geanee (WP J40-10)SIMフリーのレビュー

動くことは動く、意味はあまりない

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geanee (WP J40-10)SIMフリー
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geanee (WP J40-10)SIMフリー

通信キャリア

mineo(docomo)

総合評価

2.0

WM10の現状の仕様やアプリの状態で大体予想がつくとは思いますが、まあ実用性は大体予想通りにあまり使い物にはなりません。
端末自体は購入時に1511(10586)で、wifiに繋ぐと1607(14393)が降ってきます。初期状態でAPNリストにmineo(ドコモプラン)があるため、これを使用することで接続自体は容易に設定でき、1511版でも普通に通信は可能となります。
なお、この端末、ハード自体は某社製品と異なりタッチずれなどもなく目立った致命的欠陥は見受けれらないばかりか、質感や電池持ちもそう悪くない上に感度もそこそこ確保できているため、液晶がTN方式ゆえの斜め上方向から見た場合の色反転現象等のやむを得ない面を除くと価格を考えるとかなり良い出来に入る一方で、OSのWin10mobile側にかなりの問題が或る為、実用にはおすすめできません。
Andoroidでは当たり前の機能や使い勝手が確保できていないばかりか、下手をすると2005年当時のPocketPCより使いにくい状態(PPC/WinCE向けアプリも動かないようです)ですので、事実上MSアカウントと同期してタスクリストと連絡先を取り、POP/exchangeでメールを送受信し、通話をする機能と、緊急用のオフィスビューアと簡易ブラウザが付いた程度と考えておいた方が現状では無難でしょう、1607版時点ではSMBによるLAN経由のファイル確認すらできませんし、SIPも使い勝手や着信制御がまともなクライアントがまだなく、事実上Skype専用(Skypeoutの発番通知のしょぼさを考えると事実上PSTN網へのIP発信はNG)という、丁度2010年ごろのAndroid状態となっています。Androidは数も出たし当時の競合は高価なiOS機だけでしたので今の状態がありますが、現状を見るにAndroidの発展を再現するのは困難なように思えます。
その分必要リソースの方も2010年ごろのAndroidよりやや多い程度なのでスペックのわりに以外と不通に動くのも確かなのですが…

因みに一番大事なことですが、今回は楽天のNTT-Xstoreで\4980に対しセールで実質20%程度のポイント還元で購入した上でのこの評価です。定価で買ってたら確実にコスパ最悪ですのでご注意を

価格

3.0

2016年に一台目を購入した時は単価\4980(ポイント20%程度で実質\4000以下)で2台購入、2017年3月に\3480相当(NTT-Xストアで合計五千円以上買うと\800引きでメモリーカードと併せて購入)で1台買い足しました。うち2台を自身で運用していますがこの値段であればバンド1/19のLTEとバンド1/6のW-CDMAが使える簡易モバイルルータにニュースリーダとスケジュール/アドレス/メール機能と音声通話、音楽再生、FMラジオが付いているガジェットと考えれば非常にコスパは良いといえるでしょう。定価の\12800だと明らかにダメダメですが。

デザイン・大きさ

4.0

液晶は4"ですが液晶周辺の枠はそれなりにあり、機器自体のサイズは4.3~4.5"機と大して変わりません、重さもサイズを考えると重い部類ですが絶対値としては最近のスマホでは小型の部類に入ります。
丁度F-04FやXperiaJ1c位のサイズで、両機の間くらいの重量感、見た目はもちろんプラスチッキーでチープですが筐体の精度はカッチリしており歪みやみっともない隙間が出来たりすることはありません。
液晶面は多分それほど強度は無いと思われる為別途汎用のガラスフィルムを張って使っています、エレコム製の\108で投げ売りしていた汎用4.3"液晶用ガラスフィルムが液晶とタッチキーの文字表示部分下端までをカバーできるので便利です、因みに同社の4"用であれば液晶のみをカバー可能、4.5"用はサイズ超過で貼れません。
また、ストラップホールが無く、本体側筐体に加工の余地がある場所もありません。背面カバーが3枚も入っているのでこれを加工してストラップを付けることは出来なくはないかもしれませんが、背面カバーにストラップを付けても本体の脱落リスクは残りそうなのであまり意味は無いように思えます。

操作性・使いやすさ

1.0

画面は視野角が非常に狭いためグラフィックス関係の処理には向かないと思われます(そもそも解像度がSVGAしかありませんので表示品質自体もアレですが)
スイッチ類は左上側面に集中しており、メインカメラとLEDは画面を見ている状態で右上角裏側、フロントカメラは画面右上の配置、左手持ちの時に人差し指がカメラのあたりに来ないようやや注意が必要ですが片手で十分に操作できる範囲です。
SIMスロット/SDスロットはいずれも背面カバー内、バッテリ横でバッテリを外しての交換、SIMスロットはmicroが1系統、横向きに設置する特殊な仕様で構造上アダプタとは相性が良くないと思われます(一応アダプタ経由でnanoSIMが使えていますが段差にはpigu程ではないにせよかなりシビアです)
SDカードは以前はexFAXがうまく読めなかったのですが2017年6月ごろにテストしたら64GBのSDXCを普通に読めるようになっていました。但し、サンプル数が2だけなので相性かもしれませんが何故か128GBのSDXCはexFAXでもFAT32でもまともに読めた試がありません(AndroidのSDXC非対応機はこのSDが結構読めるのですが)もちろんSDHCは32GBでも問題なく読み込めます。
ソフト的な操作性や使い勝手は完全に終わっています、特にストアの出来やアプリの充実度は完全に問題外の領域。
OS自体の問題としては異様に反応性が悪いのに置換ができないIMEとWindows系の癖にWindows PCとファイル共有がまともにできない(サードパーティのファイラー使用で一部対応できるが使い勝手が異常に悪い)辺りはmicrosoftには早急に改善していただきたいところ。
テザリングはWifi/bluetoothとも対応ですがBluetoothは親機側機能のみで、この機種が他の機種にぶら下がることはできません。
カメラはやたらと設定が多いので結構遊べますが画質というか感度の方はおもちゃレベル、LEDは単体でLEDライト機能を持ちます(クイック設定メニュー?からON/OFF可能)
通話スタックはどうもサブアドレスが扱えていないような感じがします。
音質については通話は可もなく不可もなく、ヘッドセット端子の音は"このクラスとしては"という注記付なら異様に良いレベルと思われます。

バッテリー

3.0

1800mAhなのでLTE機としては小さめですが一般的なAndroid機の基準から見ると結構持ちます(2Ah程度のSD400/210の機種並みには)
バッテリは交換可能ですが肝心のバッテリは売っているのを見たことがありません。電池残量表示はあまり正確ではありませんが、スタンバイ時は持ちが異様に良く、操作した時には結構速く消費する傾向にあるように思えます。充電時の表示はかなり宛にならず、特に電源を切っているときに充電した時の表示はほぼ役に立たない為本機に限って言えば充電は稼働中に行った方が良さそうです。なお、充電中に電源を切ると上手く再起動ができません(給電しているケーブルを抜くとリブートできます)


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