2021年新年のご挨拶と抱負（mineo責任者福留）

mineoニュース

2021.01.04 10:00

mineo・マイネ王をご利用の皆さま

mineoの責任者をしております福留康和です。皆さま、明けましておめでとうございます。
旧年中はmineo・マイネ王をご愛顧いただき、誠にありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2020年の振り返り

2020年を振り返りますと、MVNO(格安SIM)市場は、新規MNO参入やMNO・サブブランドによる販売攻勢・CM合戦などで、相対的に魅力が低下するとともに、新型コロナ蔓延による市場の停滞も相まって、2019年に比べるとその伸びは鈍化しており、mineoについてもスローダウンいたしました。
また、MNO各社による新プラン発表やさらなる競合攻勢により、この傾向は今後も継続すると想定しております。

そのような中、mineoとしては、『共創戦略（共創と共想）の深化』と『ベース価値の追求』という戦略スローガンを掲げ、様々な取組みを進めてまいりました。
『共創（共想）戦略の深化』という観点では、これまでも、『共想（思いやり）』というブランドを体現するサービスとして、『フリータンク』というサービスをご提供しておりましたが、新サービスとして、通信回線の利用を譲り合う『ゆずるね。』というサービスを3月から開始いたしました。開始してまだ１年経っておりませんが、すでに毎日5万人程度の方にご利用いただいており、ご好評いただいております。

また、mineoは、事業者が作るものをユーザーが単に利用するだけの、今の当たり前を変えていきたいと思っており、応援してくれるファンの皆さんと、想いをシェアし、対話し、共創することを何よりも大切にしております。残念ながら、今年は、コロナ禍ということで、直接お会いすることは一切叶いませんでしたが、オンラインならではの工夫を凝らしながら、『ファンの集い』、『オフ会』、『green project』、『アンバサダー座談会』などを通じて、ファンの皆さまと交流する機会を持たせていただきました。

また、シンプルで分かりやすく、お手ごろな料金体系であるということも、mineoとして大切にしている価値の一つであり、『ベース価値の追求』という観点では、3月から新たに、リーズナブルなデータ使い放題サービスとして、『パケット放題』を開始いたしました。こちらのサービスも開始して半年強ではありますが、すでに目標としていた5万件を突破しており、ご好評いただいております。

その他にも、12月には新たに5Gサービスも開始いたしました。5Gの世界で、トリプルキャリア対応を実現しているのはmineoだけであり、mineoは、引続き、5Gの世界でも『端末そのまま』『必要なものを必要なだけ、自由に選べる』『パケットを便利に活用できる』といった独自の価値をご提供してまいります。

おかげさまで、このような激動のMVNO市場にあっても、契約数は着実に増えており、昨年末には遂に121万回線を突破いたしました。
また、社外評価や表彰につきましても、『総合満足度』や『NPS(おススメ度)』といった幅広い観点で、多数の第1位を2019年に引続き受賞することができました。
3年連続、4年連続など、記録を更新しての多数の受賞となっており、これも一重に、ファンの皆さまのご愛顧と共創の賜物と、あらためて感謝申し上げます。本当にありがとうございます！

2020年上半期格安スマホ満足度調査の結果報告！複数の調査で第1位をいただきました！
2020年下半期格安スマホ満足度調査の結果報告！複数の調査で第1位をいただきました！

今年はファンとの共創により新たなベース価値を追求する年

2021年は、昨今のMVNO市場を取り巻く制度動向や直近の競合他社動向を踏まえますと、機能や価格といったベース価値（基本要素）の領域で、引続き激しい競争が継続すると考えております。
年末に総務省から、『音声卸料金の一層の低廉化』や『eSIMの促進』、『番号持ち運び制度の利用環境の整備』等、様々なアクションプランが提示されましたが、これらの動きを受けて、2021年は、MVNO各社において、料金の低廉化やサービス多様化に向けた動きが加速すると考えております。また、MNO各社が年末に相次いで高容量帯（20GB程度）での新プランを発表しましたが、引続き年初以降も、中容量帯（10GB程度）・高容量帯を中心に、次々に新たな価格競争が起きると考えております。

mineoは、これまで、『シンプルで分かりやすい料金体系』や『必要なものを、必要なだけ、選ぶことができる』といったベース価値に加えて、『面白い・楽しい・大好き』といった情緒的な価値や、『社会のためになる、人の役に立つ』といった社会的価値も追求することで、他社との差別化を図ってまいりました。機能や価格は必要十分に備えたうえで、mineo独自の価値、すなわち、『mineoらしさ』を徹底的に追求することで、50年後、100年後も愛されるブランドとして存在することを目指してまいりました。

今後も、ベース価値と独自価値の双方を追い求めていくというスタンスに変わりはありませんが、至近の制度動向等を踏まえますと、『手ごろな価格』や『必要十分な通信品質』というベース価値に関して、さらなる工夫ができるようになると考えております。また、オンライン授業・テレワークなどの新たな行動様式への変容や、節約志向の高まり、シニア層をはじめとするマジョリティ層からのシンプルな料金体系への期待など、ご利用ニーズも変化してきております。

そこで、2021年は、より使いやすい便利な通信環境の提供に力点を置いて、サービスに磨きをかけたいと考えております。例えば、パケット放題に次ぐ新たなサービスの開発や音声系サービスなどの料金プラン見直し、eSIMのご提供など、ファン、社内の仲間、そして社外のパートナーの皆さんと一緒に、次の新しいサービスを創ってまいります。皆さんに、より安心、より納得してお使いいただけるmineoを目指して、遅滞なく、次々に新たなサービスをリリースしてまいります。

mineo・マイネ王を引続きご愛顧いただきますよう、2021年もどうぞよろしくお願いいたします。皆さまのご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げます。