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【SIM道楽】注目の USA3社 iPhone XS/XR の eSIM対応状況がハッキリしてきた

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10月末にiOS 12.1がリリースされて以来、既に2か月目に入りました。各国でキャリアが eSIM対応を発表してきています。

注目されていた米国・主要キャリアのeSIM対応についても iOS 12.1.1のリリースに合わせて、ほぼ対応予定が確定してきたようです。

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AT&Tは既に、12/5付で iOS12.1.1を条件に eSIM対応済み, Verizonも 12/7付開始予定でeSIM対応を表明 ↑ しています。ここで注目したいのは残る T-Mobile社。

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↑ T-Mobile も12/末の対応開始がツイッター等で表明されていましたが、その内容と狙いポイントについて明らかになったようです。以下、関連記事の翻訳です。
AppleInsider.com : https://appleinsider.com/articles/18/12/06/t-mobile-previews-esim-activation-app-for-iphone-ahead-of-december-launch
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「T-Mobileは、スタンドアロンのiOSアプリをPCMagに披露し、AppleのデュアルSIM、デュアルスタンバイソリューションをどのように扱うかを示しています。

この記事に詳述されているように、このアプリは簡単な設定プロセスを通してユーザーが、ホストiPhone上のプリペイドサービスラインをアクティブにする方法を解説しています。加入者は、サービスの認証と検証のために、T-Mobileアカウントにリンクされた電子メールアドレスを提供するよう求められます。アプリは、オンボードのeSIMをダウンロードシし、セカンダリの電話番号を割り当てる前に、デバイスの互換性をチェックします。

このアプリは現在、プリペイドプランに限定されている。ほとんどのユーザーは、プライマリプランではなく、ローミングまたはセカンダリラインをeSIMに追加する可能性が高いという考えです。

このアクティベーションの考え方は、AT&Tのような競合するキャリアが使用しているシステムとは対照的です。AT&TのeSIMサポートは、プリペイドプランとポストペイドプランの両方に適用されるものの、これは、顧客がAT&TショップにてQRコードをスキャンする必要がありました。

Tモバイルは今月後半にパブリックデビューに先立って金曜日にアプリを研修員全員に配布する計画です。同社の計画に精通している情報筋によると、正確な打ち上げスケジュールは示されていないものの、年末までにeSIMのサポートを可能にする予定であると同報告書は指摘しています。

AT&Tは、iOS 12.1.1のリリースにより、12/5 水曜日のサポートを開始した時点でiPhone用のeSIMとの互換性をアクティブにした最初の米国通信事業者でした。

デュアルSIM技術は、9月の最新のiPhone XSおよびXRモデルで導入され、1つのデバイスで2つの電話番号と2つのサブスクリプションプランを使用できるようにします。アジアで人気のあるこのテクノロジーにより、ユーザーは国際旅行中にローミング料金を節約したり、余分なハードウェアを必要とせずに別々のビジネスラインとパーソナルラインを維持することができます… 」
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US 3社の対応を ↑ 表に纏めてみました。

AT&T社もVerizon社もともに QRコード利用によるeSIM情報・ダウンロードを採用しているのに対し、T-Mobileは アプリによるeSIM情報ダウンロードの方式を採用していることでしょう。

また、AT&T社とVerizon社は、既にeSIM対応を開始している世界各国キャリア各社同様に主回線のeSIM化を主眼に置いているのに対して、T-Mobile社は副回線としてのT-MobileプリペイドのeSIM化を目指しているのが特徴です。

すなわち、主回線と言うよりは、プリペイドの副回線、あるいは広範な海外展開を繰り広げるT-Mobileらしく、海外ローミング・サービスのeSIM化を主眼に置いたアプローチは一目を置く価値があると思います。


これまで各国各社のiPhone eSIM対応サービスを見てきましたが、「eSIMを主回線に利用し、物理スロットに副回線、あるいは海外ローミング・SIMサービスを利用する…」という想定が主流だったように見受けられます。

しかし、現状のeSIMはロードしてしまうと、以降の入替えや、サービス変更に際して都度のQRコード発行・受信・再ロードが必要となり、SIM変更を前提とした使い勝手を見る限り、結構面倒なやり取りが必要になるように見えます。 

なので、eSIMに利用するのは副回線または海外ローミング・SIMサービスとし、主回線は従来通りの物理SIMスロット利用とし、不測の時には簡単に主回線SIMを他のスマホに入替えられるという T-Mobileタイプの使い方が使い易いのではないかな~という感触です。

