ほろ酔いすず音

居酒屋でも酒屋でも置いているのはまあ珍しいほうに入る酒がスーパーにあったので思わず買ってしまった。

すず音

思い出深い酒である。
おそらく人生で本気で惚れたことで五本の指に入ると言える女性の一人を思い出す。

ああ、このひとは生きてます（たぶん）

一言で表すなら『カッコイイ女性』であった。
立ち方も振る舞いもピシッとしていてかっこよかったね。

距離感も付かず離れずで居心地がよかった。
とくに一緒に歩いているときはコンビネーションプレーというか小気味よいリズムで進めて楽しかった。
まるでハリウッドのスタイリッシュスパイ映画みたいな感じといえばいいのだろうか。

同時にめちゃくちゃ胡散臭い香りもあったが(；・∀・)
ミステリアスではなく胡散臭いね。
彼女はかなりフェイクを混じえていたと思う。

それでも本気で好きだったけどもね。

その彼女が好きだったのがこの『すず音』
誕生日プレゼントでこのすず音ともう一本期間限定品を渡そうとネットで調べ回ってやっと手に入れたね。
あのときは我ながらよく頑張った。

そのかいもなくって結果になったけども(´∀｀；)
まあ、騙せなかったので手を引いたってのが実に近いのか？
まあ、今となってはどうでもいいことだけどね。
そこは飲み干すってのがオトコってもんだ。

つまみはいつものサラミとちょっと高いチーズとライム。
ライムは彩りを考えて付けただけなんだけどもこれがなかなかどうして合う。

すず音の甘さとライムの酸味が調和する。
まるでこの恋のようだね。