【アメリカ】キャリアの4位と3位が合併

こんにちは。

https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020021701001566.html

アメリカでのお話です。キャリア(大手携帯電話網)4位のSprint(スプリント)と、3位のT-Mobileの合併が実現します。方針自体は2018年に発表していました(が、合併差し止めの裁判などがありいろいろと揉めていた)。

アメリカの4大キャリアは、
1位　Verizon(ベライゾン)　シェアおよそ4割
2位　AT&T　シェアおよそ3割
3位　T-Mobile
4位　Sprint
となっておりまして、3-4位の下位連合が実現するとシェアは10-4-3=3割となり、2位のAT&Tと同等規模になります。この構図は現状の日本のドコモ、au、ソフトバンク(SBM)に似ています。

ご存じの方も多いとは思いますがSprintの親会社はSBMです。なおT-Mobileの親会社はドイツテレコム(DT)で、合併後の新会社はDTが主導権を握る模様(まぁ、現在上位なので当然か)。SBMの売りである「アメリカ放題」はSBMがSprint網を持っていることで出来ていましたが、これでどうなるか???(これがあるからしょっちゅう訪米する人はSBMを持つ人も多いみたいですが)

アメリカではこれによって5G展開が加速するとみられます。一方で、なぜ合併差し止め裁判があったかというと｢寡占が進むと競争が働かなくなり値上がりする」というものでした。

さて、一方の日本ではこの狭い国土に楽天がキャリアとして割り込んできます。3大キャリアに立ち向かえるのか?まさに楽天の参入は「料金が高い」という現状に一石を投ずるものであったはずですが、アメリカはこういう方向のようです。さてさて、楽天の明日はどっちだ?そしてSBMのアメリカ放題はどうなる?