。いつだって、気分にあわせていろんな音と出会える楽しみはあります。でも……でも……、自分の思い出の音とは、出会えないんです。若い頃、クラブでもらったミックステープも、学生時代にライブ会場で買ったインディーズバンドの音源も……。

すっかり時代に取り残された音楽をスマホで聴きたい。なつかしいあの頃を、いつでも手元に置いておきたい。そんな願いを叶えるアイテムを見つけました! 今回は試しに、筆者がかつて所属していた幻のバンドのCD音源をスマホに取り込みながら、思い出に浸ろうと思います。

ネット上にない音楽が聴けない問題

今から10数年前に結成されたのが、筆者が所属していた幻のバンド「Flow The Girl」です。渋谷系の影響を受けた女性ボーカルのポップ&ロックバンドでした。多分。ギターボーカルでリーダーを担当したあずー氏が中心となり、Twitter全盛期にTwitterを通して結成されました。

当時のライブの様子。女性3人、男性1人という編成でした。

活動期間は2010〜2014年と短いですが、活動停止後の2017年になぜかアルバムが出ます。活動停止直前に録音していた音源が、優しいレーベルさんによってCDという形になったのです! すべてはリーダー・あずー氏の人柄のなせる業でしょう。

当時のバンドアカウントによるツイート。運営者はリーダー。

ちなみに活動期間中に録音していた音源ですが、当時書いた自分のブログを読み返すと、録音中から「幻のアルバム」になると書いてありました。ゆったりと制作していたので、実際に出るとは思っていなかったのですね。いつまでも形が見えなかったからこそ、「待ち遠しいよ」というタイトルがついたのかも知れません。

イラスト:s.nagatani/デザイン:あずー

ガーリーなデザインですよ。

ちなみに、アルバムタイトルにある「サリー」について、どういう意味なのか改めてあずー氏に問い合わせたところ「意外性のある言葉を組み合わせると目に留まる!みたいな話から出てきた名前だよ」とのこと。

えっ、そんな理由だったの?

そもそもバンド名の「Flow The Girl」についても、「Twitterでお知り合いが、風呂上がりをフローアガーリーって載せてたの」というエピソードから生まれたのだとか。そんな由来だったとは……。

歌詞カードには若かりし頃の筆者が……!(ベースを担当していました)

すでに遠い記憶となったバンド活動ですが、先日、リーダー・あずー氏と久しぶりにお会いしました。コロナ禍もあったので、本当に何年ぶりかという再会です。

その時に思い出したのが、このアルバムの存在。毎週スタジオで練習したあの曲を聴きたい! もしかしたらAppleのミュージックで聴けるかも知れない! と思ったのですが……甘かったのです。

音源をスマホに取り込もう!

有名なものばかり出てきてしまいました……。

ミュージックアプリを開き、さっそく「flow the girl」で検索してみるも……当然、ありません。デスヨネ。

CDプレーヤーがないと聴けないってこと? そんなの不便! いつでもあの頃をなつかしみたいのに!

と思ってネットでいろいろ調べてみたところ、便利なガジェットを発見しました。IOデータの「CDレコ6」です。PCを使わずにスマホに直接CDの楽曲を送ることができるという優れもの。さっそく購入してみました。

アイ・オー・データ 「CDレコ6(ホワイト)」

大きさ的には、よくある外付けCDレコーダーやDVDレコーダーと変わりません。本体にはSDカード、USBメモリースロットが搭載されているので、CDの音源を取り込んだあと、SDカードやUSBメモリーにコピーも可能。

ワイヤレスなので、こまごまとした付属品はナシ。電源アダプターのみ!

今回はこのアイテムを使って、自分が参加していたバンドの音源をスマホに取り込もうと思います!

使うための準備

アプリをダウンロードして準備スタート!

まずは専用のアプリ「CDレコミュージック」をダウンロードします。

マークが緑のときは起動中。白(屋内モード)もしくは黄(屋外モード)に光れば準備完了!

