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毎日毎日誰かに電話したガラケー、メッセージの着信通知がくるのを待ち続けたこのスマホ、手にすると無事眠れてしまう寝落ちスマホ、一緒にどこでも出かけて自撮りをしまくったスマホ、採用通知を待ちわびたスマホ、トイレにドボンしても、足で踏んづけても元気で働き続けてくれたスマホ、人によっては人生を変えたスマホもあったりするのかも知れないでござる

「古いスマホどうします？」
「下取りお願いします」
「っすねえ、やっぱり」
「はい」
「じゃあ、6000円料金から値引きっす」
「その前に、ちょっとお別れを・・・」

なんて人はまあ居ないでござるが、スマホの裏に貼ってあったプリクラシールを剥がしたりした人は相当居そうでござる

「古いスマホどうします？」
「下取りお願いします」
「うーん、これ値段が出ないんですよねえ」
「じゃあ、処分してください」
「個人情報が漏れないようにしますね」
「はい」
「じゃあ、確認してくださいね」
ギリギリギリ
「ま、まさか処刑・・・」

まるでヴィヴィオ君の最期の様な音を残してスマホ君が逝ってしまうのでござる

『探偵！ナイトスクープ』の、愛車ヴィヴィオ君との別れに共感する人続出「死ぬほどわかる」「自分も廃車で泣いた」
https://togetter.com/li/1086944

殆どの人は古いスマホにサヨナラしても、新しいスマホにワクワクできるのでござるが、サヨナラできないスマホもあるようでござる


愛車とのお別れも淋しいものでござる

ただの電子機器なのに、ただの機械なのに、思い出がいっぱい詰まっているのでござる