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美容院で自撮りするのが恥ずかしいから、家で一人で撮ってみた

美容院で自撮りするのが恥ずかしいから、家で一人で撮ってみた

たかや
ライター: たかや
1993年生まれ。ライター。記事の撮影はスマホのカメラを使うことが多いので、スマホがないと生きていけない。

こんにちは、ライターのたかやです。

ご覧の通り、髪がすごく伸びています。緊急事態宣言のアレもあったため、かれこれ4カ月ほど美容院に行っていません。

「そろそろ髪を切りたいな~」と考えている僕ですが、「恥ずかしくてできない美容院での行動」があります。それは……

美容院で自撮りするアレ

こーいう写真、SNSで一度は見たことありませんか?

僕も本当は、こんな写真をインスタとかに投稿したいんです。でも、恥ずかしくてできない。

「お前のことなんて誰も見てねーよ」と言われたらそれまでですけどね……。

それでも「寝巻でコンビニ」どころか「寝巻で東京から長野の実家に帰省」までしたこともあるオシャレ意識の低い僕にとって、美容院での自撮りはどうしてもハードルの高さを感じてしまいます。でも、自撮りはしたい……。

考え抜いた末に、「家で一人で撮ればいい」という結論に至りました。

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一人で撮るために、以下の工程で進めていきます。

1. 自宅の一部を美容院っぽくDIYする
2. 美容師さん役、お客さん役の衣装を用意する
3. 撮影のセッティングをする
4. 「パノラマ分身」を使って撮影する


それでは、やっていきましょう。

自宅の一部を美容院っぽくDIYする

まずは百円ショップのダイソーへ。「そこに無ければ無いですね」と店員さんに言わせることもなく、必要なものを購入できました。

発泡スチロールのボードをつなぎ合わせ、美容院の壁っぽく見えるタイル柄のリメイクシートを貼っていきます。

フェイクグリーンと植木鉢で「観葉植物風の置物」も作ります。美容院といえば観葉植物ですからね。

これで「美容院っぽい背景」の完成です。

自分の中での美容院の引き出しが「白レンガのタイル調」と「観葉植物」しかないのは悲しいですが、意外と美容院っぽく見えませんか? いい感じです。

ただ、リメイクシートが微妙に足りなかったので、

ゲゲゲの鬼太郎の有名キャラ「ぬりかべ」を潜ませておきました。この部分どうせ写らないし……。Webライターが画角の外側でふざけてる確率、120%らしいです。

美容師さん役、お客さん役の衣装を用意する

工具用のツールポーチを改造して「美容師さんが腰につけてるポーチ」を作りました。これがあると、ぐっと美容師さんっぽくなりますね。

ちなみにポーチの中には、

「お客さんとの会話マニュアル」も入っています。

マニュアルというか、僕が思う「美容師さんにされると嫌なこと」を書いているだけですけどね。

さらに……

「寿司の広告」も入ってます。

美容院ではヘアカタログを手渡されますよね。その中からイメージに合う髪型を選ぶわけですが、いい髪型があってもモデルがイケてると選びづらい。

なので、ヘアカタログとは対極に位置する「寿司の広告」を見せてほしいんです。そして僕が好みの寿司ネタを言うので、美容師さんはその寿司ネタから髪型を決めてくれませんか? 自分でも何言ってるのかわからなくなってきたけど、そんな美容院があってもいいじゃないですか。

美容師さん役の服装はこんな感じで。

お客さん役は「散髪ケープ」を着けるだけです。

撮影のセッティングをする

この企画の肝は、美容師さん役とお客さん役を一人でこなすこと。

仮に僕が忍者の末裔で、厳しい修練の末に「分身の術」を会得していればこの問題は解決できます。しかし、僕は忍者の末裔でもないし努力もしたくありません。そこで、

という技を使います。

パノラマ写真を作成できる「パノラマ撮影モード」を駆使して、同じ被写体が複数存在する画像を撮ることができる技です。なにそれすごい。

ちなみにパノラマ写真とは、こんな感じの広い範囲を撮影した写真のことです。

試しに、「けいおん!」の平沢唯ちゃんのフィギュアを「パノラマ分身」させてみます。

唯ちゃんが増えた!

詳しい原理はわかりませんが、

パノラマ撮影モードで、左端に置いた唯ちゃんを撮影

一時停止

唯ちゃんを右端に移動

右端に置いた唯ちゃんを撮影

という手順で「分身画像」が撮れました。

この方法を使って、一人二役をこなしてみたいと思います!

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説明がヘタですみません。伝わりましたか? 要するに「がんばれば分身できる」ということです。

パノラマ分身は通常、被写体とカメラマンの2人体制で撮影しますが、今回は1人ですべて行いたいので、文明の利器に頼ることにしました。

こちらは、スマホやカメラで使える「電動パノラマ雲台」。付属のリモコンで回転や一時停止、スマホのシャッター制御もできます。要するに「便利な機械」ということです。

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こんな感じで横に回転します。

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ケバブマシーンとしても使えそうです。

最後の仕上げにテーブルを作ります。と言っても、カメラレンズのちょっと下に木目調のリメイクシートをくっつけるだけです。

こうすることにより、撮影した写真の下側に「テーブル」っぽいものが写ります。一気に「美容院での自撮り」感が出ました。どうでもいいけどこの僕、銀行強盗の下っ端みたいですね。

さて、準備が整いました。

果たして「美容院での自撮りっぽい写真」は撮れるのでしょうか?