続いて、CDレコ本体を電源につなぎます。本体のマークが白または黄に点灯したのを確認し、スマホの設定を開きます。

Wi-FiでスマホとCDレコを繋げばすぐ使える

本体に書かれているWi-FiのID・パスワードを入力して、CDレコとスマホをつなげば準備完了。

CD音源をスマホに保存する

続いて、スマホで専用のアプリを開き、CDレコにCDをセットします。

CDレコにCDを入れる。

次に、アプリの画面下のメニューから「その他」を開き、CDを選択します。

アプリはその他メニュー画面にある「CD」から始める。

データベースにあれば、楽曲名が自動で表示される。曲を選択して右上の「開始」をタップすれば取り込み開始。

データベースに曲名が登録されているものは、自動でアルバム名や楽曲名が表示されます。今回のアルバムはデータベースに登録されていたのか、曲名が無事表示されました。あとは取り込みたい曲を選んで、右上の「開始」をタップするだけ。

ちなみにこちらのアルバムは2〜3分の楽曲が中心で、全部で10曲。取り込み時間はわずか2〜3分でした。早い!

音源を楽しむ!

登録されていれば歌詞も表示されるようだ。

あとは取り込んだ音楽を、アプリ上で再生するだけ!

ちなみに、iPhoneのミュージックアプリには取り込んだ楽曲は表示されませんでした。CDレコで取り込んだ曲は、専用アプリ「CDレコミュージック」で聴くことになります。

逆に、すでにミュージックアプリ経由で端末に保存してある音源は、こちらのアプリでも聴くことができました。公式サイトによると、iPhone端末だけでなく、Android端末に保存した曲も再生できるようです。

また、音源を取り込まずにCDを聴くこともできました。スマホがスピーカー代わりになるってことですね。CDプレーヤーとしても活躍してくれそうです。

ミックステープもスマホで簡単作成

その他メニュー画面の「CD作成」からはオリジナルのミックステープを作ることも可能。

取り込むだけでなく、スマホからCD-Rなどに書き込むこともできます。取り込みと同じく「その他」メニューから、「CD作成」を選びます。書き込みたい曲を選んで「保存」を押します。あとは空のCD-Rをセットして書き込むだけ。

昔なつかしいミックステープのように、好きな曲を詰めたCDのほか、語学学習のCDから覚えられないフレーズだけ抜き出して自分のためのオリジナルCDを作ることもできそうですね。

音のクオリティは大丈夫?

たった2〜3分で取り込めてた今回のアルバム。音質は落ちたりしていないのでしょうか。

そこで、スマホに取り込んだ音源とCDを聴き比べてみました。

取り込み時に選べる音質は5種類用意されている。

取り込み時の音質は、標準(AAC256kbps)で設定しました。好みによって、CD音質や高音質などを選ぶことができます。

正直、標準の音質でも素人の耳には大きな違いはわかりませんでした。音質にこだわりがある方は「CD音質(FLAC)」で取り込むとよさそうですね。

スマホから音楽を流してみました!

ちなみにこの曲は、バンドで最初に出来上がったテーマ曲「Flow The Girl 〜FTGのテーマソングから」です。こちらはリーダーあずー氏の作詞作曲。今でも、いつでも脳内再生されます。

しかし、聴けば聴くほど、このベースフレーズはもう一切弾けません……このCDは、一生の思い出として大切に持ち歩こうと思いました。

レア音源をスマホで持ち歩こう!

今回は過去に参加したバンドのアルバムで試してみましたが、ほかにもお芝居を見に行ったときに購入したサウンドトラックや友人たちのバンドのデモ音源、英語教材の音源など、ネットにはあがらないさまざまな音源をスマホで持ち歩ける可能性を感じました。

よーし、これからはスマホでなつかしの音源を聴きまくりますよ! 

CDレコには、類似アイテムとしてカセットテープの音源をスマホに取り込めるガジェット「ADレコ」もあるようです。カセットテープにしか入っていない音源を取り出したい場合は重宝するかもしれませんね。

いろんな思い出がつまった音楽たち。こういったアイテムを活用して、スマホと一緒に持ち歩いてみてくださいね!


