【SIM道楽】XS/XRでMVNO+eSIM DSサービスの検証・最新版 (4/21/2019)
これまで【SIM道楽】では iPhone XS/XR 向けに搭載が発表されていた eSIMのうち、日本国内でも利用できる海外SIMサービスとして、以下の①~⑧サービスについて紹介してきました。
① TRUPHONE グローバル・サービス
② GigSky グローバル・サービス
③ 3HK グローバル・サービス
④ Ubigi(Transatel, NTT Comm) グローバル・サービス
➄ SIM2Fly グローバル・サービス
⑥ T-mobile USA・サービス(米国 Only)
➆ Flexiroam-X グローバル・サービス
⑧ MTX Connect グローバル・サービス
これらのサービス・プランは既に本日までに全てeSIMサービスとして正式リリースされていて、日本国内からでも簡単にオンライン入手(購入)できるようになっています。
最近、iPhone-XRをゲットされた okitaomoteさんが、上の①~⑧のeSIMサービスのうち、以下の4つのeSIMサービスについて実際に QRコードを購入、サービスプランを購入、eSIMに格納後に 通信接続について、MVNO SIMとeSIMを組み合わせも含めて検証&テストをされました。
③ 3HK グローバル・サービス
④ Ubigi グローバル・サービス
➄ SIM2Fly グローバル・サービス
⑧ MTX Connect グローバル・サービス
各サービス毎のeSIMサービスの導入から検証結果は、↓スレのコメント欄に実際の手順に従ってわかりやすく説明シェアして頂いてます。これらのeSIMサービスを利用するiPhone-XS/XR ユーザーには使用方法や、疑問な個所を理解する上で大きな助けとなること間違いなし…と思っています。
【SIM道楽】日本で試せる XS/XR eSIM対応 第③弾 3HKが利用可能に
https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/42566
【SIM道楽】XS eSIM対応 第④弾 Transatel(Ubigi) がQRコード無料配信開始
https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/43104
【SIM道楽】第➄弾 SIM2Fly が iPhone XS/XRの eSIM化に対応しました
https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/43972
【SIM道楽】eSIM対応 第⑧弾 MTXConnectグローバルローミングSIMがXS/XRに
https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/44614
さらに これまでの説明では詳しく分からなかった幾つかの疑問点についても、okitaomoteさんにシェアして頂いた検証テストから理解出来たものをここに纏めてみました。
・ iPhone eSIMには複数の eSIMサービスが格納できる (現在 4つ迄確認済)
・ 格納されている複数のeSIMは選択スイッチON/OFFで簡単変更できる
・ 物理スロット回線は 本家ドコモのみならず、MVNO(mineo-A, mineo-S) SIMを挿入した場合でも eSIMは正しく稼働した。
・ ただしMVNO(mineo-A, mineo-S) SIMを使う場合には、格納eSIMプランを全てOFFにした状態でmobileconfigファイルをインストールしてからSIMカードを挿入する必要がある。OFFにせず、mobileconfigファイルをインストールした場合には「テスト・エラー」が表示され利用できない。
・ データ通信回線(1回線のみOK)、デフォルト音声回線(音声回線は、主回線(デフォルト)と副回線の合計で2回線まで同時利用OK) は、設定後に簡単に設定変更出来る。初期選択の時に間違っても問題なし。
・ 副回線でも 音声/SMSの受信可能な同時待ち受けとなる。
・ 音声通話発信やSMS発信の場合には、都度、利用したい回線の選択画面が表示される。
・ 主回線、副回線以外の「OFF状態のeSIM回線」宛てにSMSメッセージが届いた場合、そのeSIM回線がONに復帰した時点での配信(着信)される。
・ 複数のeSIMプランを格納していても、「eSIM#1=デフォルト音声回線」、「eSIM#2=データー通信回線」という選択はできない。 複数 eSIMの利用は不可で、eSIMは1回線のみ。
具体的な選択肢の表示方法や、ステータス、表示メッセージについては 各参照スレ下方の一連のコメント欄を参照されることを願います。
さらに理解を深めるために、
okitaomoteさんが検証シェアして下さった eSIM x4サービスと、同じプロバイダから提供されている既存のカードSIMタイプのグローバル・ローミング・サービスの接続パフォーマンスについての比較結果を一覧表にしてみました。
↑ この表「カード」タイプ、「iPhone・eSIM」タイプの比較では、どの比較項目の値を見ても、eSIMサービスとカードSIMサービスの場合でも全く同じ挙動を示していることが判ります。
比較項目
・ ローカルネット接続
・ キャリア・バンドル・プロファイル
・ 接続元サーバー
・ APN
・ PING値(ms) 及び DN速度(Mbps)
ということから、