海外ローミング・サービスApp(アプリ)対応サービスとしては、GigSky, Truphone, Transatel(Ubigi)がeSIMサービス開始しており、はQRコード海外ローミング・サービスとしては3HKが既にサービス開始しています。


T-Mobileは世界各国でサービス展開しているので、今回の 新APPによる eSIMサービス対応がT-Mobile-US (米国限定)なのか、T-Mobile-Global対応になるのか、その全容がどんなものになるか待ち遠しいです。


参考 :
【SIM道楽】XS eSIM 対応第一弾 Truphoneサービス 体験レポ
https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/42201

【SIM道楽】XS eSIM対応 第二弾 GigSkyが利用可能になりました
https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/42458

【SIM道楽】日本で試せる XS eSIM対応 第三弾 3HKが利用可能に
https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/42566

【SIM道楽】XS eSIM対応・第四弾 Transatel DataがQRコード無料配信開始
https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/43104





13 件のコメント
1 - 13 / 13
うーん、理解が不十分なのかもしれませんが、eSIMの入れ替えが困難なのだからこそ、主回線がeSIMで、副回線が物理的なSIMのほうが良いのではありませんか?

私としては、どちらも物理的なSIMが使えるほうが当分は安心できそうに思っているので、今のうちに香港版もしくは大陸版を入手しようか考えています。
とはいえ、値段も高いし、Mate10Proで困っていないので、購入することは無いと思いますが…
kc_iOS9.2.1
kc_iOS9.2.1さん・投稿者
Gマスター
>ヨッシーセブンさん

>eSIMの入れ替えが困難なのだからこそ、主回線がeSIMで、
>副回線が物理的なSIMのほうが良いのでは…

はい、ご指摘の通り、これはユーザーTPO次第でしょう。主回線を長期間、変更無しで維持するユーザーと、私のように主回線を頻繁に変更するユーザーとでは利便性が異なります。

私の使い方としては、国内MVNOを物理SIMスロット、複数の海外グローバル・ローミングSIMをeSIMへ… といった使い方でしょうか。
と言うことで、(T-Mobileのグローバル・プリペイド対応の全容不明ですが) 、将来的な期待としてはeSIMに 3HK、T-Mobile-US、SIM2FLY(現在未対応), EE(プリペイド・現在未対応)等のサービスをロードしておきたいところです。

余談ですが、香港系サービスとしても、既に
- 3HK
- 1O1O and CSL
- China Mobile HK
- SmarTone
等が現時点で iPhone eSIM対応しているようなので、香港勢の今後の新グローバル・プリペイド・サービス・リリースを期待したいところです。(China Unicom HKが現時点でeSIM未対応なのはちょっと不思議です)
| 今のうちに香港版もしくは大陸版を
| 入手しようか考えています。

パンツなどで購入できるけど、
技適の問題があるので、躊躇しています。
海外での利用が主なら良いのですが。。。。
»ひみつ77さん
私の場合は当面海外ぐらしなので、日本の技適問題は無関係です。

国内版はSuicaが使えるのでしたっけ?
そうだとすると、国内版も捨てがたいです
iPhone XR、twitterでお買い得案件があったので、購入(契約)していまいました。(^^;)
ただ、分割購入案件なので、繰上げ一括をしても、SIM ロック解除できるのは2月になりそうです。。。。(MNP弾契約からMNP後6ヶ月程度契約継続後解約までで総額約40K円の出費)
kc_iOS9.2.1
kc_iOS9.2.1さん・投稿者
Gマスター
>ひみつ77 さん
おおおっ! ついにXRをゲットしましたかぁ!! いいなぁ!

海外キャリアも対応が進んできているようですし、グローバル・ローミング・SIMサービスもeSIM対応が潮流のようになって来ているようなので楽しみ倍増ですね。
XRが届いたら 既リリース済みのサービスなどアレコレeSIMロードしてみて情報シェアしていただけると有難いです。体験レポートを楽しみにしています( ´∀` )/
新しい掲示板の書き込みを見て少し考えました。

副回線はあまりランニングコストを考えなくて良いから、一度決めた通信会社は固定できるけど、主回線は年に一度位MNPするので、物理SIMが良いということですかね?

