Rakuten UNLIMIT SIMを中国で使ってみました
楽天UNLIMITを海外で使ったという報告が少ないので、投稿してみます。
日本には帰ってはいないのですが、家族に頼んで楽天UNLIMIT SIMを中国まで送ってもらいました。
公式対応端末のOPPO RenoAに入れてみて使ってみたところ、無事にデータ通信することができました。
中国の金盾も回避でき、テザリングも使えています。
ローミング先は、この端末だと
中国移動China mobile
中国聯通ChinaUnicom
だけしか選択できませんが、別端末に入れると
中国電信China telecomでもSMSを受信していたので、中国3社全てでローミング出来るようです。
とりあえず、端末(Xperia ACE)をテザリング接続して初期設定し、1GBくらい使いました。
余談ですが、中国国内でGSMがインストールされている端末を初期設定するのは、非常に困難です。
金盾を回避できる通信手段が必要です。
初期設定完了してしまえば、VPNが使えるようになるので問題なくなりますが…
VPN無しで金盾を回避できるSIMと言うことで、大変便利に使えそうです。
無料なのはありがたいですね〜
取り急ぎここまでのレポートとしておきます。
9/26追記
電話の利用に関して、他の投稿をきっかけにテストしてみたところ、使いにくい問題点があることがわかりました。
海外利用時は、データ通信とSMSは使えるものの、電話回線のローミングは使えない契約となっています。
多分このために、UNLIMIT SIMを海外回線に接続すると、電話が圏外として認識されてしまうようです。
UNLIMIT SIMを入れた状態で着信しようとしても、発信者側に相手(着信側)が、圏外ですといったアナウンスが流れ、通話できません。
一方、UNLIMIT SIMを入れた端末には、SMSで着信通知が入ります。
これを見て、UNLIMIT SIMを入れた端末のLinkアプリから電話をかけることはできます。
海外でLinkアプリで着信するためには、UNLIMIT SIMをネットワークに接続しないようにしなければならないと考えられます。
しかしながら、Linkアプリで通話するためには、当然ながらデータ通信手段が必要であるとともに、発進時に番号通知するためには、SIMが入っている必要があります。
以上のことから、Linkアプリで不自由なく発着信するためには、その地域でデータ通信が使える別なSIMが必要ということになります。
今のこの状況は、メイン電話番号として海外利用するのはちょっと使いにくいですね。
中国での状況説明ですが、他の国でも同じになると予想します。
22/3/11追記
お気に入り登録していただいた方がいらっしゃったので、情報更新します。
linkアプリを含めた海外ローミング通話に関して
以前、linkアプリでの着信がうまく行かないと記載していたのですが、今は基本的に問題なく着信できています。
中国だと、中国国内の通信回線は金盾と言われる通信制限で、linkアプリの通話がブロックされてしまいますが、VPNを利用したり、楽天自体のSIMを利用することで、linkアプリでの通話が可能です。
家族の海外旅行の際、linkでの通話を行ってみました。
エジプト、メキシコ、アメリカそれぞれの国と中国の間で、linkアプリの通話を確認できました。
開始当初よりlinkアプリの通話がかなり良くなってきていると感じます。
私は通常、中国の通信会社のSIMとVPNを併用して、データ通信を使っていますが、この環境でlink通話の着信も受けられますし、音質的にも十分満足できるものです。
『フランスの移動体通信事業者であるOrangeが提供するマルチ IMSI技術を活用したソリューションを採用』
らしいので、フランスになるのですね。
Mate30ProにAPN手動設定して使ってみています。
何を上げたら参考になるのかよく分かっていないので、色々上げておきます。
中国出張でその都度SIMカードを用意してましたがローミングで使用でき、金盾回避できるのであれば価値があります!
今はまだ中国出張行けませんが…
中国移動を指定、band40接続中です。
中国の金盾回避に使えるの便利やね!
いろいろと情報シェアありがとうございます。
とても参考になります。
MCC-MNC=208-01 (orange/France) ということは、やはり Un-Limit simは国内と海外で SIM情報を書き換える(複数持っていて選択する?)という eSIMタイプのSIMのようですね。
APN表示は国内、海外ともに rakuten.jp という同じものを使っていて、改めて書き換え不要(ユーザー間違い防止)にしているというのも中々良く仕組んであるという感じで。これまでの国内のSIMサービスでは見られなかった、新しい試みですね。
もう一つ、出来たら シェアお願いしたいことがあります。
MCC-MNC=208-01(orange/France) に書き換えられたsimの場合に、管理サーバーが何処にあるのかを推測するのに PING値を教えて貰えると有難いです。ターゲットサーバー選択は 日本の Tsukuba(SoftEather Corporation)でも、中国の北京(?)、香港等でも良いです。いずれの場合でも、管理サーバーが日本にある場合には おそらく、PING=100-150ms、フランスにある場合には PING=350-450ms になるのではないか思われます。。。
アレコレお願いばかりしてすみません。
新しい仕組みのSIMに SIM道楽の 興味は尽きません(笑)
もし時間があれば、
https://www.cman.jp/network/support/ip.html
にアクセスして、
「現在のIPアドレス」
のボタンを押して、
「管理情報照会実行」ただし、直前の注意事項をチェックする必要あり
を実行してみてくれませんか。
結果の
「入力の逆引き または 正引き」
の欄の情報をご提示頂けると幸いです。
さらに、
「問合せ先(Whoisサーバ)」
の
「結果」
の所に表示されたWhoisサーバへの問い合わせ結果もご提示頂けると嬉しいです。
ひみつ77さん
これで良いでしょうか?
