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2019年5月ウズベキスタンでの携帯通信レポート

buchou
buchouさん
レギュラー

2019年5月下旬から、6月上旬にかけて、ウズベキスタンを旅してきましたので、その際使用したSIMの雑感を記載します。
今、観光地として人気上昇中の国ですので、良ければ参考にしてください。

・Beeline(現地sim)
有名なホテルウズベキスタンのロビーで購入
店員からは4Gを勧められたが、もっと容量の大きい物をきくと10Gのパッケージがあるとの説明。価格は15万(2000円弱)スム。おつりはもらえなかったので、実際はもっと安いのかもしれない。
スマホで疎通確認した後、ルーターへ。
公式サイトやブログ等の事前情報だと、都市の一部のみ4G,郊外が2Gとのことだったが、実際にはかなり広範囲で3G,4Gが使える。郊外ではいきなり2Gに落ちたりもするが、わりと快適に使えた。同行したガイドによると、大統領が替わって、キャリアに対してエリア整備を進めるような政策をとっているとの事。
使用LTEバンドは、18を使用している事が多かった。auが使用しているバンドではあるが、案外対応しているデバイスは多くないので、注意が必要。未対応の機器でも大きな問題は無かったが、電波の掴みが悪い場所は散見された。
なお、このsimでサマルカンドからツイキャスを低画質設定で30分ほど行ったが、問題無く配信ができた。
https://ssl.twitcasting.tv/hisao_hagiwara/movie/547437033

・UMS(現地sim)
タシュケントの空港で購入。預入荷物の受け取り場に販売所がある。勧められたSIMは8Gで5万スム(約650円)こちらもおつりが無かったので、実際にはもう少し安いとおもわれる。他の方のブログによると、43000スム。購入は現地通貨のみで、ドルは使えない。売っている場所だけに、両替するタイミングが厳しい。近くに両替機があったので、ドルからスムに両替をしてなんとかなった。
接続は3Gまで。APNをいくつか試したが、4Gには一切つながらなかった。エリアは十分に広く、3Gで良ければ、実用上問題は無い。Beelineと比較ではエリアが狭く感じるが、場所によって得意不得意があるので、なんとも言えない。

・CMLinkグローバル
日本のAmazonで購入
ローミング先はBeeline。香港経由のせいか、現地のBeelineに比べて速度が遅くなる時間帯があるが、日本でスマホにさしてそのまま使えるのは非常に便利。SIM価格は500円程度、通信パッケージはMulti regional 7daysで20.9ドル。1日500M(超過時384k)はとても心強い。

・Dtac go inter!
日本のAmazonで購入
購入したのは現在のDtacのページにあるsimでは無く、おそらく旧タイプのSIM。バンドルされている通信パッケージでは、ウズベキスタンは対象外なので、ADD-ONで349バーツ(約1200円)のAsia,Australia&USAパッケージ(5G10days)を購入。Dtacアプリでのこのパッケージ購入は不可能だったので、アプリでTopUpし、USSDコードで購入。その後バンドルパッケージをRemoveして使用。この辺は面倒ではあるが、
https://scratchpad.jp/prepaid-sim-in-thailand-73/
等を参照して自力で行った。
ローミング先はBeeline。他のBeeline利用SIMと同様、利用に関しては問題なかった。

・MTX Connect
日本のAmazonで購入
ローミング先はUzmobile。事前にwebページを確認した際はエリアが他社に比べて狭いという認識であったため、お守り代わりに持参。ほとんど使う機会は無かったが、旅の後半Beeline,UMSともに圏外の砂漠地帯に宿泊することになったので、ダメ元で挿してみると、なんと2Gがつながった。それ以外では使用していないので、詳細は不明だが、まさにお守りとして機能した。