編集:ノオト


おすすめ記事


294 件のコメント
45 - 94 / 294
これって2014年頃から発売されていますよ。まぁ 新規モデルが次々と出てますが、これは比較的新しいモデルですが、ケーブルにつなぐ必要の無いWifiモデルもありますよ。
面白い情報有難うございます。
参考にさせていただきます。
PC持って無い時、レンタルCDを借りてきては、取り込んだり、ミックスリストをCDに書き込んだりしてました🍀
Wi-Fi環境が必要なので、モバイルWi-Fiルーターで通信を確保してました😅
昔のLINEモバイルの1GB1.000円はきつかった😂
参考になりました。ありがとうございました。
お疲れ様です。
このアプリがあれば、過去のプレーヤーは不要という訳ですね。
ただ、、、レコードとレコードプレーヤー、ウォークマンの復刻も面白いのかな!と感じでいるのですよ。
感じです。根拠はないのですがね。
音楽ファンにより響くのは、、、①音源か②音源でもその当時のメディアで再生した音源か。

>> よっちおじさん さん

2014年頃だったかどうか忘れましたが、私もその頃にCDレコの初期モデルを興味本位で買いました。普段はPCのCDドライブとiTunesでリッピングしていたので、CDレコは出番がなく友人にあげてしまいました。

本記事で紹介されているのはWi-Fiモデルですね。最近、知人のためにこの手のCDプレーヤーを購入しました。ロジテックのLDR-LSM8WURDBKという有線モデルで、4,831円と安かったです。アプリはCDレコを使うので使い勝手はIODATAの製品と同じです。

>> えでぃ さん

記事を良く読まずにコメントしてしまいました。Wifiモデルですね。最も最新モデルです。失礼しました。

>> よっちおじさん さん

よっちおじさんさんがご指摘のとおり、初代は2014年発売でした。下記にCDレコの歴史が載っています。この頃からWi-Fiモデルもあったのは驚きです。

音楽CDをスマホへ CDレコ全ラインアップの歴史を振り返る
https://www.iodata.jp/ssp/magazine/106/index.htm
余程、The Girlsがお気に入りなんですね。
曲が、ちゃんとスマホに取り込めて、肌身離さず、持ち歩きで、大喜びのお姿が、想像出来ますよ。
直接取り込めるのは、お忙しい人には、超便利でしょうね。
私は、「暇有り金無し」人間なんで、PCで、MP3にして取込みます。
着信音は、祇園囃子、
通知音は、孫の演奏会の曲
にしてます。
最近の周辺機器を教えて頂き、有難う御座居ました。🙇
サブスクにない音源の取り込みに便利そうですね!
ご紹介ありがとうございます

音楽に疎くなって幾歳月、便利なものが出来ていたのですね

皆様の書き込みを拝見すると初代からはずいぶん経っていて……知りませんでした

最近片付けに疲れ果てて、結構な量のカセットテープを燃えるゴミとして処分してしまいました


しまった、はやまったか🥲
部屋にアナログ音源がたんまりあるので、とても興味深く読みました。
a4bk
a4bkさん
レギュラー
CDレコは6以外に5とか5SとかSEもあるんですね
...さすがioデータ
こんな便利なものがあるなんて知りませんでした。
紹介ありがとうございます。
2613
2613さん
レギュラー
こんなものがあるんですね〜(*^o^*)
サブスク時代とはいえ、CDじゃなきゃ聴けない音源もたくさんありますもんね〜
かゆい所に手が届く商品だなと思いました👍

