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アビガンの有効性を示すデータでは

 藤田医科大の発表内容から

>事前に規定された主要評価項目である「6日目まで(遅延投与群が内服を開始するまで)の累積ウイルス消失率」は、通常投与群で66.7%、遅延投与群で56.1%、調整後ハザード比は1.42(95%信頼区間=0.76-2.62、P値=0.269)でした。
 事前に規定された副次評価項目である「6日目までのウイルス量対数値50%減少割合」は通常投与群で94.4%、遅延投与群で78.8%、調整後オッズ比は4.75(95%信頼区間=0.88-25.76、P値=0.071)でした。
 事前に規定された探索的評価項目である「37.5℃未満への解熱までの平均時間」は通常投与群で2.1日、遅延投与群で3.2日、調整後ハザード比は1.88(95%信頼区間=0.81-4.35、P値=0.141)でした。

ファビピラビル投与に関連する有害事象としては、血中尿酸値の上昇が84.1%、血中トリグリセリド値の上昇が11.0%、肝ALTの上昇が8.5%、肝ASTの上昇(いずれも検査値異常)が4.9%に見られました。これらの異常値は、内服終了後(16日目または28日目)に再度採血された患者(38例)のほぼ全員で平常値まで回復していることが確認されました。また、痛風を発症した患者はいませんでした。

このデータで見る限りファビピラビル(アビガン)はcovid19に効き目がある有効な薬となりうることを示すデータである。
しかも、発病後6日以内なら重症化せずに回復を示している。

6日以内の投与なら差異はわずかにとどまり誤差の範囲に留まる。
このデータからはアビガンの評価である。

相変わらず、報道機関はミスリードが好きですなぁ。
危うく騙されるところでした。


12 件のコメント
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退会済みメンバー
退会済みメンバーさん
ビギナー
>藤田医科大学を代表機関とし全国47医療機関で実施している「SARS-CoV2感染無症状・軽症患者におけるウイルス量低減効果の検討を目的としたファビピラビルの多施設非盲検ランダム化臨床試験」(研究責任医師 藤田医科大学医学部感染症科 土井洋平教授)につき、その最終結果の暫定的な解析が終了しましたので、要点をご報告いたします。

>このうち44名がファビピラビルの通常投与群(1日目から内服)、45名が遅延投与群(6日目から内服)に無作為割り付けされました。

>(その後諸事情で人数が減って)通常投与群36名、遅延投与群33名で行いました。研究参加中に重症化または死亡した方はありませんでした。

>以上より、通常投与群では遅延投与群に比べ6日までにウイルスの消失や解熱に至りやすい傾向が見られたものの、統計的有意差には達しませんでした。

重症化や死亡した患者が出なかったのは薬の効果なのか、単に被験者が少なすぎる事による統計的誤差によるものなのか、わからない感じですね。
退会済みメンバー
退会済みメンバーさん
ビギナー
>中国からの報告では、致死率は20代が0.2%に対して80 歳以上では14.8%、持病なし0.9%に対して心血管疾患を持つ人は10.5%と死亡リスクが大きく異なる。

>各国から報告された感染者の中の死亡者の割合(致死率)は、0.1%未満のシンガポールから15%以上のベルギーまで大きな開きがあるが、これは死亡統計の取り方、感染爆発や医療崩壊の有無、感染した人口集団などの違いによるものと考えられる。

新型コロナの致死率についてはかなり大きなばらつきがあるようです。
あくまでも、「患者数が少ないため有効性の有無が確認できなかった」という発表だったようですね。

日経:アビガン「有効性確認できず」藤田医科大、新型コロナ
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61378960Q0A710C2I00000/

…アビガンを飲まなかった患者33人に比べて飲んだ患者36人のウイルスが消えやすいかどうかなどを評価した。ウイルスの消失や減少、解熱が早まる傾向はあったが、有意差はなかったと結論づけた。重篤な有害事象はなかった。

