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東芝・ウエスタンディジタルがBiCS5の開発成功。112階建てに

スマホ等の記録素子(スマホのカタログでROMとなっているもの)はNANDフラッシュメモリと言うものを使っていますが、従来のBiCS4の96層から112層に増大しました。
※厳密には同コストではないけど、同じ値段で容量アップと思っていい

小さく作れば安くなると微細化競争をしていたのですが、フラッシュメモリの一つの記憶面積を小さくすることで記録保持に問題がでてしまい、さらに一つの記憶素子に複数ビットの記録をすることで書換回数や書込み時間にも問題が出ていました。
これを解決したのが「平屋建てから高層建築」となる3D化でして、これで記憶面積を大きくして信頼性を確保しつつ、大容量化が可能になったということで、今の所各社階数競争をしているところです。

従来、エンタープライズストレージとか産業用のメモリカードはSLC(二値記録)か、せいぜいMLC(2ビット記録)でしたが、今では3D NANDのTLCが主力になっています。コンシューマーだとQLCが増えているハズですが、コンシューマー用はその辺のスペックを公開しません。

なお、どちらにせよNANDフラッシュには「書込み上限」があります。なので、Micro SDカードは消耗品と割り切って「スマホの機種変と一緒に買い直し」をするのがおススメ。特に大切なデータはバックアップを取るのもいいでしょう(Google Photoならばリサイズされますが無制限保存可能ですから「消えるよりまし」です)。
なるべく持つメモリカードが欲しいなら産業用……は入手が難しいので「ドライブレコーダー用」がお勧めです。これだと製品によってはMLC使ったり「最大記録時間」がスペックに載ってます。
※先日買ったサンディスクの並行輸入品は逆算すると1万回の書き込みに耐えることになっていました。


1 件のコメント
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スマホのROM表記はホント、何とかしてほしいです。
それはさておき、大容量化がまた進みましたね。速度とコストもよくなるので技術の進歩バンザイですね。
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