家の中で楽天モバイル回線を使えるようにする「Rakuten Casa」実はメリット無し？

楽天モバイルは、Rakuten Casaという屋内向け小型基地局の無料レンタルを開始しました。

これを使うと、家の中などで楽天モバイルの回線を使う事ができます。
しかし、Rakuten Casaを使うには、楽天ひかりを契約している事が必須です。

よく考えてみてください。楽天ひかりが敷けるような環境で楽天モバイルの回線が必要になりますか？
楽天モバイルのデータ無制限は外出先や固定回線を使えない環境ならメリットが大きいですが、光回線が有れば要りませんよね？
また、通話無制限もRakutenLinkアプリありきの話ですし、RakutenLinkアプリはWi-Fiでも通話できます。
（※Wi-Fiで通話した時は非通知になる場合あり）

ここまでの話で、メリットがあるとすれば、「楽天回線とauローミングが届かない場所でも、楽天モバイルの電話番号を通知して電話がかけれる」程度の物です。
家では不要でしょうし、お店に置くとしても、楽天モバイルユーザーを呼ぶよりも、無料Wi-Fiを設置した方が集客に繋がるでしょう。
何しろ、楽天ひかり以外の固定回線が対象外というのも大きなデメリットです。
※楽天ひかり以外の一部プロバイダも対象になりました。

さらに、無料レンタルと言っても事務手数料が3000円かかり、後日開通したら楽天ポイントが3000円分帰ってきて実質無料という事です。
わざわざポイントになるくらいなら現金で返してもらった方が嬉しいですよね。

しかも、楽天モバイルの電波が出るという事は、楽天モバイルを契約している人なら誰でも使えるという事です。
それでは、わざわざ敷いた光回線を近所の楽天モバイルユーザーにタダのりさせる事を許すような物です。

これらを考えてもメリットはほぼゼロと考えても問題無いのではないでしょうか。

一体Rakuten Casaは誰に向けて作られた物なのでしょうか。
ずーっと考えても謎すぎます。

「楽天大好きで、楽天ひかりも楽天モバイルも契約してて、楽天モバイルの電波を家の中にも欲しい」と言った相当な物好きにしかメリットが無いと思いました。