今回のケースにおいては、iPhone-XS/XR のeSIMは既存のカードSIMのグローバル・ローミング・サービスの仕組みをそのまま利用し、eSIMとしての役割は
・ 「サービス・プランの格納」
・ 「サービス・プランの選択、切替え」
・ 「渡航先によるAPNの書き換えない…APN/IMSIの固定」
を特徴とする操作を担っているものと理解できます。
一方、iPhoneXS/XRのeSIM対応はしていませんが、カードSIMタイプでありながらも、しばしば 「eSIM」と称される ↑上表のSIMサービス
・ SlimDuet
・ CMLink-Global
・ AIRsim
・ GlocalMe-G3
等においては、「渡航先によってAPN/IMSIを書き換える…」という①~⑧のeSIMでは見られなかった別の役割を持つことを特徴とする eSIMになっていることが分かります。
一般的に言うと、「渡航先によってAPN/IMSI を書き換える…」ということは、「接続パフォーマンスの観点から、より良い効果的な場所に接続元サーバーの設置やローカルネットワークを変更する…」ということを意味するわけで、PING値(ms)や、DN速度(Mbps)の大幅な改善が期待されます。またこれを特徴としたeSIMということで理解されると思います。
(注)「渡航先によってAPN/IMSIを書き換える…」という場合、現時点で二種類の方式が見られています。
・ 渡航先の国毎に接続元サーバー設定変更する。
・ 渡航先の地域毎(数か国単位や、欧州圏、北米圏、南米圏、アジア圏、オセアニア圏など)に接続元サーバーを設定変更する。
今日現在、国ごとに接続元サーバー設定を変更するサービスとしては、当方の経験した中では
・ GlocalMe-G3/Jetfi (クラウドSIM内臓・WiFiルーター)
・ GlocalMe-S1/Jetfone (クラウドSIM内臓・Androidスマホ)
このデバイス内臓のクラウドSIM・サービスだけです。
AIRsim(IIJ)は[現地]接続と分類しています。が、従来からAIRsimは日本国内では地域圏(3gnet) 接続元サーバー管理によってローミングで SoftBank接続していたのですが、昨年から選択肢として auto.iijmobile.bizを選択することで IIJ-docomoの 44003 Full MVNOの接続元サーバーに直接現地接続(ローミングではない)されるようになっています。
以上、今回の【SIM道楽】は、iPhone XS/XR eSIM対応の進捗/検証状況の最新版と、他 eSIMとの比較でした。
>okitaomote さん
iPhone-XR eSIMの詳細な手順や、具体的な検証テスト結果をシェアして頂いた okitaomote さん、ありがとうございます !!
貴重なeSIM体験データが各スレに分散してしまったので、改めてこちらで、カードSIMタイプ・サービスとの比較と併せて投稿させて頂きました。不都合、間違いなどありましたらお知らせ下さい。
☆注意事項☆
本スレの内容については、限られたリソース、限られた情報や知識の中での情報シェアなので、検証結果や考察等に誤解や間違いが含まれる場合があるやもしれません。
各自、情報シェアや記載内容の利用については自己責任にてお願い致します。ノークレーム!!ということで…お願いします(笑)
参考 : 日本国内で試せる iPhone XS/XRで利用できるeSIM
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【SIM道楽】eSIM対応 第⑧弾 MTXConnectグローバルローミングSIMがXS/XRに
https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/44614
【SIM道楽】XS/XR eSIM対応 第➆弾 Flexiroam-X・グローバルSIM
https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/44418
【SIM道楽】第⑥弾 T-Mobile USA(プリペイド) が XS/XRの eSIM化に対応
https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/44268
【SIM道楽】第➄弾 SIM2Fly が iPhone XS/XRの eSIM化に対応しました
https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/43972
【SIM道楽】XS eSIM対応 第④弾 Transatel(Ubigi) がQRコード無料配信開始
https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/43104
【SIM道楽】日本で試せる XS/XR eSIM対応 第③弾 3HKが利用可能に
https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/42566
【SIM道楽】XS eSIM対応 第②弾 GigSkyが利用可能になりました
https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/42458
【SIM道楽】XS eSIM 対応 第①弾 Truphoneが利用可能になりました
https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/42201
