NECとBBB、プライベートLTE(sXGP)システムの販売と関連サービスの提供を開始
ちょっと古い情報(2020年2月5日)になりますが…。
富士通が国内初となるローカル5Gの予備免許を取得したことで、今後の動向はどうなるのだろうと、気になり投稿してみました。
◆ 国内初、ローカル5G免許を取得(富士通PRESS RELEASE)
https://pr.fujitsu.com/jp/news/2020/02/18.html
昨年秋、BBバックボーンは富士通と業務提携の話が進んでいたはず…。
「ローカル5Gは、これからの企業ネットワークを考える上で無視できない存在になっている。とはいえ、技術やコスト、制度整備の状況などを考えると、本格的に利用されるのは、まだ先になる。そこでBBバックボーンでは、まずsXGPでお客様のニーズにお応えし、これを円滑にローカル5Gへ発展させる道筋を提供していく」
sXGPをローカル5G導入へのファーストステップと位置付けているBBバックボーン、今後のビジネス展開をどう考えているのでしょうね。
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【NECとBBB、プライベートLTE(sXGP)システムの販売と関連サービスの提供を開始(2020.02.05)】
日本電気株式会社(以下NEC)とビー・ビー・バックボーン株式会社(以下BBバックボーン)は、sXGPに対応したプライベートLTEシステムおよび関連サービスの提供を、2020年2月25日から開始します。
※ 長いので簡単にまとめています。
詳細(記事全文)については、記載のURLをご参照ください。
◆ NECとビー・ビー・バックボーン、プライベートLTE(sXGP)システムの販売と関連サービスの提供を開始
https://jpn.nec.com/press/202002/20200205_01.html
【プライベートLTE】
企業などが自ら運用する専用のローカル無線ネットワークの一つ。病院や工場などの特定用途向けに、LTE方式を用いた独自のネットワークを構築することが可能。
【sXGP】
1.9GHzの周波数帯を使用した自営通信用のプライベートLTEで、無線免許の申請や無線従事者を設置せずに利用開始できる。
3GPP(3G、LTE、LTE-Advancedおよび、5Gの仕様の検討・作成を行う標準化プロジェクト)で標準化されたTD-LTE規格を採用しており、伝送距離は数十メートルから数百メートル、伝送レート(共有)は10数Mbps程度。
<提供するプライベートLTE(sXGP)システムのイメージ図>
NECはBBバックボーンと新たに共同開発した新方式を適用した、プライベートLTEシステムおよび関連サービスの提供を開始。
本方式では、外部ネットワークとの接続がないオンプレミス型のAPコントローラにも、SIM情報を提供することができる。
● 当該システムにおける両社の役割
NEC:sXGP対応機器および、それらと連携する伝送交換システム、システム設計・構築における技術提供など、エンドツーエンドでソリューションを提供。
BBバックボーン:
sXGP用SIM関連事業、公衆回線サービス(MVNO)および閉域網回線サービスを提供。
● 当該システムの特長
1.APコントローラの負荷を軽減し、システムの可用性を向上
「ローカルブレークアウト機能」(所謂、中央認証/ローカル スイッチング)により、APコントローラの処理負荷を軽減して、sXGPシステム全体の可用性を向上。
2.AP間の同期により、工事費を削減
「Air同期機能」(GPSアンテナに接続したマスターAPと付近のAPがsXGP無線信号に同期する)により、GPSによる全AP間のシステム同期と周波数の精度確保が不要になり工事費の削減が可能。
3.APコントローラと主装置の一体化により、工事・保守の簡易化と省スペース化を実現
NECの主装置に搭載が可能な、APコントローラ機能を有する「アプリケーションユニット」を2020年度にリリース予定。
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sXGPについては、これまでの自営PHS網とは違い、提供事業者とキャリアのDual SIMでの運用となり、キャリアの(ここではBBB)SIM使用にランニングコストが発生する。
● 参考価格(昨年秋)
通話SIM:¥1,000/月程度
内線専用SIM:¥500/月程度(+データ使用料 1/3/5GB自動で↑)
利便性や接続性は確かに向上するけれど、企業は費用対効果をどう算定するのか。
自営PHS網(またはWi-Fi環境)を構築していた企業などの今後の動向も、NECやBBBのビジネス展開以上に気になるところ…。
『The電話』としてほしい大型工場は多いかもしれませんね。
NECさんですからリプレース案件も多いでしょうし。
自営PHS→Wi-Fiに移行したところほど、sXGPまだなの? って聞かれます。
余程こりたんでしょうね、Wi-Fi…。
でも、ランニングのお話しすると「え…。」って。そんないいとこ取りのシステムはないんだけどな。(-∀-`; )
NEC(とBBB)さんは、どのぐらいの価格帯で提供するんでしょうね?
