【12/24 14:00更新】「5G通信オプション」の提供開始について（2020年12月1日9時～）

そもそも「5G」とは何なのか。

「5G」という言葉をCM、新聞、雑誌等で目にする機会が増えていると感じている方も多いのではないでしょうか。
「5G」とは、第5世代移動通信システムのことを指し、現在のスマートフォンで主流の4G/LTEが進化した新しい通信システムとなります。
4G/LTEと比較して、【高速大容量】【低遅延】【多数同時接続】（規格上の最大値は4G/LTEの10倍以上！！）という特徴があり、さまざまなモノがネットワークにつながることになるIoT時代の到来に適した通信技術として、注目されています。
この「5G」の特徴を生かして、自動運転や遠隔医療などが実現・発展していくことになるわけですね。

ところが、現時点で各キャリアが提供している「5G」サービスとは、正確には「5G NSA（Non-StandAlone：ノンスタンドアローン）」方式といわれるもので、今までの4G/LTEネットワークを併用することで、一部の5G機能を早期実現した方式となっております。

一部とは、具体的に言うと【高速大容量】【低遅延】【多数同時接続】という3つの特徴の内、【高速大容量】のみしか実現されていません。
つまり、4G/LTEより高速！ということが「5G NSA」のメリットなわけです。

今回、mineoにおいて提供する「5G通信オプション」についても、現段階では「5G NSA」方式の提供となりますので、【低遅延】【多数同時接続】という特徴は具備されません。

mineoにおける「5G通信オプション」提供のメリットについて

さて、現5G（NSA）の特徴は【高速大容量】のみ、という説明をしましたが、mineo（MVNO事業者）という立場で5Gを提供する場合、いつでも4Gと比較して高速となるわけではありません。

その理由はなぜか、mineoの設備構成（下図）を交えて説明させていただきます。

5G通信対応端末をご利用の方は5G通信オプションに加入することで、5Gエリア（※）において、5Gの電波を使用できるようになります。
（※5Gエリアは現時点では駅周辺等、限定的なエリア展開となっております。順次、拡大見込みですので詳細は各キャリアのホームページをご参照ください。）

この場合、基本的に5G通信の方が4G通信と比較して、高速となります。ただし、各キャリアの設備とmineoの設備の接続箇所（相互接続点（POI）と呼んでいます）は、4G通信と5G通信が分別されておらず、共用されていることに注意が必要です。

mineoが平日昼間に速度が遅くなる要因は、この相互接続点（POI）を通るトラフィックが多く、混雑してしまっていることであるため、同時間帯に5G通信をおこなったとしても混雑具合は変わりません。

つまり、5G通信でも平日昼/夕時間帯等は現状同等に遅くなりますので、ご注意ください。

（12月24日更新）
参考値として紹介していた4Gおよび5G通信の速度測定結果の表とそれに関連する本文を削除しました。

弊社としては、あくまで特定地点・特定条件下での参考値であることを説明したうえで、
「5G通信オプションに加入することで、いつでも高速に利用可能になる」、と誤認されないよう掲載したものでしたが、
本表に記載された参考値が、電気通信サービス向上推進協議会で定めたガイドラインに基づいて計測された「参考速度」
ではないことから、参考値を「参考速度」と誤解されることがないよう当該箇所を削除しました。

5G通信オプション仕様と注意事項

それでは、「5G通信オプション」の概要とキャンペーン情報、注意事項を説明させていただきます。
１．「5G通信オプション」概要

5G対応へのmineoとしての思い

今回は、「5G通信オプション」の提供開始に伴い、5Gの実情をご説明させていただきました。
技術的な詳細は省略し、できる限りわかりやすく伝わるように説明をしたつもりですが、気になる点あればコメントでご連絡いただけましたらと思います。

現段階で5Gについては、提供エリアも限定的ですし、MVNO事業者としての対応は時期尚早ではないかという意見もあるかと思います。
それでも、5Gが今後主流となることは疑いようがなく、5G対応端末をご利用される方も多くなることが想定されるため、端末そのままでmineoでも5G通信ができるようになるというメリットと、技術の進展に着実に対応してお客さまの利便性向上に繋げたい思いから、mineoでは5G通信へ対応することを決めました。

もしすでに5G対応スマートフォンをお持ちの方は、最大6カ月無料で利用できますので一度使ってみていただければと思います！（初回限定の適用となりますのでご注意ください。）