Wi-Fi 6(11ax)のスピードを測ってみた その2
以前投稿した
Wi-Fi 6(11ax)のスピードを測ってみた https://king.mineo.jp/my/jun428/reports/66627
の続きです。以前投稿したものに追記しようと思ったのですが色々と変わったので新規投稿です。
というのもインテルの無線LANカード AX200(ThinkPadに取り付け)とネットギアの無線LANルーター RAX120(以下AP)との相性が悪いのか、それともAX200のバグかよく分かりませんが、接続してしばらく経つと速度が出なくなるという症状が発生し、接続をいったん切らないと改善されないです。
なので、無線LANカードを無効にして有効にするバッチファイルを作り、それを最小化で実行するバッチファイルを作り、それをタスクスケジューラに入れてスリープからの復帰時とアイドル時に実行するという方法で症状が発生しないようにしています。
測定条件について、前回はファイル転送で測りましたが今回はスループット測定ツール iPerf3 で行いました。
また、測定場所も前回は2階のリビングのみでしたが、今回はAPの真横、リビング、電波の悪い洗面脱衣所としました。
クライアント(ThinkPad)の測定時のパラメータは
iperf3 -c [サーバー] -i10 -t10 -P10 -R -f mega-
で、ダウンロード速度のみを測定しました。サーバとAPは2.5Gbpsの有線で接続しています(サーバに新規に2.5GbpsLANカードを増設し、APのマルチギガビットポートに接続)。
パラメータはImpress WatchのInternet Watchで使われていたものをほぼそのまま使っています。
結果は画像の通りです。単位はMbpsで11axと11nは5GHz接続です。
なお、前回のように80MHzと160MHzで分けて測定はしていません。160MHz固定です。
最大リンク速度は、
11ax : 2.4Gbps
11ac : 1.7Gbps
11n : 300Mbps
です。
結果を見ると、11acもaxも大して変わらないという感じでした。というか前世代の11acってこんなに出たんだ……。
11nは…さすがに遅いですね。普通にWeb閲覧したり動画を見る分には問題ないですが。
ということで11axの速度測定をしてみました。速度で11axがぶっちぎりと思ったのですが11acも大健闘していました。
ただし、自分の環境だと11acにすると息継ぎするような現象が起きて安定しないので11axで使っていきます。