※確かに WCP(ワイヤレスシティプランニング)もグループ会社ですしね。
そりゃあ置局ノウハウとかあるだろうなあ、と。
構内 PHSからの置き換えとなれば、ノウハウ持っているところって結局 PHS置局管理などをやってきたところなので、逆にメーカー系は「そういうところを全てサービスプロバイダーへオフロードする」ことで製品リリースだけに集中するんでしょうねえ。
※むしろそういう点ではソリューション子会社を使いこなせていない
ともいえますが(NESICとか)。
<NECSI>(ネッシック)がでたんで、ひとこと
NECグループで社長はNEC本体からです....
でも、この会社の生い立ちから見ると
NEC本体とは横向いているような関係というか独立独歩....みたいな.....
NEC内でも役割をもってはいますが、最近のNECは技術系は
本体に殆ど持たないで関連会社に移しているようで。
他社とのアライアンス、協業は本体、本体は営業中心.....
ありがとうございます。
こういう濃いいこと言えるのが強い
https://www.slideshare.net/IIJ_techlog/iijmio-meeting-26-ltelte/1
で、バンドイッパイ対応している安ケータイ、UMIDIGIもsXGPで使うのはBand39サポートしていないのでダメとorz
ですね。しかもSBの100%子会社です。(笑)
> 構内 PHSからの置き換えとなれば、ノウハウ持っているところって結局 PHS置局管理などをやってきたところなので、逆にメーカー系は「そういうところを全てサービスプロバイダーへオフロードする」ことで製品リリースだけに集中するんでしょうねえ。
まさにおっしゃるとおりかと。
というか、むしろそうして欲しいというのが本音です。
ソリューション子会社でも他企業でも構わないので、自社ですべて賄おうとするのはやめて欲しいところです。
問題や障害が発生した時に、間違いなく対応が遅れますからね。
※ 実際、F社(今さら ^^;)は自営PHS→Wi-Fiへのリプレイスで随分コケてます。今はほとんどパートナーへ外部発注…。
F社は下手に自社でSIMを発行できるだけに、その辺りの決定が遅れているのかなとも想像しますが。。。
せっかくsXGP対応のDual SIM端末までリリースして、ここで足踏みするのがF社のF社らしいところというか…。(´-∀-`;)
大手企業はどうしてもそうなるんでしょうか。
技術系にばかり拘泥すると、某企業のように経営傾きますしね…。(;^ω^)
コメントありがとうございます。
今さら感は否めませんが、Wi-Fiで音声を扱うのが辛くなってきたので、スムーズにsXGPへ移行できればいいなと思ってます。(*´ー`*)
IIJの情報ありがとうございました。*ᴗ ᴗ)⁾⁾ ペコ
正直、足回りはどこでもいいかなって思うんですけど、各ベンダーの強みに適したサービスであれば幸いですね。
> 内線専用SIM:¥500/月程度(+データ使用料 1/3/5GB自動で↑)
B社(今さら② ^^;)の↑プランなどは、ヘルスケア事業などでは、さすがにちょっと提案しづらいです…。(;´・ω・)