iPhone XS/XR eSIMの
・複数 eSIMサービス・プラン格納状態(4サービス・格納済み)
・同時待ち受け状態
の雰囲気を掴みやすいよう、okitaomoteさんの検証時のeSIM格納状況スクショから ↑ に貼りつけてみます。
・物理SIM 本家docomo回線 : 物理SIMスロット挿入済 : 【ON】
・eSIM 3HK : 格納済 OFF
・eSIM MTX Connect : 格納済 OFF
・eSIM AIS (SIM2Fly) : 格納済 OFF
・eSIM Ubigi : 格納済 【ON】
これでSIMの入替え不要、世界中どこにでも行けます(笑)
ドコモはベーシックシェアパック利用してるので、これはニーズありそうですね。
はじめまして。
>データ側がeSIM対応でもいいわけですよね…
データー通信回線をどれにするかは、スロットに挿入されているカードSIM、または格納されているeSIMの中から自由に選択できるようになっています。
今回紹介した okitaomoteさんの検証ケースでは、
(a) 主回線=本家ドコモ, 副回線=海外グローバル・eSIM(国内利用可)
(b) 主回線=MVNO(mineo-A or mineo-S), 副回線=海外グローバル・eSIM(国内利用可)
この両ケースで使用検証しています。
MVNOを利用する場合は、MVNO SIMの mobileconfigファイル のインストール順序によってエラーが表示されて上手く行かない現象が発生することが確認されています。MVNO SIMをスロット挿入して利用する時の注意点です。
ありがとうございます。
iPhoneでもDSDVのような運用が可能になりそうですね。
ただ2枚に限らず複数のeSIMが設定出来るのは初めて知りました。
ちょっと海外のグローバル・eSIMというもの調べてみます。
--
1日プランは500円以下、iPhoneで使える世界eSIM「MTX Connect」を試す:週刊モバイル通信 石野純也
https://japanese.engadget.com/2019/06/08/1-500-iphone-esim-mtx-connect/
石野レポートを読みました。
USAの周波数のB25,26,41はMTXCサイトのエリアカバレッジにも注意書されていますが、USAでMTXCのSIM選択はミスセレクションだと思います。
>ひみつ77 さん
>UbigiのeSIMのAPNは「mbb」…
Ubigi体験シェア、ありがとうございます。
おおお、そうでしたか。
「mbb」は自動的に設定されたのでしょうか、それとも手動設定(手入力)?
自動設定でしたら、お手数ですがスクショをお願いできますか。
また「mbb」が設定されないとデータ通信が出来ないということでしょうか? 確認されている範囲で状況シェアして頂けると有難いです。
これまでの理解としては、UbigiのQ&Aから、
【 APNを手動で設定する方法は?
通常、APNを設定しなくても接続できるはずですが、接続できない場合は、手動で設定する必要があります。
OS毎の設定手順は以下のとおりです
***** 中略*****
iOSの場合
ご利用のデバイスで、[設定] を開き、「モバイル通信」をタップします。
モバイル通信プランの中から[Ubigiプロファイル]をタップし、オンにする/オンであることを確認します。[モバイルデータ通信ネットワーク]をタップして、全てのAPN欄(モバイル通信、LTE設定、MMS、インターネット共有)に””mbb””を設定します。】
となっていました。また、以前の okitaomote さんの検証では、
「自動入力で APNブランク…(上スクショ)」 でデータ通信で来ていたと思うので、APNブランクでもOKだったという理解なのですが。。。
Ubigi のページでの情報を元に手動設定でした。
先程、プラン無しでUbigiのアプリの稼働で確認しましたが、APNの設定の有無に関係なくアクセス可能でした。ただ、実際のプラン利用時は動きが異なるかも知れません。
今後、色々試してみたいと思います。
また、FlexiroamのeSIMがUS$5にディスカウント中なので、購入してみようかと思っています。
現状は2つのプロファイルを登録したところです。
>現状は2つのプロファイルを登録したところ…
なるほど~、まだデータ通信の手前まで来たところなのですね。
ここからがお楽しみですね~(笑)
またデータ通信の状況が見えたところで新たなファインディングなどありましたらシェアしていただけると有難いです。
宜しくお願いします。
Flexiroam の eSIM 入れました。
同SIMでのSPEED TESTです。
キャリアは測定時はJTと表示されていましたよ。
おおお、 早速のFlexiroam eSIMの情報、ありがとうございます。
シェア頂いた情報から見る限り、eSIMも カード(or sticker)SIM と同じ接続環境の様ですね。Stickerにして切り替えるのと比べると、元SIMに貼りつけなくて良いぶん、使い勝手が向上しているかと思います。Fexiroamの場合にはプラン・シェアが出来るのでデバイス毎にインストールしておけばSIM移動不要なのもメリットかと思います。
ところでeSIM価格 $20 が $5 に値下げしていたのはポイントです。他社は無料、ほぼ無料というのに比べて、$20は競争力無かったです。某IIJmio-eSIMは 初期 3000円、再発行 2000円って、やはりガラパゴス価格カモ(笑)