まず、VPNを利用されていましたか?
少なくとも、Internetに出ている場所は楽天モバイルですね。スピテの結果もおなじIPアドレスからなので....
スピテでは中国のサーバーを相手にテストしているので、中国と日本の間を2往復する事になるので、RTTも大きくなるようですね。
フランスは経由していないようなので、良い事/仕組みだと思います。
中国移動ローミング中です
お手数をお掛けしました。
再取得しました。
やはり、最初の結果はVPN経由と思われます。
これも中国移動契約SIMです。
これらはおかしくないですか?
ローミング先を中国聯通ChinaUnicomにしてみました。
中国聯通ChinaUnicomです。
中国移動契約SIM
での結果も不思議です。
中国聯通ChinaUnicom
に変えての結果は納得感があります。
中国移動ならほぼ使い放題なので、何度でもテストできますよ〜
ご協力、ありがとうございました。
なお、不思議な点は
対象ドメイン または IPアドレス
と
利用者情報
が異なる点です。
何度もやり直してみても変わらなかったです。
判定サーバーがキャッシュみたいなものを持ってしまっているのですかね?
後で再度アップします。
すみません。
>ヨッシーセブン さん
4組の「OoKla測定と cman IP確認」の結果シェア(#1~#4)、ありがとうございました。Un-Limitの海外利用での自動SIM切替に関する仕組みを理解するのに、とても参考になるデータです。得られた情報を私なりに理解してみました。
まず、上記 #3組目については、私が見る限り、誤って ChinaMobile SIM使用時のまま測定した結果のように見えるのと、対象ドメインIP情報がクリアーされていないようなので、勝手に除外しました。また、PING=20ms という値は 中国<->日本の間のローミングでは得られません。
さて、#1, #2, #4 ともに SIMは 208-01提供のSIMとして認識されるので、まずEU圏のどこか (おそらくフランス or ベルギー辺り)の Orange監理下サーバーに回送され、そこで、Orangeにより Rakuten Un-Limitと判定されることで、Rakuten(日本)の管理サーバ (133.106.XXX.XXX)に回送され、最終的な利用者IPが割り当てられるというような仕組みになっているように想像します。(素人の想像(笑))
結果として、
欧州<- 400ms->中国<- 150ms->日本
という通信が発生し、その間でトータル PING=約550ms程度の数値になっているのではないでしょうか。
この仕組みが適用される限り、Un-Limit SIMの海外利用は(日本国内を除いて)世界の何処に行っても PING=550ms+程度を覚悟しなければならないのかもしれません。
以前、米国で得られた測定でも PING= 558ms となっていたようです。
ヨッシーセブンさん端末
|LTE
中国キャリア
|国際ローミング網
楽天PGW
|インターネット
中国のスピードテスト向けサーバー
|インターネット
後は上記の逆
です。
滞在地→EUのどこか(Orangeの鯖)→日本(楽天モバイル)だと、RTT高くなるし、韓国滞在とかしてたら、一回データがヨーロッパまで行くの考えると、3キャリアのローミングのほうがええよね…
ドコモだったら、NTTコミュニケーションズの専用線通るはずだから、あんちゃん、前にドイツでドコモの国際ローミング使ってたときは、日本の鯖にアクセスするとき、現地Wi-Fiのインターネット回線よりRTTが低くてびっくりしたにゃ!
↑ オーストリア(Vienna)での PING=571ms という報告もありました。
中国移動のデータ取り直しました
その他何かテストして欲しいことがあれば何でも指示してくださいね〜
楽天を指定してのテスト方法は何かありますか?
これは役に立ちますか?