私としては、やはりどちらも物理SIMが安心できそうです。
kc_iOS9.2.1
kc_iOS9.2.1さん・投稿者
Gマスター
>ヨッシーセブン さん
>副回線はあまりランニングコストを考えなくて良いから…

はい、そういう理解もありですね。

私的なiPhone eSIMの利用法としてはeSIMに : 

-SIM2Fly (対応済)
-3HK (対応済)
-T-Mobile (12/末・対応予定)
-EE (現在・プリペイド・サービス未対応)
-GigSky (対応済)

等のグローバル・ローミング・プリペイド・サービスを複数格納しておいて、渡航先に合わせて使い分ける方法を考えています。
どこかで見かけた情報では、iPhone eSIMには5つのサービスまでが同時格納できるとのことのようだったので。。。この複数格納も eSIMの有難いところです(未確認情報ですが)

もちろんこれらサービスも臨機応変、さらに魅力的なサービスが出てくれば即サービス入替え対象です。月次契約(主)回線の登録/削除に比べ、eSIM対応のプリペイド・サービスはeSIM格納方法や制約においてその登録/削除が格段に容易に行えるのが特徴です。

物理SIMカードを入手する
- 手間が不要、
- 持歩き不要、
- 入替え不要も大きなメリットです。

そのうち MTX Connectや、他のグローバル・ローミング・プリペイド・サービスも順次eSIM対応してくることでしょう。楽しみです。



>主回線は年に一度位MNPするので…

私は公私ともにランニングコスト・ゼロ円の英・米・日のIP電話3本電話番号利用者なのでMNPとは無縁です。国内SIMはキャリア、MVNO共に当面eSIM対応しそうにないので物理SIMスロットで臨機応変に渡り歩きます。
|iPhone eSIMには5つのサービスまでが同時格納
|できるとのことのようだったので

以下、先日のIIJの講演会で、懇親会にてOさんにお聞きした内容です。
ただ、正確に記憶していな(理解していな)かったりするので、以下の内容は参考程度に捉えて下さいね。

・IIJでのeSIMは技術的にはreadyか?サービス適用に向けての ハードルは?
 → デバイス依存性、2019年春提供想定
 *検証が大変な感じでしたね。
・プロファイル登録以外の機能は?(SIM APPやプロファイルの切替等)
 → 可能ではあるがデバイスの互換性の課題あり
・プロファイルダウンロード時の経路は?
 → WiFiなど(クラウドSIMのような方法は使えない模様)
・プロファイルは幾つ位登録可能?
 → 5個程度
.....
kc_iOS9.2.1
kc_iOS9.2.1さん・投稿者
Gマスター
おおおっ、IIJ情報でも 「eSIM格納は5サービス程度…」でしたか。とても便利になりそうですね。あとは実際に格納サービスの入れ替えに際して、格納サービス削除手順、チャージ残高の維持、プラン購入の手続きや、再格納時のeSIM化手順など、具体的な仕様に伴う How-Toがどんなものなのかとても興味あります。
kc_iOS9.2.1
kc_iOS9.2.1さん・投稿者
Gマスター
「eSIM格納は5サービス程度…」という情報は、インドのキャリア、Airtel社 と Jio社の会話に出ていたものでした。。。
以下、ご参考まで。
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ドコモR&Dの広報誌 テクニカル・ジャーナル
 Vol.26 No.3 November.2018
Technology Reports
 GSMA eSIM仕様に準拠したLPAアプリケーションの開発
https://www.nttdocomo.co.jp/binary/pdf/corporate/technology/rd/technical_jou
rnal/bn/vol26_3/vol26_3_012jp.pdf
kc_iOS9.2.1
kc_iOS9.2.1さん・投稿者
Gマスター
9TO5Macによると、 Dec/11現在の世界のキャリアのiPhone XS/XR eSIM対応の状況は、

Norway – Telenor
Canada – Fido, Lucky Mobile, Rogers
Poland – Orange
Qatar – Ooredoo, Vodafone
Croatia – Hrvatski Telekom
Singapore – M1
Denmark – 3
Spain – Movistar, Orange, Vodafone Spain
Estonia – Telia
Sweden – 3, Tele2
Finland – Telia
Switzerland – Sunrise, Swisscom
Taiwan – APT
Hong Kong – 1O1O, csl, China Mobile Hong Kong, SmarTone, 3
Thailand – AIS, dtac, True Move H
United Arab Emirates – du, Etisalat, Virgin Mobile
Kuwait – Ooredoo
United States – Verizon, AT&T
United Kingdom - EE

とのことです。。。
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