子犬.jpg

音楽大好きな私にとって、とても有意義な情報に感謝いたします!!
確かに、ネットでしか聞けないのは不便なので、利用したいと思います!!
これからも、いろんな有意義な情報に期待しています!!
取り込んだ音源は車内で聴くことが多いのですが昔最初の車では10連装CDチェンジャーを積んで聴いていた事もありました😆
今は本当に便利になりましたね。
昔はこんな時代だったんですよね。やり方まで載せていただいてとても嬉しい😃アナログ人間の私ができるかどうかはわからないけど、ゆっくり読んで時間のある時に挑戦したいです♪
スマートフォンへの転送がwifiなのは今様です。ドライブのあるPCがあれば、ここまで手をかけることはない。最近はPCあるいはMacは使わないか、そもそもドライブが付いていないのかも。手数は減るので、いい機器と思います。
参考になります、
有難うございます🍀
お疲れ様でした。いつも有難うございます。
何だか難しいそうですがパソコンがない方にはいい装置だと思います。
又、楽しい事をお願いします。
この商品は知っていました~、手持ちで懐かしのCDを取り込めるのもいいですね!(^.^)
思い出の曲、聴きたいですねー!
サブスクに無い曲、なかなかレアですな🎵
お疲れ様です。こう言ったネタ。自分も大好きです❤️CD💿音源のデータ化もいいけど、カセットテープバージョンもめちゃ気になります。ついでにレコードとかは無いのかな🤔
ウォークマンとか持ち歩いていた時代が懐かしいです☺️
アナログをデジタル保存するにはよいね。
一時期はまってたけど聞く機会がなくなったかな。
iTunesでいんじゃないともったけどパソコン持ってなくて携帯で完結してる人にはこう云うのが良いのかもしれんね
パソコンなしスマホだけで完結のスタイルですね
私の場合、圧縮音源はパソコンで全曲管理です
スマホやタブレットに送ったりSDカードに送ってカーナビで鳴らしたり
SDはジャンルで何枚か作ってあって、ドライブの気分で入れ替えるのが楽しいです
ADレコは単体で使うものではないようですね
CDレコすごいですね
記事を読んで買いました。
家に古ーいCDがあって、その中の好きなのをこれでスマホに入れています。
ノートPCを買う前に購入、使用していました👍
最近はCD自体を買わなくなっているので、出番がないのですが、何となく捨てられずにいます😅

デスクトップPCを処分し、ノートPCを買うまでの数年の間に、ウォークマンの管理ソフトが変わり、バックアップしておいた音楽データが管理ソフトでは使えなくなってしまいました😱😰😭
でも、USBメモリだけでなく、グーグルドライブにも音楽データをバックアップしておいたので、スマホに取り込むことができました😂

最近のノートPCはCDドライブがついていないものも多い気がします。

私はスマホで音楽を聴くのは、外出時の乗り物の時だけなのですが💦

スマホをしっかり充電しておけばちゃんとCDの取り込みができます👍
スマホと繋ぐ必要がはありますが、CDプレーヤーとしても使えるので、CDコンポが壊れた時を考えて、処分せずに手元に置いているというのもあります。
CD レンタル屋が減っているので使わなくなるだろうなー
パソコン不要で使用できるところが、とても便利で手軽で良さそうです。

私の学生時代は「ウォークマンでカセットテープ」。マイベストを詰め込んだカセットテープで、辛い登下校を乗り切りました。

現在はCDプレーヤーを持っていない方も多く、
Blu-rayレコーダーでもCDを聴けることも知らない、
レコーダーも持っていない、
テレビ自体が無い方も多い時代となり、流れの変化が凄まじいです。

アーティスト側も、昔のようにアルバムを作ってツアーをするという流れが通用しない…と、あの巨匠オジー・オズボーンが嘆いていたことが忘れられません。
参考になります。
いつも情報をありがとうございます。
今は㍶持ってない人も多くなってるようですから需要はありますよね。音楽もよくてずっと思い出に浸れますね。
個人的にはMDからCDやスマホに録音したいですね
とてもすてきな音楽だとおもいました!
バッファローあたりにも同じのあった気がする。 エモくてかわいいジャケット。
便利そうですね。
すごいです✨

本体にWi-Fiのパスワードがあるということは、Wi-Fi環境でない場所でも使えるのかな?

何年前の音源であれ、
形になるのは嬉しいですよね。
(消したい過去でなければ・・)
DVDレコ持ってます。
CDの他、スマホでDVDが見れて便利です!
(*,,˃ ᵕ ˂ )
何世代前のか分かりませんがCDレコ持ってます
昔聴いてたCDをスマホに入れるのに重宝してます
DVDレコも欲しいです
コメントするには、ログインまたはメンバー登録(無料)が必要です。