銀行の通帳

先日、とある事情で役所から、銀行の口座情報を教えて欲しいので、通帳を持ってきて欲しいという通知が来ました。
ただ、私がメインで使ってるスルガ銀行のネット支店は通帳を発行しないので、VISAデビットカードを持って行き、ここに口座の情報が書いてあるので、これでお願いしますと伝えました。
窓口で対応した方は、「ちょっと聞いてきます」と言って離席し、OKを貰ったようで、「コピーさせて頂きますけどよろしいでしょうか？」と聞かれ、もちろんOKしました。
最近、銀行としては通帳を発行したくないようで、通帳レスが流行っています。
その理由として、通帳にはコストがかかること。
通帳そのものに対するコストもそうですが、何と言っても印紙税がかかるのが大きいようです。
1冊あたり200円の印紙税を毎年払うようになっていて、これが銀行の経営を圧迫する原因にもなっているようです。
しかも、銀行と性質があまり変わらない信用金庫等に対しては、通帳に印紙税がかかりません。
つまり、銀行だけが通帳に対して印紙税を払う必要があるんです。
おそらく昔だと銀行の方が経営的な立場で優良なことが多く、信用金庫等は逆に苦慮する場合を考慮して、銀行だけに課したものだと思いますが、このマイナス金利の時代、銀行であっても経営は苦慮している時代です。
今の時代で考えると、不平等な感じは正直否めないです。
そのため、銀行は通帳レスというのを活用して、印紙税を払わないようにして（通帳は発行しないので払う必要がない）、経営の圧迫を防いでいるようです。
通帳レス口座に対しては、手数料の優遇などを行ったり、色々特典を与えていることが多いです。
まあ、中には通帳が必要という人も沢山いるでしょうけど、私自身はあまりいらないものと考えており、その辺りを活用してたりしています。
通帳に対する印紙税問題、再考する必要があるかなと個人的には思います。