[番外編]　母と私のトンチンカン劇場ヽ(^o^)丿 💕👫ラブストーリーは突然に💒💕

前書き
普段の活動場所である
母と私のトンチンカン劇場ヽ(^o^)丿
劇場の中でお話ししてもよかったのですが長文になるため、ここはスピンオフでの公演もありかと既存のスレッドから飛び出してまいりました。
劇場の主人公である認知症のトンチンカン母ちゃんのビックリ仰天ラブロマンスです💖



子どものころから何度となく母から聞いていた64歳の時に亡くなった父との出会い・・・
私には相当衝撃的な物でした・・・

母は岡山県出身、地元で美容師💇♀️をしていました。
その後、横浜で美容院を立ち上げるスタッフの一員として選ばれ、母は横浜で美容師として働くことに。
当時のお客様には米軍の女性が多くいらっしゃたようです。
キャプテンハットンと言う怖い女性軍人がいて嫌だったと・・・
キャプテンハットンの部下の女性軍人さんたちはとても優しくいい人だったのに対し、キャプテンハットンは敗戦国の日本人と、見下すような態度を取り嫌な感じだったそうです。

母は七人兄弟の末っ子。
うえから順番に
女・女・男・男・男・女・女の7人。
一番上の姉とは親子ほどの年の差がありました。
上の兄、2人は戦死していて、父親は子どもの頃に亡くなり、3番目の兄が父親代わりだったようです。


横浜に勤めて3年ほどたったある日・・・
いつまでそっちにおるんや？いい加減に帰って来い!!と兄から言われた母。
言われるがまま、横浜から地元の岡山に帰ることに・・・


横浜からの帰宅途中、岡山に帰る為に乗り継ぎで神戸駅🚉に着いた母。
岡山行きの最終電車まで3時間ほどの時間があったそうです。
3時間もの長い時間、どう時間を潰そうか困っていた母。


現在の神戸駅
👇👇👇

神戸駅🚉の大きな丸い柱にもたれかかって立っていました。

すると、神戸駅🚉の中の別の大きな丸い柱にいた男性がこちらを気にしているかのようにチラチラ見ていたようです。

暫くして近寄って来たこの男性に、母も気になっていたのか、
「すみません、この辺りに喫茶店☕はありませんか？」とたずねたそうです。

すると男性は、
「この辺には何にもありませんよ・・・。どうされましたか？」と

母は「次の電車🚃迄、3時間があるので喫茶店☕で過ごそうと思ったのですが・・・」と

男性は「3時間もあれば神戸の街を案内できますよ。僕がご案内します!!!」と

そして2人で三宮へと向かったそうです。
赤や青のネオン街の三宮に田舎者の母はとても驚いたそうです。
それと同時にいったいどこに連れて行かれるのかと・・・
結局、三宮の喫茶店☕で一緒に過ごしたそうです。


列車🚃の時刻が近づき神戸駅🚉から帰ろうとする母に男性は送っていきますと言ってついて来たそうです😱
そして本当に列車に乗り込み岡山まで一緒に帰ったそうです。

さて大変、最終電車🚃で岡山に到着した2人。
当然帰りの電車🚃はなく・・・😂

駅には当時、車🚗を持っていた1番上の姉の旦那さんが迎えに来ていました。

まぁ、義兄はビックリ仰天ですよね。
久しぶりに会った義妹が知らない男の人と一緒に帰って来たのですから・・・

この、義兄というのが私も記憶にあるのですがとっても優しい素敵な人で・・・
とても面倒見がよく、気風が良い人でした。

驚く義兄に、男性が勝手についてきたと説明する母😱

自宅に連れて帰るわけにもいかず、母は父親代わりの兄が待つ自宅へ帰り、男性は義兄の所に宿泊したそうです。

次の朝、男性は神戸へと帰っていくわけですが・・・

後日、岡山の母の元へその男性から電話が。
「今、駅🚉にいるのだけどうやって行けばいいか？」と

母はもう、ビックリですよね。
約束もせずいきなりまた岡山まで会いに来たのですから・・・。

厳格な父親代わりの兄には話すことが出来ず、また義兄に頼ることに・・・

そういう行き来が数回続いたある日、このまま隠し続けるわけにはいかないと、義兄は本当の事を父親代わりの兄、つまりは義弟に事の成り行きを話すことに

もう、カンカンに怒ったのは言うまでもなく😰
何で知ってて今まで黙ってたんや！知らせてほしかったと義兄に対しても怒り心頭😤
当然の如く、母にもカンカン😡
出ていけ～～～～～！と言われ母は荷物👜をまとめ男性のもとへ・・・

もちろん、もうお分かりですよね。
男性とは私の父。
母は半ば駆け落ちのようにして神戸に出てくる事になるのです。

母は父より2歳年上の姉さん女房。
父も早くに父親が亡くなり、祖母が女手一つで大学まで卒業させた一人息子。
やんちゃで祖母は育てるのに大変苦労したそうです。


こうして3人での神戸での生活が始まるのですが、このままでいいはずもなく・・・。

結婚の許しを請うために再び2人で岡山へ

そして、父親代わりの兄は2人を認め
「絶対に〇〇を泣かすような事はするなよ!!!結婚する以上、今後、離婚なんてことは絶対に認めないいからな!!!」と言って父にその場で証文を書かせたそうです😱


祖母は母の事が気に入り、ほんとによく可愛がってくれたそうです。
あんな腐れ坊主の所によう嫁に来てくれたと言って喜んでくれたそうです。

29歳で結婚👰した母はその後、37年間父と夫婦として過ごすわけですが父が証文に書かされた通り、泣かされる事はなかったのでしょうか?????


あとがき

父とのなれそめは何度となく聞いてきた私ですが神戸駅🚉の大きな柱の前で声をかけられてそのまま父が岡山までついて来た。
子どもの頃から、その部分ばかりを話で聞いていたのでそれ以外の内容が分からず今回、このスレッドを立ち上げるにあたり、母に何度も聞き取り調査をしました。
認知症が進んでいく母に聞くわけですから聞き取りはとても難航しました😰

当然、聞き取りしているうちに現在の事と過去の事が混在してわけのわからない展開になったりと・・・
結局、どのあたりから母の気持ちが父に傾き、2人の交際が始まったのかは確認することは出来ませんでしたが💦💦💦

しかし、これを書き上げることで、母の薄れていく記憶のよみがえりをさせることが出来、私にとっては意味のあるものとなりました。

長文にも関わらず最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

また、母と私のトンチンカン劇場ヽ(^o^)丿
https://king.mineo.jp/my/9f463b82cc243d0f/reports/21705
でお会いしましょう。