総務省 vs 携帯電話大手3社
ITpro:「総務省 vs 携帯電話大手3社、フォローアップ会合の最大の標的はソフトバンクか」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/watcher/14/334361/100700690/?ST=keitai
…問題となっているのは、利潤の算定に用いる自己資本利益率。「β」(ベータ)と呼ぶ値を用いて事業リスクや財務リスクを反映できるようになっており、その算定方法が携帯電話大手3社で異なる。βの値は公表されていないが、「ソフトバンクが突出して高く、接続料格差を生む一因となっている」(業界関係者)。大手3社の過去5年間のβを比べると、「最大1.62倍の開きがある年度もあった」(総務省)。
…KDDIとソフトバンクによるサブブランド戦略の是非も議論となる可能性がある。両社の危機感は高く、「NTTドコモの回線を利用するMVNOに顧客を奪われるくらいなら、契約単価が下がってでも自社グループにつなぎ止めたい」とする動きが鮮明となってきた。
…両社の取り組みはもはや守りを固めるレベルではなく、格安スマホのブームに便乗して一気に攻勢をかけようとするものだ。関係者によると、ソフトバンクは2016年度にスマートフォンの新規販売で300万台の目標を掲げ、このうち130万台はY!mobileである。一方、UQコミュニケーションズのUQ mobileの2016年度の契約獲得目標は150万件という。
…ユーザーの立場からすれば、こうした動きは大歓迎。さらに競争してほしいが、MVNOからは不満の声が相次いでいる。「Y!mobileはソフトバンクと同じ会社なのでともかく、KDDIが特定MVNO(UQコミュニケーションズ)を優遇するのはいかがなものか」(大手MVNO幹部)といったものだ。立場の弱いMVNOが公開ヒアリングで不満を直訴することはないと思われるが、総務省がくみ取って議論に発展するかが注目される。
→さて、総務省の指導に大手キャリアがどこまで素直に従うか?、あまり期待しないで見守りましょう。
ですから、
再就職先確保(想像です。
でなきゃuqの優遇はとっくに
問題になつているはず)
の為にも
馴れ合いで終わりそうな(^^;;
総務省:「モバイルサービスの提供条件・端末に関するフォローアップ会合」の開催
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban03_02000375.html
…フォローアップ事項
(1)スマートフォン料金の動向
(2)「SIMロック解除に関するガイドライン」改正後の動向
(3)「スマートフォンの端末購入補助の適正化に関するガイドライン」適用後の動向
(4)MVNOの競争環境の動向
…開催スケジュール
平成28年10月13日 第1回会合(11月上旬までに合計3回程度開催)
→いよいよ明日開催ですね。
一つはSBの問題。他の2社よりも高い利益率見込みで得た利益を設備の増強や料金値下げなどの形で利用者に還元するのではなく、海外にまで出かけていって企業買収に余念が無い創業者の態度。
二つ目はUQやY!mobileに対する優遇策。これらはいずれ独禁法の対象として問題になると思われます。
こうした問題に関係者がどういう態度に出るかを注視したいと思います。
総務省:「モバイル接続料の自己資本利益率の算定に関するワーキングチーム(第1回)」配布資料
http://www.soumu.go.jp/menu_sosiki/kenkyu/02kiban03_04000285.html
ケータイWatch:「実質0円規制」緩和求めるソフトバンク、ドコモは抜け道封じを要望――総務省のフォローアップ会合
http://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1024775.html
800円払ってでもプレミアムコースを使いたいというハードユーザーは特に戻りそうですね。