【XS/XR 耳よりな話】IIJmioが音声通話専用SIMサービス開始 : ケー タイプラン

値引きキャンペーンやパケット・バラ撒き以外は目新しいサービスの見えないMVNO界ですが、IIJmioから音声通話に特化した「ケータイ・プラン」新サービスが2月1日からスタートするようです。

https://tech.nikkeibp.co.jp/it/atclact/activer/nkpr/RSP500832_24012019/

これって「ガラケーでも格安 SIM を使おう！」と謳っているのですが、チョット深読みすると別の展開が視野に入ってきます。 それは…



iPhone-XS/XRへの展開
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ここからは勝手な深読み、勝手な想像になります…(笑)


ご存知のようにIIJmioは現在iPhone-XS/XRのeSIM対応のサービスを準備中です。しかしここには大きな課題があります。eSIMに対応するサービスでは「顧客管理を自社サービスに取り込む」ことが前提となるので、いわゆる「フル・MVNO」機能を用意する必要があります。　しかしながら現時点でIIJmioが有する「フル・MVNO」機能は「データ通信」部分のみドコモと合意されていますが、「音声通話」に関する部分は従前通りドコモに属し、IIJmioに解放されていないことにあります。

さて、XS/XRのeSIMに、今春サービス・イン予定?、のIIJmioサービス(データ通信のみ)を開始した場合、既存のユーザーや新規ユーザーの対応はどうなるでしょう。

①物理SIMスロット=IIJmio・音声通話付SIM, eSIM=未使用
②物理SIMスロット=キャリア・音声通話付SIM, eSIM=IIJmio・データ専用eSIM
③物理SIMスロット=他社MVNO・音声通話付SIM, eSIM=IIJmio・データ専用eSIM
④物理SIMスロット=IIJmio・音声通話付SIM, eSIM=IIJmio・データ専用eSIM

例えば ↑ こんな風な①-④のケースが考えられますが…


①の場合には折角のeSIMが利用できません。
②③の場合には、IIJmioとしてのサービスがデータ通信専用に限定されビジネス拡張が期待出来ません
④の場合には、IIJmioのサービスが重複してしまい非効率です。



ここで登場するのが…今回の「IIJmio・音声通話SIM」、
この音声通話専用SIMが登場することによって、

◎物理SIMスロット=IIJmio・音声通話専用SIM, eSIM=IIJmio・データ専用eSIM

という無駄のない、IIJmio清一色サービスの組み合わせが成立します。

音声通話SIMを変えることなく、国内データ通信はIIJmio・eSIMプラン、海外データ通信利用者は他のeSIMサービス(GigSky, 3HK, Ubigi, Sim2Fly, T-Mobile, Truphoneなど)をIIJmio・eSIMに並行搭載することによりユーザーにとっては「音声通話回線の固定化」と「国内及び海外のデータ通信利用の自由度拡大」という大きなメリットが転がり込むこととなります。。。　たぶん、これが狙い!?


このサービスのミソは…

XS/XR-eSIM利用できる国内MVNOサービスは IIJmio・フルMVNO・eSIMサービス(未発表ですが)一択ということです。当面、他のMVNOの追随を許さない、IIJmioにとっての大きなメリットです。

一方、この「音声通話専用SIM」の投入、すなわち「音声通話」と「データ通信」の分離は、iPhone-XS/XRユーザにとっての自由度拡大という意味で、とても大きな朗報のように思います。



以上、深読み、勝手な憶測を書いてみました。XS/XRユーザーにとっては楽しい、新たな期待を持てる春になるのではないでしょうか。