83歳誕生日所感

今日,９月２５日、予定通り８３歳になりました。

日本男子の平均寿命は、一昨年の統計で81.25歳だったそうですから、昨年あたりから、平均を越えて「生きていた」ことになります。

私ごとながら、こういう統計が無視できないのは、82歳の終盤を迎えた先月、コロナならぬ古典的な消化器系の難病が見つかり3週間余りの入院と、耐え難いほどの手術後の痛みを経験させられる羽目に陥りました。

これまでの八十年間、入院の経験もなくお医者さんといえば歯医者さんくらいしか知らず、極めて健康に過ごしてきて、健康保険財政にいささかの貢献をしてきたと自負していいた身にとっては、文字通りの「晴天の霹靂」でした。
いまも術後の体力回復に脂汗を流している有様です。

さて、問題は「あと年生きていられるか」ですが、厚生労働省が発表している最新の平均余命の統計では、男子83歳の平均余命は7.48年だそうです。この通りだと、私の場合は90歳を超えてしまいますが、そんなに生きられるかどうかもわかりませんし、そんなに生きてどうするのか、そしてまた、いつ「青天の霹靂」に遭遇するかも知れないと思うと複雑な気持ちになります。

人の命というものは、終りに近ずくに従って難しくなるような気分にさせられている今日この頃です。

（写真は昨年町内会から頂いた「敬老の日」のお祝い品です）