総評
いずれのSIMでもLINEやFBメッセンジャー等は問題無く使用可能。エリアも当初の期待よりもかなり広かったため、都市間の砂漠地帯等が圏外になることを除けば、日常の通信に苦労することは無かった。比較的狭い国土に3千万人以上がいるので、投資がしやすいのが理由ではないだろうか。
砂漠地帯等、周りに民家の無い環境では、ドコモのローミング先であるUcellの2Gが圧倒的に広いエリアを確保していた。データ通信ができるかは定かで無いが、エリアを気にするのであれば、Ucellのsimを入手するほうが良いかもしれない。日本で入手できるsimでUcellにローミング可能なsimは見当たらなかったので、残念ながら試せなかった。
今回の運用方法は、メインのAndroidスマホにCMLink、ルーターに現地SIM&DTAC。ipad・iphone・PCはルーターに接続して使用。CMLink以外で、合計23Gの容量を確保したので、1週間の旅では、アプリのアップデートも含め、十分な容量だった。日本とほぼ変わらない運用が行えたと言っても過言では無い。
なお、ホテルのWifiは電波が弱かったり、時間帯によって速度が著しく遅い場合もあるので、あまり期待したい方が良い。


5 件のコメント
1 - 5 / 5
地球儀での位置も調べないとわからないですし、
私には行く機会もなさそうですが、
詳しい説明で状況がよく想像できました。

旅で利用されたように伺えます。
治安や砂漠具合なんかもわからないのですが、
無事繋がり、無事帰られ何よりでした。。

messageImage_1559741337147.jpg

おおお、ウズベキスタンの貴重なレポート、ありがとうございます。
その上、現地SIM、ローミングSIMと色々なSIM利用されたようで、SIM道楽モノの私としては未知の国の体験談にワクワクしてしまいます(笑)

ちなみにUMSには未だLTE回線が敷設されていないようです。
Beelineの4Gが思いのほか広範囲に利用できた様子、よかったですね。
ところでLTEは B18でなくてB7だったのではありませんか?
↑ 表 のBeeline周波数対応リストには載っていないようでした。海外で LTE=B18というのはあまり聞いた覚えがありません。
buchou
buchouさん・投稿者
レギュラー
>kc_iOS9.2.1 さん
beelineのLTEバンドですが、Androidアプリのnetwork cell info 読みでは 18を表示していました。私も最初疑いましたが、周波数的にも合致していたので、おそらく間違いは無いと思います。スクショを忘れたのが残念です。

信憑性はわかりませんが、このサイトには表記がありますね。
https://prepaid-data-sim-card.fandom.com/wiki/Uzbekistan
band18掴みの件で、真か包括かわかりませんが、
cell infoアプリでは後者があるのは
事実のようです。
Mate9でも国内mineo-aプランで実体験を含めband26を18掴みと表示されることがありました。
https://www.google.co.jp/search?q=band26&ie=UTF-8&oe=UTF-8&hl=ja-jp&client=safari
あくまでも一例です。
>buchouさん

リンク先のページにある情報を読みました。私の見ていた情報よりもずっと新しいようです。

4G/LTE has started on
・ 2600 MHz (band 7) on Ucell and Beeline
and
・ 850 MHz (bands 5,18) with additional 700 MHz on Ucell,
・ 800 MHz (B20) on UMS,
・ 1800 MHz (B1) on Uzmobile and with EVO using TDD-LTE on 2300 MHz (Band 40) dubbed as "Super iMAX".

ということで確かにB18も利用されているようですね。
やはり 4G/LTEが進むにつれて、広域をカバーするには 700-900MHz当たりの周波数域(日本でいうプラチナバンド周波数域)の拡充が必要なのでしょうね。

欧州圏も少し前までは B3(1800), B7(2600), B20(800)がほぼ主流だったですが、最近は B8(900) や、 B28(700)といった、やはり広域カバータイプの周波数帯の拡充を勧めている国が増えているようです。

世界を巡る buchoさんとしては、メインAndroidスマホなら 例えば Huawei Mate ○○Proや、Huawei P20/P30(Pro)のようなオールラウンドな周波数対応スマホのパワーを旅先で実感できますね。( ´∀` )/

世界遺産の地、体験シェア、ありがとうございます。
それから、
リンクして頂いた「Prepaid Data SIM Wiki 」 これもとても参考になるサイト、ありがとうございます。
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