『OPTAGE 5G LAB』開設！

mineoニュース

2020.09.18 14:30

ライター: マイネール@運営事務局
mineoに関する技術全般を担当しています。

ご無沙汰しております。マイネール@運営事務局です。
私は、元々mineoの技術部隊として日々暗躍していたのですが、（主にiPhoneの動作確認記事を書いておりました）そのときの知見を活かし現在では「ローカル5G」事業の技術部隊として活動しております。そんな活動の中の一つとして、ローカル5Gが体験、学べる場所『OPTAGE 5G LAB』をオプテージ本社に開設しましたので、こちらについてご紹介させていただきたいと思います。見学されているお客さまには、お伝えしていない裏情報なども合わせてお届けいたします。

5G？ローカル5Gってなあに？

『OPTAGE 5G LAB』をご紹介する前に、そもそも「5Gってなあに？ローカル？？？」と思っている方も多いと思いますので、簡単に5G、ローカル5Gについてご説明いたします。

まず5Gとは、現在みなさんがスマートフォンで利用している4G/LTEの次の規格「第５世代移動通信システム」を指します。
5Gでは、これまで以上に高速・大容量通信が可能となるだけでなく、超低遅延、多数同時接続という新たな要素が加わります。これらの性能を活用することで、私たちの生活が大きく変わると言われています。MNO（ドコモ等の各キャリア）では既にサービスを開始しており、みなさんも5Gの凄さを打ち出したCMや広告を目にしておられるかと思います。
そしてそんな5Gを自治体や企業のニーズに合わせて工場や農場などの地域で個別に利用できるのがローカル5Gです。
mineo等MVNOとの違いは、MNOから回線を借りるのではなく、自ら5Gネットワークを構築するところにあります。周波数帯もローカル5G専用に割り当てられているため、文字通り、自分たちの専用ネットワークとなります。専用ネットワークなので、他の誰かが使っている間は通信速度が出ないということはなく、邪魔されず自分たちの用途に合わせてロボットを遠隔操作したり、高画質・高精細な映像を伝送したりすることができるようになります。

上記の図のように、工場、プラント、教育施設等における、ミッションクリティカルなフィールドで『ローカル5G』を活用することで、お客さま固有の課題を解決いたします。

とはいうものの「本当にすごいことができるの？」「5Gってどらえ〇んなの？」と思うのが正直なところだと思います。(我々もおもいました)
そんな疑問にお答えしようと作り上げたのが本日の本題でもあります『OPTAGE 5G LAB』です。

OPTAGE 5G LABって何？

『OPTAGE 5G LAB』は、展示スペース（本社3F）とラボスペース（本社21F）で構成されています。
展示スペースでは、実際に稼働中の5G用無線基地局※や5G端末（モバイルルータ）などを展示しています。※実験試験局にて運用中です
また、稼働中のローカル5Gの環境を用いて「4K映像伝送」「バーチャル接客※」「遠隔操作※」といったコンテンツを展示しており、これらを通して大容量・低遅延を体験することができます。
※コロナの影響で現在はラボスペースに移設しております

展示スペースの様子。間近で実際に稼働中の5G用無線基地局を拝めます。

ラボスペースに設置したジオラマの中で鉄道模型が走る４K映像を、リアルタイムで展示スペースに設置した４Kモニターに伝送。5Gの高速大容量性を体験できます。

4G環境、5G環境それぞれに接続された遠隔操作パネルを用いて、４Kモニターに映し出された鉄道模型を始動と停止を行っていただくことで、5Gの低遅延性を体感いただけます。

VRグラスを用いてバーチャルキャラクターになりきり、別の場所におられる方とコミュニケーションを取ることができます。5G環境を用いた未来を実感いただけます。

ラボスペースにもローカル5Gの環境などが整っており、こちらでは5Gを使ったサービス検証や接続検証を行っていただくことができる、オープンラボのような場所となっております。