…「患者数が少ないため有効性の有無が確認できなかった」と指摘。「200人程度が参加すれば有意差が得られたかもしれない。ただ日本の流行状況では患者数を増やすのが難しい」と話した。
退会済みメンバー
退会済みメンバーさん
ビギナー
おそらく患者数が少なくとももっと極端な差異がデータに現れれば有効性の証明が出来ると期待していたんでしょうね。
ミディ
ミディさん・投稿者
マスター
このデータからは
1. 6日以内の投与であればコロナ感染者には有効である。
2. 症状がでた初日から投与と6日からの投与では薬の効果にそれほどの差異は見られなかった

このことから、症状が出てからでも症状が悪化するまで相当の期間を要すしていることがわかる。

喉や鼻に留まる期間が比較的長くうがい特にデンタルガム、モンダミン、クリアクリーンなど液体歯磨きでのうがいがかなり有効ではないかと思われる。

液体歯磨きはメーカに確認したら殺菌効果はかなり強力なようだ。
ただ、うがいに使うには口の回りをタオルで覆うなどの対策は必要ではありますが・・・

なお、このこの症例をもってファビピラビルがcovid19に有効が否かは症例数が少ないため不明である。
アベノカクシがここでも出ましたね。
すぐにでも認可する様な話でしたが⁉️
どうにもならんですね。
ミディ
ミディさん・投稿者
マスター
ファビピラビルについてウィルスの減少率50%以下は症状初日から94.4%、6日後投与で78.8%
感染症学会の調査で軽症者85%以上のデータと合わせ認可基準は完全にクリアしていると見ています。 
ある意味インフルエンザの既存薬(タミフルやリレンザなど)も「感染・発症から 24時間以内の投与(でしたっけ?)」なんて条件があったはずですし、結局「ウイルスがどこまで体内で増殖→それによって発症時の症例が劇症化するか否か?」ってところまで見ると、ファビピラビルの有効性を現状の治験などではまだ判断できない(そもそも症例数が判断基準に満たないから)ってだけですからねえ。

一応富士フィルムグループは海外の症例なども含めて今後さらに幅広く治験をとしてますけど、ファビピラビルって催奇形性があるので「正しく使わないと逆に薬害として祭り上げられる」ので、これは治験を行う側も頭が痛いお話なんだと思います。

まあ、ウイルス自体も変性している可能性が指摘されていますし、様々な状況でも一定の効能を期待できる、とまで確認されるだけの症例を集めないと、こういう薬の場合は承認条件として弱くなっちゃうんでしょうね。

追伸:
そもそもファビピラビル自体の適用症例自体が「既存インフルエンザ
治療薬で効果がない新型インフルエンザ向けの投与」に現状では
限られていますから。
別に日本政府側が隠してるわけでもなくて「特定の条件下に対して
使用する薬剤」という本来の役割を忘れてはならないと思っています。
認証に積極的だった現政権下の体制で認証できないとなったのですから、本当に基準を満たせなかったということではないですか?

こちらの日経の記事でも、
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/20/07/10/07183/

> 有効性に関して統計的有意差は見いだせなかったとの暫定的な結果を発表した。

と、暫定的とありますし、記事の表題は、

> アビガン臨床研究で結果、有意差無しも「有効な可能性」

と、ありますから、これからも臨床研究は続けるのでは無いのでしょうか?
ミディ
ミディさん・投稿者
マスター
最終報告にはアビガンが新型コロナに有効ではないとは一言も書かれてはいない。

藤田医科大での臨床の目的は発症後直に投与開始した場合と発症後6日目から投与した場合の違いを臨床により明らかにすることでありその差異が誤差の範囲に留まってしまった。

この症例からは重症化や死亡症例がでていないことからアビガンの新型コロナに対する有効性は疑う余地はない。

つまり、発症後6日以内にアビガン投与受ければ治ることを示した結果となっている。

ただ、症例数が少ないため確定まではいかなかった。

ほんと報道機関はミスリードが好きですなぁ。
ミディさん

アビガンでもなんでもいいですから副作用のないコロナ特効薬を作って
下さい😊🤗❗。
ミディ
ミディさん・投稿者
マスター
特効薬
切に望みます。
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