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4月のネットワーク状況について

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お久しぶりです。マイネ王 運営事務局の気まぐれトラベラーです。

定例の4月のネットワーク状況報告です。今回も「Webページ表示完了時間」を測定し、箱ひげ図を用いて通信品質をお伝えします。また、これまでネットワーク天気予報や増速スケジュールをお伝えしていた「マイネなう」ページがリニューアルされましたのでご紹介します。

〜 本文は省略されました 〜

Kanon好きさんのコメント
mineoさんの様な格安スマホ事業者が、自社の基地局を持たず、大手キャリア
からどの様な仕組みで借りているのかについて知らない方は、マイネ王
公開情報のページに分かりやすく載っているので一度目を通されると良いかと
思います。

・【マイネ王公開情報】ネットワーク構成
https://king.mineo.jp/stats/network_const

ここでポイントとなるのは接続点(POI)です。
全国どこからスマホを使ってモバイル回線でデータ通信をしたとしても、
mineo契約者は必ず大阪某所にある接続点(POI)を通る仕組みに
なっています。

ここの最大通信容量は、大手キャリアへの支払額で決まります。
これは10Mbps(上下同帯域)あたり、docomoが52万4493円、auが61万969円、
SoftBankが60万6281円といった感じです。

・ソフトバンクがKDDIより安く 2018年度の接続料
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43216510S9A400C1000000/

この接続料に関しては、一般的な設備投資と違って、ユーザーが増えても
1ユーザーあたりのコストが下がらない所に特徴があります。
コストを抑えるには、空いている時間帯に使う利用者を集めて空いている
帯域を活用する事が重要です。

そして、平日のお昼休み時と朝・夕の通勤通学時間帯に全国的にスマホを
使う人が多く、ピークに余裕で対応出来る程の帯域を借りると採算が
取れずそこまで確保する事が出来ない為、通信速度が大きく低下する事に
なります。

この速度低下はある特定の経路の混雑の為、一部の場所で遅くなるの
ではなく全国的に遅くなります。
なので、ある特定の場所での測定で充分確認が可能です。

ちなみに、首都圏等都市部では基地局の混雑により、速度低下する事が
ありますが、この場合は大手キャリアと直接契約して使用した場合でも
同様に遅くなります。

これに対してmineoさんが直接対応する事は出来ず、基本的には
大手キャリアが対応するのを待つ状況となります。