このサイズが重要
レビューする 端末
通信キャリア
OCN モバイル ONE
総合評価
5年以上型落ち、元はOS2.3の化石機種ですが、非常に素性が良く魔改造することで用途を限定すれば現在でも使えないことは無いという恐るべき機種でもあります。
そして、ガラケー並みの端末幅とそれなりの表示品質、VGAながら一応インカメラ搭載、小さいながら交換可能なバッテリのおかげで、小さい機種を所望の向きにとっては(主に後継機が出ないという悲しい現実故に)手放せない機種です。
注:厳密にはXperiaSX(SO-05D)がこの後投入されているのですが、あっちはワンセグが付いているため除去の手間を考えると…というのは置いておくとしてもLTE化したのにバッテリが本機と共用でしかもband1だけだったため、電池持ちに深刻な弱点を抱えることとなったことと、魔改造のしやすさという点でなかなか乗り換えができないことから"後継機"と呼べるかは議論の余地があります
まず最初に断わっておきますと、現時点で本機を箱田氏の状態で運用するのは相当難しいです、bootをアンロックしてカーネルごとごっそり書き換えた上で可能な限り素の速度が高速で書換えに強いSDを追加して運用するのが現実的ですが、それができない場合最低限海外向けのOS4.0のイメージベースのroot ROMに書き換えてLink2SDplus等でアプリだけでなくVMキャッシュやアプリデータも外部SDに移すくらいは覚悟しなければなりません(よってとても一般向けで現用できるような機種ではありません)
本レビューは比較的ライトなOS4のROMベースにroot化とLink2SDを使用した環境を前提として記載します。
※以降追記予定です
価格
販売数か月で早くも投げ売りが始まったため2012年初頭にdocomoから買ったのに一括五千円以下という謎価格でした。但しSDカードがないと本当に何もできないのとバッテリ容量が小さいためこれらを買い足すと本体より高くなってしまいますorz
因みに2017年現在の中古品の価格が買った時の価格より高いことも多かったり…
デザイン・大きさ
本機種の最大にして唯一無二の長所です。特に幅が素晴らしい。
通話専用端末にする場合や外部給電前提で3Gルータにする場合、簡易カメラとして運用する場合共に嵩張らず扱いやすい非常に優れた筐体です。
但し、バッテリ容量が小さい為予備バッテリを持つとそれなりに場所は取ります。
また、電源キーの作りがやや弱く、上手く効かない事がある点と通知LEDが見にくい(ホームキーの周りがもやっと光るが周辺がメッキ部品なので光っている事が視認しにくい)点と液晶サイズが現在の基準では筐体に対してやや小さいことは惜しい所です(それを補って余りあるサイズではあるのですが)
操作性・使いやすさ
サイズ的に仕方ない面もありますが、やはり操作性はよろしくありません。
パネル精度は悪くないのですがタッチキーとパネル側の判定閾値があまり良くない事と電源キーの問題からキー操作はあまり快適ではありません。
また、RAMが今となっては厳しい512MB、ROMに至っては完全に不足な1GBしかなく、アプリ領域は350MB程度しか確保できない事からroot化してmicroSD上のext4パーティションにシンボリックリンクを作るかカスタムROMを導入して/data/自体をmicroSD上のパーティションにマッピングしなければ運用はかなり困難です。
因みにCPUもスナドラS1のシングルコア1GHzですので処理速度や電力効率についても2017年基準ではかなり厳しいものがあります
バッテリー
1500mAhしかないので持ちはあまりよろしくありません。
取り外しは可能なので予備を持ち歩く運用が使いやすいと思います。
余談ですが使用バッテリであるBA700はXperiaSXと共用です、あっちはLTEなのでさらに持ちが悪いですがデュアルコア+RAM1GBなので本機よりは現実的に動作します(但し本機種のような魔改造はできません、多分)
ray,sx使ってますが、最近はdsdsスマホが充実してきて悩みどころ。