父からのメッセージ

先日、高校球児の息子が靭帯切断で緊急手術をしました。無事、靭帯は繋がりましたが、これから、3ヶ月のリハビリが始まります。丁度、大リーガーの大谷くんの膝の手術と重なり、どっちが早く復帰出来るかなーと励ましましたが、本人は苦笑いでした。日本ハムファイターズの球場が移転する場所に隣接する高校にわざわざ僻地から受験しました。3年後の卒業時は、新球場オープンに重なります。ファイターズに入団し、高校のすぐ隣の球場でプレイできたらいいね。などと、親の勝手な妄想をしていた矢先の怪我でした。
怪我がすぐに良くならない焦りと不安が本人の言動から伺えました。
私は、毎日、新聞の地方欄で高校野球の支部予選の記事を彼に届けました。友達の誰々が活躍したね。など、他愛もない会話をしました。
手術をして5日後、自分の高校の野球部一回戦がありました。塞ぎがちだった息子に観に行こうと、誘ってみました。「ウン！」
医師に頼み込み、松葉杖をつきながら球場へ行きました。外野スタンドで仲間と一緒に大きな声で応援しましたが、残念ながら負けていまいました。
次の日から彼の何かのスイッチが入ったのでしょうか？リハビリが順調に進み、2週間で退院できました。
今、彼は親元を離れ、下宿先から痛い足を引き摺りながら一人で高校へ通っています。
今シーズンは、間に合わないけど、来シーズン、復帰した彼が活躍し、卒業後の日ハム新球場で走り回っている姿を空想しています。親バカでしたね…