中国移動回線とVPNでのテスト結果です。
同じ環境のスピードテストです。
>ヨッシーセブン さん
追加情報、ありがとうございます。
確認して頂いた内容で一覧表をアップデートしました。
China MobileのローカルSIMを利用した場合、ローカルネット接続そのままでは PING=20ms(高速)を出してくれるのですが、VPNで SAKURA-Internetを経由してしまうとどうしても PING=150ms程度に落ちてしまいますね。これを検証するには、(金縦の中から出来るのかわかりませんが…)、China MobileのローカルSIMを利用したまま、VPN=オフして、OoKlaのTGTサーバーとして、 Tsukuba (SoftEather Corporation)、あるいは Tokyo(Open Project(via 20G SINET) 等を選択してみると、やはり PING=150ms前後の数値になるはずです。PING=100~150msは、北京<->東京、香港<->東京間のネットワーク接続で掛かる一般的な時間です。
ちなみに、試みとして Rakuten Un-Limit SIMを使って、国内(私の場所)から、TGTサーバ= Shandong Unicom 5G Jinan に設定して測定してみると PING= 145ms になっていることがわかります。そちらと日本の間は一般的に 100~150msくらいなのです。
もしお時間があれば、楽天SIM(中国キャリアローミング)で、スピードテスト(サーバはGLBB等の東京のもの)の結果を教えて下さい。
楽天SIMを使って、楽天サーバーを指定したスピードテスト結果です。
中国移動SIMで東京のサーバーを指定したスピードテスト結果です。
楽天SIM-中国キャリアローミング-中国サーバへのRTT
521,505,574ms
--想定経路
ヨッシーセブンさん端末
|LTE
中国キャリア
|国際ローミング網 (フランスのorangeのSGWを経由と思われる)
楽天PGW
|インターネット
中国のスピードテスト向けサーバー
|インターネット
後は上記の逆
2. ヨッシーセブンさん端末で、
楽天SIM-中国キャリアローミング-東京サーバへのRTT
507ms
--想定経路
ヨッシーセブンさん端末
|LTE
中国キャリア
|国際ローミング網 (フランスのorangeのSGWを経由と思われる)
楽天PGW
|インターネット
東京のスピードテスト向けサーバー
|インターネット
後は上記の逆
----
これまでの実験結果を踏まえると。時間的には、国際ローミング網野中で、orangeを経由しているように思え、
上記の1,2で、もっと差(kc_iOS9.2.1さんの情報からすると100-150ms)がでると思っていたが....
再追試、ありがとうございます。
>楽天SIMを使って、楽天サーバーを指定した
>スピードテスト結果 -> 507ms
>中国移動SIMで東京のサーバーを指定した
>スピードテスト結果 -> 103ms
これらは概ね予想と一致しているようですね。
今回、ヨッシーセブン さんの海外利用時の詳細情報からハッキリした Un-Limit SIMの興味深いところは、国内では 440-11、海外に行くと 208-01 のSIM情報に自動的に書換え(呼出す)ことです。
海外到着した時点でスマホのスイッチをONすると自動的にこのような操作が発生する SIMとしては過去に、「変なSIM(HIS, bmobile)」、「SlimDuet(Taisys Technology・HK)」そして「MB (Multi-Bite-Info・HK)」といった SIMサービスがありました。これらは世界中を幾つかの複数の地域に分けて、それぞれで SIM Operator Codeを準備していて、そこからSIMサービスを提供していたように思います。なのでどの国へ行ってもローミング時の PING値を比較的小さく抑えた接続が出来るというメリットがありました。
Un-Limitの場合には PING値云々というよりは、「1枚のSIMで国内・海外をカバーできて、APNも変更不要…」 というメリットを求めたものと考えています。新たな試みであることは確かだと思います。
200MBで400円くらいだったような気がするので、テストしてみましょうか?
以前 「変なSIM」と「SlimDuet」を日本国内で試用した時には、SIM Operator Code (MCC-MNC)= China Unicom(HK)が割り当てられていました。なので、もし中国で利用しても同じように China Unicom(HK)が割り当てられると思うので、変化は分からないかと思うので、今のところ敢えてテストしてみなくてもよいかな…です。(道楽と言えども…save money(笑))
「変なSIM」と「SlimDuet」も、SIMを入れ替える必要はないですが、対象国毎にプランを購入する仕組みなので、そのプラン・アクティベーション操作することで、該当するSIM Operator Code に書換え(読込み)ることになっているようなので、別の機会に遠い(笑)他国での利用情報を取ってみたいと思っています。
参考:
【SIM道楽】IMSIを書き換えるSIM「変なSIM」と「SlimDuet」を再検証
https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/68735
2GB/月を使い切ってみました。
使い切っても継続して使えますが、かなり遅くなります。
ちなみにこの端末は、日本版SIMフリーのMate10Proです。Rakutenの表示になっています。APNもプリインストールされていました。
この投稿も楽天回線経由です。
遅いけどそれなりには使えるので、海外出張に使えそうですね。
おおお、海外で「2GB使い切り後」の情報シェア、ありがとうございます。「2GB使い切り後は 128kbps…」と記載されている通り。でも何とか使えるのは有難いですね。