【テレワーク革命】集中できないテレワークは風呂場でやればいいじゃない。
1995年生まれ。10日間で1000企画したことで株式会社人間に入社した身長186cmの大型新人。憧れのみうらじゅんに1000枚の企画書をプレゼントして断られた。
はじめまして。
株式会社人間の1000本プランナー・岡シャニカマと申します。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、4月7日に政府から緊急事態宣言が発令され、多くの方が自宅でのテレワーク(リモートワーク)を余儀なくされていますが、私もそのうちの一人です。冒頭の肩書きの通り、プランナーとして企画の仕事をしているのですが、4月から完全テレワークになりました。
家には自分の部屋もあるし、家でもオフィスでも労働環境はそんなに変わらないと思っていたのですが、家には仕事を妨げる脅威が数多く存在していました。
気がつけば時すでに遅し。自室で作業をしていると休日と何一つ変わらない怠惰な時間がダラダラと流れ続けているではありませんか。
かといって、リビングには家族がいます。「コロナ離婚」なんて言葉もよく聞きますが、その原因は互いのプライベート空間がなくなってしまうからという話も。
これから長い闘いになるであろうコロナ禍において、このままじゃいけません。
それに、こんなにサボっていたら会社員としての評価も危うく、1mmも弁明の余地なきままクビになり、このご時世に親のスネかじりむしに成り下がる未来は想像に難くない。
どうにかして継続的にテレワーク できる環境を構築しなければ……。
しかし、家から出られない上に、この狭い日本型住宅。
一体どこに最適な仕事環境の余地があるのでしょう。
余地…
余地余地……
風呂場だッ!!!!!
風呂場はほとんどの家庭に存在し、完全個室、かつ入浴のシーン以外ではほとんど活用されることのないデッドスペース。ここを活用しない手はありません。よくみると見た目もほとんどデスクです。
これぞ風呂をわかさず、ワークする「風呂わーく」です。
ワクワクしますね。
ただ、不安なのは「電気 × 水場」という最悪の組み合わせ。「集中できる部屋がないから風呂場で作業してたら感電した」なんてことになったら、洒落になりません。
ですが、何か可能性があるかもしれません。
世の中は大変な状況なのですから、少しでも勝算があるのならたとえ火の中水の中。
そこで「防水グッズ」を調べてみると、色々と使えそうなものがありました。
風呂わーくに必要なグッズとは?
というわけで、早速、安全かつ快適に風呂ワークするためのグッズをご紹介します。すべてが通販で揃う品、外出リスクもゼロですのでご安心を。
1.速乾タオル
Caloics® 速乾タオル セームタオル スイムタオル(¥999)
風呂場をワークスペースにする際、最初に水気を拭き取っておくのは必須条件。自宅で常備しているタオルでは仕事したい時に乾いている保証はありません。すぐに水気を拭き取れる速乾タオルの利用がベターでしょう。
2.屋外用防水コンセントボックス
タカショー(Takasho) コンセントボックス LSO-21(¥3,960)
風呂ワークの一番のリスクは電源。そして、コンセントから引いてきたタコ足や充電アダプタに水がかかると致命的なので、それをブロックするコンセントボックスです。感電のリスクヘッジのために、コンセントボックスは風呂場の外に設置しましょう。
3.浄水器
東レ ウォーターボウルグリーン(¥855)
浄水器です。仕事をしていると喉が渇きますよね。そこで、お風呂のカランに設置してウォーターサーバーにしてしまおうという魂胆です。
実際に「風呂わーく」を実践する方は、購入した商品以外にもシャワーを止水するためのビニール袋も用意しておいてください。
風呂わーく準備開始
1.シャワーをふさぐ
今回の風呂わーくにおいて一番の脅威はシャワーです。ここから水が漏れ出てしまうと、すべてが水の泡になってしまうので、まずは大きめのビニール袋で密閉してしまいます。
2.水気を拭き取る
浴室乾燥や換気を十分にした上で、速乾タオルで床面、浴槽、浴槽のフタ、椅子を丁寧に拭き取って風呂場から完全に水気をなくします。
3.コンセントボックスを設置
コンセントボックスにタコ足と充電器を設置し、フタをして浴室の外に出しておきます。感電のリスクが生まれかねないので「風呂わーく」を実施される方は必ず風呂場の外にコンセントボックスを設置しましょう。
4.ウォーターサーバーを準備
カランに浄水器を設置してウォーターサーバーにしてしまいます。水をここから飲む場合にシャワーが出てしまっては危険です。あらかじめシャワーのハンドルはテープなどで固定しておきましょう。
試飲。うまい。
5.デスクと椅子を設置して完成
最後に浴槽のフタを半分閉めて、椅子を入れれば……
完成です。
まずは一番やってみたかったコーヒーブレイクから。
ウォーターサーバーを用意したことで、湯沸かしポットとスティックコーヒーを用意すれば、キッチンまで行かずともいつでもコーヒーブレイクが堪能できます。
風呂のフタは凹凸が激しいので、十分気をつけつつ。
ひと仕事終えた(風の)コーヒーブレイクです。
そしてようやく実際に仕事をはじめてみたのですが、結論から言うと風呂場であることを忘れてしまうほどに集中して作業ができました。風呂わーく実施以前は怠惰を極めていた私ですが、水を得た魚のように仕事に没頭できたのです。(水は出してません)
やはり個室という部分は大きく、誰かの話し声が聞こえることもなければ、水を差す人間だっていません。もちろん、Wi-Fiも問題なく届きました。
スペースの点で言えば、自分は身長がかなり大きいので(186cm)前屈みになってしまうのが少し辛かったです。もう少し椅子を工夫する余地はありそうです。
また、Web会議も何件かやってみたのですが声が籠ることも、反響することもなく、他の参加者から「お風呂で仕事しているの?」とバレることもありませんでした。
ただ室温は調節できないので、季節のことを考えると夏場は扇風機、冬は電気毛布なんかも必要かもしれません。
集中しすぎて5時間ぐらいぶっ続けで仕事した結果、今度はお風呂がワークする側になったので中断しましたが、あと3時間はできたと断言します。
予想通り、風呂場は工夫次第で素敵なテレワーク環境になり得ました。防水対策さえ整えれば、どの家庭でも実践できる風呂わーくです。
最初は「どうして私は風呂場でパソコンを叩いているのだろう」と思うかもしれませんが、そんな固定観念は水に流して必要な方はぜひお試しください。
やはり不測の事態とは言え、仕事だけをする仕事場は家族でストレスなく生活していく上で必要です。風呂では水を入れずに仕事をし、リビングでは水入らずな関係でリラックスすればいいのです。
おあとがよろしいようで。
(おわり)
写真:ロマン
企画・編集:人間編集部
ナイスアイデア!
セットし直すのが大変そうです(^^;;
これならすぐにのぼせる私でもできそうです(`・ω・´)♪