「ネットショッピングで不良品をつかまない」出品者だけが知る「買い物術」Amazon
ネットでも「目利き」が求められる・Tomo Light共同経営者・開発者
出品者目線によるネットで買い物をする時の注意点
ここ最近ではどのようなネットショッピングモールでも「サクラレビュー」が非常に多いと言われており、Amazon自身も2019年2月に商品レビューのポリシーの変更がありました。
不正レビューが、発覚した際の出品側への罰則が重くなっています。
・Amazon出品権限の迅速かつ永久的な取り下げ、および売上⾦の⽀払い留保。
・すべての商品のレビューの削除、および今後のレビューや評価の受信制限。
・Amazon出品からの永久的な削除。
・出品者に対する法的⼿段(訴訟、および⺠事ならびに刑事事件執⾏当局への照会など)。
・出品者の名前およびその他関連情報の公開。
しかし、残念ながら不正レビューは後を絶えません。
なぜかといえば、そのような方法で不正レビューをしたほうが稼げるからです。当然ですがレビュー数が多く、なおかつ「★」の平均値が高ければ、お客様からすると「これはいい商品だ!」と思いやすくなり、購入する確率が高くなります。
実際にSNS上では、サクラレビューを集めるための募集ページや専用アカウントを作っていたり、サクラレビューの裏には何十、何百といったアルバイトが存在しています。
流れとしては、
(1)サクラレビューの募集記事をアップロードする。
(2)応募者に商品を買ってもらってレビューをつけてもらう。
(3)レビューが付いたらPaypalなどで返金する。
という形で、出品者側はレビューを付けてもらえるというメリットがあり、購入者側はタダで商品を得られるというメリットがあります。
当然ですが、Amazon上ではこれらの行為はすべて出品停止となる重大な規約違反。ただ、このような方法で付けられているサクラレビューは、なかなか見分けがつかないのも事実なのです。
そこで、サクラレビューの見分け方を主に解説していこうと思います。
いくつか方法はありますが、まず手っ取り早いのが「★5と★1のレビューばかり」かどうか。このようにレビューが二極化している商品は非常に怪しいです。
基本的にサクラレビューをつけていると、まず最高評価を意味する★5を大量に付けられます。その後、サクラではない人が商品を買うことでクレームが生まれ、最低評価を意味する★1が集中します。
この2極化の流れが、サクラを疑うべき怪しい商品の共通点と言えます。
また「発売直後にも関わらず⼤量のレビューがついている」場合も非常に怪しい。
ふつうは、100個の商品が売れた場合の商品レビューはせいぜい1、2件ほどしかつかないものです。それなのに販売直後にレビューが大量についているものは不自然と言ってよく、これもサクラを疑うべきかと思います。
サクラレビューの見分け方は他にもいろいろありますが、Amazonに限って言えば、商品タイトル付けやアイキャッチ写真のルールが存在するので、そのルールさえ把握しておけば、ある程度信頼のおける商品がどうかの判断が可能です。
その一つの指標が、「商品タイトルの先頭にブランド名かメーカー名が入っている」かです。なぜなら、そもそもタイトルの先頭にブランド名、メーカー名を入れることがAmazonにとっては必須事項だからです。
商品登録規約はカテゴリによって異なりますが、たとえばエレクトロニクス部門のカテゴリでは、商品タイトルは以下のように付ける規約となっています。
【メーカー】【ブランド名】【商品名】【仕様/色】【サイズ・タイプ等】【型番】
そのためブランド名、メーカー名を商品タイトルの先頭に入れていないのは「規約違反をしていると自覚無いか、してても恐れていない出品者」。すなわちルールを守っていない出品者のため、サクラレビューも入れている可能性も高く、おすすめできません。
またタイトルだけでもなく、メイン画像(アイキャッチ画像)にもルールがあります。「メイン画像は基本白抜きであること」が条件。メイン画像に文字が入っていたり、イラストが入っていたり、加工したりしている場合は規約違反に該当しています。
メイン画像の規約違反で、よく見られるケースが特殊加工です。商品を良く見せるためにあたかも光を発しているようにしたり、水しぶきのエフェクトを付けて防水性を演出していたり……。このような写真を使って紹介されている商品はすべて、Amazonでは規約違反なのです。
Amazonの規約には「本商品登録規約の遵守が確認できない場合は、弊社にて商品の削除、出品の停止をさせていただくこともございます」と載っています。しかし、規約違反の商品が削除対象になるとは言え、現実には規約違反しつつも販売を行なっているセラーが非常に多いです。
それはひとえに、規約違反したほうが商品が売れるからです。商品タイトルや商品画像の規約を守らない方が、他の競合商品との差別化が簡単になり、売れるページが作りやすいのです。
一旦まとめてみますが、
・商品タイトルの先頭に、「メーカー名」や「ブランド名」が入っているか
・メイン画像が「白抜き」になっているか
この2点だけでも気に留めておけば、サクラレビューの少ない正規品にたどり着きやすくなります。あとは前述の通り、商品レビューをよく見て判断し、購入を決めるのがよろしいかと思います。
今回指摘したAmazonに限らず、他のネットショッピングモール、例えば楽天やYahoo!でも同じことが言えると思います。ルールを守って売っている業者もあれば、そうでない業者もありますし、特に直接商品を見て買っているわけでもありませんので、しっかりと商品を選んでいくことが大切です。
スーパーで野菜の目利きをするように、ネット通販でも良い商品かどうかを判断する力が求められています。最初から「外れてもいいや」という気持ちで衝動買いしたり、気晴らしで商品を買うなら別ですが、良い商品、良い物を手に入れる際は、このような出品者側の裏側を知っておくと、役に立つかもしれません。
レビュワーは日本人らしい漢字フルネームなんですが(この時点で既に怪しい)、どれもレビューの文章が変な日本語でいかにも中国人が書いたサクラレビューです。
怪しすぎてとても買う気になれません💦
1週間ほどでバッテリー部分が膨れて熱持って、爆発が怖いので返品しました。
その時のメール対応で「新しい、さらに高性能の後継機を無料で贈ります」とか言われて・・・。
家ごと爆破する気か?!いらん言うねんホンマ( ゚Д゚)
断りましたが、それからフィッシングメールが増えました。Amazonで買い物する時は捨てメールアドレスじゃないとダメかもしれない。
amazonでの見る目が変わりました。
(*^_^*)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07M8QMJX6/
このパターンも怪しいなと思いました。
ともかくレビュワーの履歴を見るのは大事ですよね。でも、お陰で判別のため余計な時間が掛かります(T_T)。