「パノラマ分身」を使って撮影する

美容師さん
お客さ~ん、仕上がりこんな感じでどうですか☆

たかや
(ああ……髪型も申し分ないし、聞かれたくないことも聞かれなかった。さすがカリスマ美容師だ……!)

たかや
(この美容院なら、憧れだった「美容院で自撮り」を気兼ねなくできるかもしれない!)

たかや
あ……あの、自撮りしてもいいですか!?

美容師さん
自撮りねぇ……。ん~~~………

たかや
(あ…あれ……? ダメなのか?)

「モチのロン、よけござんすのオケッピでっす☆」

たかや
何言ってるのかわかんねーけど、ありがとうございます!

たかや
それじゃ撮りますね! せ~の……!!!

撮れました

こちらは元の画像。自作の背景に合わせてトリミングすると、完全に「美容院での自撮り」になってますよね?

実際はこんな感じで撮ってます。

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まずは美容師さん役で撮影。リモコンで雲台を回転させて一時停止する


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急いで服装をチェンジ

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お客さん役の身なりを整えて


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リモコンで雲台の回転を再開

パノラマ撮影を駆使すれば、一人でもそれっぽい写真が撮れることが判明しました。

美容院で勇気が出ない人たちは、ぜひこの方法を試してください。

ただ……

めちゃくちゃ失敗した上で成功した一枚でした。

いい感じの写真が撮れるまで丸一日かかりました。こんな方法よりも普通に美容院で自撮りしたほうがいいです。僕はそうします。

(編集:ノオト





280 件のコメント
131 - 180 / 280
楽しかったです。髪の毛切らなくても良かったのでしょうか?私もパノラマ撮影してみたいです。
おもしろいですね。
ストレス溜まりがちな今日この頃、気分転換になります。
美容室で自撮りしたいって発想に驚き!
私もやってみようかなぁ〜
ここまで労力をかけての結論が素直過ぎて身も蓋もないって感じですが、やってみてわかったことで説得力大。そこまでに至るDIYの部分は知らない事が多く、読み応えがありました。
わたしも美容院で綺麗にしてもらって、写真を撮りたいですが恥ずかしくて撮れません。。自分で撮るは違うし、かと言って美容師さんにとってもらうのも、、。
パノラマにそんな使い方があったとは知りませんでした!
退会済みメンバー
退会済みメンバーさん
ビギナー
なりきっていて楽しそう!
なるほど!面白い。
ヘタなテレビよりよっぽどおもろいっす!!!
なんか、ネットの記事見て笑ったの久々でした(o^^o)
このコロナの世の中に、ホットな気持ちにさせてくださり、サンクスベリーはっぴっぴです。

「モチのロン、よけござんすのオケッピでっす☆」
このネタいただきます(^^)
生きてて良かったっす。
面白いっす!  笑ました。
ありがとうございますー。
凄いですね、発想が楽しいです
発想が斬新で面白かったです!でも着替える手間が面倒ですねー!
笑わせて貰いました(^^)
読み応えあるブログですね
楽しく読ませていただきました😏
発想も面白いし、文章も面白い!
何もかも、髪を切る前の出来事なんですね!
お金をかけて全力投球ですね!
笑わせてもらいました(*´ω`*)
美容院の壁ってこんな感じのが多いですよね!色々と工夫して撮っててすごい!
切る前の前髪ながすぎ!
スッキリですね!
大爆笑www
寝巻きで実家帰れる方が恥ずかしいわ!
面白いので次にも期待
次は床屋で自撮りに挑戦?。
凄いですね!
面白いー🤣
トップ写真見て普通に「美容室で自撮りしてるじゃん?」て思ったw
分身の術面白い!
もっと分身したら面白い画像作れそう
でも一番ぬりかべがウケた笑
アイデアが秀逸!
電動パノラマ雲台が欲しくなりました。
やりたいことを全力でやる事に敬意しかありません。次回も期待大です。
凄いわざがあるんですねー‼️

パジャマで帰省、笑えました(*´∀`)♪
良い!アィディアやね!!
とても面白いブログでアイデアに笑いました😂
(  ̄- ̄)。o○( 信じる者は救われる… )
次は美容院で美容師さんと一緒にパノラマ撮影して下さいね(笑)
ドライヤー置いてサッと移動するところで笑った!
「お客さ~ん、仕上がりこんな感じでどうですか☆」 の次の写真の表情が、ハリセンボンの箕輪はるかさんに似てますね!
楽しく読ませてもらいました(^^)
馬鹿らしい企画を本気を出してやるって人を笑顔にさせる!そして学びもあっていい。
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